産婦人科医療機器支援~患者の声~
ジェンは今年5月に千曲国際交流協会の助成を受け、パルワン県チャリカ地区のチャリカ100床病院の産婦人科へ医療機器の提供を行いました。
今日は医療機器提供後に、同病院の患者から聞いた声をご紹介します。
サバザ・グルさんは下の写真の新生児の祖母で、パルワン県に隣接するカピサ県のニジュラブ地区から来ました。
サバザさんは2年前、義理の娘が妊娠8か月の時に体調を崩したため、彼女に付き添ってチャリカの県立病院に来たそうです。サバザさんの義理の娘はそこで出産しましたが、その病院には低体重児に対応できる設備がなく、赤ちゃんはカブールの病院に移動しなければならなかったそうです。残念ながら、カブールに到着する前に、赤ちゃんは亡くなってしまいました。
今回、サバザさんの義理の娘は再び妊娠40週でチャリカ100床病院産婦人科に入院することになりました。サバザさんはこのように話してくれました。
「2年前の経験から、私はこれから生まれてくる赤ちゃんのことが心配で、病院のお医者さんに新生児のための設備が整っているかどうか、確認をしました。
その際にお医者さんが、1か月前にジェンが産婦人科用の医療機器(保温器、パルス・オキシ・メーター、紫外線照射器)を提供したので、新生児のケア設備は整っていると教えてくれたんです。
お医者さんは、保温器やその他機器を個室に設置したことで、ここの患者をカブールへ移送しなくてもよくなったと言っていました。
それを聞いて私はとても安心しましたし、日本の人々とジェンに感謝しています。
1週間前、私の孫は帝王切開手術を経て生まれ、適切な新生児用の処置を受けることができました。今は義理の娘も孫も、とても元気です。」
【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】