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2013年7月 4日 (木)

産婦人科医療機器支援~患者の声~

 ジェンは今年5月に千曲国際交流協会の助成を受け、パルワン県チャリカ地区のチャリカ100床病院の産婦人科へ医療機器の提供を行いました。

 今日は医療機器提供後に、同病院の患者から聞いた声をご紹介します。

 サバザ・グルさんは下の写真の新生児の祖母で、パルワン県に隣接するカピサ県のニジュラブ地区から来ました。

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 サバザさんは2年前、義理の娘が妊娠8か月の時に体調を崩したため、彼女に付き添ってチャリカの県立病院に来たそうです。サバザさんの義理の娘はそこで出産しましたが、その病院には低体重児に対応できる設備がなく、赤ちゃんはカブールの病院に移動しなければならなかったそうです。残念ながら、カブールに到着する前に、赤ちゃんは亡くなってしまいました。

 今回、サバザさんの義理の娘は再び妊娠40週でチャリカ100床病院産婦人科に入院することになりました。サバザさんはこのように話してくれました。

「2年前の経験から、私はこれから生まれてくる赤ちゃんのことが心配で、病院のお医者さんに新生児のための設備が整っているかどうか、確認をしました。

 その際にお医者さんが、1か月前にジェンが産婦人科用の医療機器(保温器、パルス・オキシ・メーター、紫外線照射器)を提供したので、新生児のケア設備は整っていると教えてくれたんです。

 お医者さんは、保温器やその他機器を個室に設置したことで、ここの患者をカブールへ移送しなくてもよくなったと言っていました。

それを聞いて私はとても安心しましたし、日本の人々とジェンに感謝しています。

 1週間前、私の孫は帝王切開手術を経て生まれ、適切な新生児用の処置を受けることができました。今は義理の娘も孫も、とても元気です。」



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7月 4, 2013 医療支援 |