学校教員への衛生教育研修
JENは2月に、パルワン県のスルヒ・パルサ地区とシーハリ地区の32校の小学校、中学校、高校の494名の教員対象に、3日間の衛生教育研修を実施しました。
衛生教育を受講した教員は、5月から7月の夏休みを除く10月までの5ヶ月間にかけて、毎日の授業の中で衛生教育を行っていく予定です。この継続的な指導と実践を通して、子どもたちが正しい衛生教育の知識を身につけ、正しい衛生習慣が普及することを目指しています。
教員対象の衛生教育の研修では、衛生教育の観念と重要性、水や食事の衛生、手洗い、爪切りや歯磨き、下痢症状の脱水状態の予防として用いられる経口補水液(ORS)の作り方などの理論学習と実践を行いました。
研修はグループワークや討論などの参加型のワークショップ形式で行われ、参加した教員の方々は、衛生教育に対して非常に興味を示し、多くの質問があり、活発な討論が繰り広げられました。3日間の研修を通して、教員の衛生教育に対する知識や実践力が向上し、教員の方々はこの研修で学んだことを生徒へ伝えていくことを約束し、研修が終了しました。
【衛生教育のグループワーク】
【ORSの作り方の実習】
【手洗い実習】
以下は衛生教育研修を受講した教員へのインタビューです。
教員名:サイド・アディル・シャー(先生
学校名:スルヒ・パルサ地区ハザラ・ゼナップ・ロレンジ女子高校
「私は、以前は衛生教育の観念がありませんでした。この衛生教育研修を受けることによって、私たちの生活でどれだけ重要であり、役に立つのか、またどんな恩恵を受けることが出来るのかを知ることが出来ました。
衛生教育を知っていくことはとても興味深く、今は研修で学んだトピックの全ての知識を得ることが出来ました。
ここで得た知識、実践方法を私の学校の生徒に伝えていきます。また生徒から家族全員に伝えてもらうようにします。このような素晴らしい研修の機会を与えてくれたことに感謝しています」