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2013年2月28日 (木)

遠隔事業管理のカギ

 以前ここでお伝えした通り、JENのアフガニタンプログラムはパキスタンのイスラマバードから遠隔で管理をしています。

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 プロジェクトの遠隔管理は、マネジメントの中でも非常に難しいものの一つとされています。これを行うためには、成功のカギとも言える以下のポイントに気をつける必要があります。

•オンラインのコミュニケーション: 電話やメールでは相手の表情やジェスチャーが分からないので、言葉のみに頼ることになります。そのため、チームのメンバーはオンラインコミュニケーションのテクニックを知る必要があります。

•適切な情報共有:情報共有する際には、常に細心の注意を払わなければなりません。例えば、情報を必ず共有しなければならないメンバーをメールの宛先に入れ忘れてしまったり、個人情報を関係の無いメンバーに誤って送信してしまったりといったミスは避けるべきで、適切な判断が必要となります。

•文化・地域的な違いの尊重:時差や、文化の違い、その他にも地域や社会的な背景は、自分の目の前にいない相手と話す時にも、常に意識しておかなければなりません。

•対面会議:遠隔管理とはいえ、時々はお互いの顔を見ながらミーティングをすることが重要です。現地スタッフが国際スタッフと会う機会をもつことで、お互いをよりよく知ることができますし、現地スタッフが自分を組織・チームの一員であることを実感できます。

•自分のチームを知ること: マネージャーは自分のチームメンバーの能力を知り、信頼することが大事です。また、チームメンバーが事業管理や事業そのものにどれほど重要か、本人へきちんと伝えなくてはなりません。

•平等な対応: 事務所スタッフも現地スタッフも組織にとって貴重な財産であるため、平等に接しなくてはなりません。勤務地に関わらず、チームのどのメンバーも各々担当する職務があり、その実績にもとづいて公平に評価される必要があります。

 これらのポイントに気をつけながら、JENのイスラマバードチームは、より効果的で効率の良いプロジェクトを目指して業務に取り組んでいます。

イスラマバード事務所 シャヒッド・カーン(プロジェクト・アシスタント)

2月 28, 2013 事務所・スタッフ |

2013年2月14日 (木)

南アジア最大のイスラム教寺院「ファイサル・モスク」

 JENのアフガニスタン事業の事務所があるパキスタンのイスラマバードには、南アジアで最大、世界で4番目に大きいというイスラム教寺院があります。

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 同寺院は、1986年にサウジアラビアの第3代国王ファイサル・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・サウードによって建設され、同国王の名前を冠して「ファイサル・モスク」と命名されました。
 パキスタンのナショナル・モスクにも制定されており、宗教行事がある日は講堂に入りきれないほどの人たちが集まります。

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 入り口で靴を預けます。

 残念ながら中まで撮影できませんでしたが、私が行った時間がちょうどアザーン(お祈りの時間)と重なったため、たくさんの方がお祈りに来られていました。

 この寺院は山のふもとに建てられており、敷地はおよそ5000㎡、講堂は1万人以上を収容できるほど広く、その大きさと迫力に圧倒されます。イスラム教徒以外の人でも見学は可能であり、非常に見ごたえのある施設です。

2月 14, 2013 文化、生活、習慣 |