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2012年12月13日 (木)

アフガニスタンのクリケット

 アフガニスタンのチャリカ事務所フィールドオフィサーのハミドゥラー・ハミドです。
今回はアフガニスタンの人気スポーツ、クリケット事情をご紹介します。

【クリケットファンの子ども】
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 1990年代、パキスタンのペシャワールで暮らしていたアフガニスタン難民の間でクリケットの人気が高まり始めたのが、アフガニスタンでのクリケット人気の始まりでした。

 1995年にアフガニスタンクリケット連盟が設立され、難民の人びとは2001年後半にアフガニスタンへ帰還した後もクリケットを続けました。同2001年中にはクリケットのナショナルチームが発足し、2010年には女子のナショナルチームも結成されました。

【アフガニスタン女性のナショナルチーム】
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 アフガニスタンチームは2008前半以降、世界クリケットリーグの中で急速に頭角を現し、ICC(国際クリケット協会)ワールドカップ2009、ICCリーグ部門2010に出場したほか、2010年のICC World Twenty20(世界選手権大会)では、インドや南アフリカと対戦しました。

 アフガニスタンのナショナルチームは、4日間マッチ(クリケットには、短時間で終わるものから数日に渡るものまで様々な試合形式があります)で一度も敗れたことがないという、世界記録を持っています。

 またアフガニスタンチームは、ACC(アジアクリケット協会)Twenty20 Cup 2007、2009、2011においても勝利をおさめ、2012年のIcc U-19 ワールドカップ、2012年ICC World Twenty20では、世界トップランクのインドやイングランドと対戦し、世界を驚かせました。自国の英雄たちが世界トップクラスの国と対戦するという、アフガニスタンの国にとって信じられないような夢物語が、現実となったのです。

【2012年WCCにて国家斉唱をするアフガニスタンチーム】
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 クリケットはアフガニスタンの国とアフガニスタンチームに平和や調和、尊厳、信頼、享楽、そして愛をもたらすと私は考えています。

【2012年WCCにて、ポリオ撲滅支援のためバットにサインをする選手】
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 アフガニスタン国内には、Ghazi Amanullah Khan国際クリケットスタジアム、カンダハール国際クリケットスタジアム、Ghazi国際スタジアム、カブール国立クリケットスタジアムといった大きなクリケット競技場があります。また、クリケットの中心として知られるジャララバード市の Shezaiクリケットスタジアムも現在建設中です。
 アフガニスタン政府とクリケット委員会は、今後5年間でアフガニスタン国内の34県全てにおいてクリケット競技場を建設する計画をたてています。

 ハミドゥラー・ハミド(フィールドオフィサー)

12月 13, 2012 文化、生活、習慣 |