職員研修
以前この支援速報で、セキュリティー・トレーニングについて報告しましたが、JENには外部の専門家による研修だけではなく、団体内で行う研修も多くあります。各スタッフが持つバックグラウンドや専門性が多様なことと、支援内容が画一的ではないからです。
JENの活動は、「どのような支援がしたいか」ではなく「どのような支援が現地で最も必要か」を基準にしており、必要な支援の実現のためには多方面の知識と広い視野が必要です。例えば、セキュリティー以外にも、一般的なプロジェクトマネージメントや、ジェンダーといったテーマの研修も行います。
このような研修は国際スタッフだけではなく、事業地の現地職員同士でも行います。11月上旬、アフガニスタンでは、職員のコミュニケーション向上と情報共有の効率化のための研修を、現地職員のみで行いました。
JENではアフガニスタンの支援活動を国際スタッフがパキスタンのイスラマバードから管理しており、現地職員との連絡をメールと電話を中心に行っています。そのため、コミュニケーションスキルは事業の要となっており、全員の能力向上は欠かせません。
今回は現地職員の中で、コミュニケーション分野での専門知識を有する経験豊かなスタッフが講師となり、自主的に研修を行いました。このような研修を通じてスタッフの能力・組織力を高め、より効率的で質の良い支援を行えるよう、今後とも尽力してまいります。