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2012年11月 1日 (木)

世界手洗いの日

 国際衛生年であった2008年から、「正しい手洗いを広める」ことを目的に、毎年10月15日が「世界手洗いの日」と定められました。それ以降毎年アフガニスタンでも実施されています。

 世界では下痢が原因で命を落としている子どもがたくさんいます。手を洗うことによって下痢を約42%も防ぐことが出来るとユニセフより報告されており、手洗いの習慣によって人々の命を救うことが出来ます。
 日本では手洗いは当たり前のこととされており、どこでも安全な水を手に入れることができますが、世界では手を洗える給水施設自体がなかったり、衛生習慣が定着していなかったりするために、下痢をおこしてしまう状況があります。JENの事業地のパルワン県でも清潔かつ安全な水へのアクセスが非常に少なく、また正しい衛生習慣が定着しておらず、子どもたちの間で下痢症が最も多い病気の1つとしてあげられています。

 JENは今年10月15日に「世界手洗いの日」の衛生促進キャンペーンのイベントを県教育局、学校、コミュニティと協力して、アフガニスタンのJENの事業地であるパルワン県のジャブサラージ地区の5つの学校(ザルビア高校、アボザル・ガファリ高校、ジャブル・サラジ女子高校、グル・バハル第一女子高校、ハジ・ハイカディン女子中学校で実施しました。
 

【ジャブル・サラジ女子高校の様子】
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【ザルビア高校の様子】
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 イベントは午前10時から午後1時まで行われ、パルワン県の県教育局長、教育局の代表職員、コミュニティーリーダー、学校の先生、生徒が参加しました。これは学生たち参加型のイベントで、楽しみながら衛生習慣の知識、実践の大切さを学んでもうらという目的で、歌、寸劇、ロールプレイ、クイズ大会、また夏休みの宿題であった手洗いをテーマにした絵のコンテストなどが盛り込まれました。

 プログラムはイスラム教のコーランを朗唱することから始まり、学校の校長先生が衛生習慣の重要性について説明した後で、事前にJENの職員と学校で作曲・作詞した衛生教育促進のメッセージが入った歌を学生が合唱しました。

【合唱チームの横で手洗いの実践】
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 合唱の後は、教育局長が石鹸を使用した手洗いについての重要性や「世界手洗いの日」の歴史を話しました。学生が自ら準備した衛生教育をテーマとした寸劇を披露し、ロールプレイを実施し、衛生習慣のメッセージを伝えました。衛生習慣に関する質問大会は大いに盛り上がり、学生たちは楽しみながら参加し、質問に対して正解を競い合いました。

 また、夏休みの宿題であった、衛生教育に関するテーマを扱った絵のコンテストも実施され、優秀者には景品も用意されました。

【コンテストに出展された絵】
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 この「世界手洗いの日」のイベントでは、学生が主体的に参加し、楽しみながら衛生教育について学び、意識を高めるという目標を達成することが出来ました。
ジェンでは、今回の初イベントから得た反響や学びを生かし、来年の「世界手洗いの日」のイベントを創意工夫することで、子どもたちが衛生教育の知識を深め、実践を続け、健康状態が改善するよう、更に盛り上げていく予定です。

11月 1, 2012 衛生教育 |