新しいスタッフが仲間入りしました。
JENのアフガニスタン担当経理・総務アシスタントとしてJENイスラマバード事務所で働くことになったムハンマド・シャヒド・ハーンです。
今日は私の自己紹介をしたいと思います。
私は、1984年にパキスタン北部の丘陵地帯にあるチトラール県の小さな町で生まれました。その頃私の父は、パキスタンのハイバル・パフトゥンハー州第2の都市・マルダンで働いており、家族でこの町に移住しました。この町で2003年まで学校に通った後、パキスタン最大の経済都市であるカラチに行き、ITの学位を取得しました。パキスタン中から様々な異なる文化の人たちが集まるこの大都市で人びとと交流したことは、私にとって貴重な経験になりました。
その後はマルダンに戻り、2009年に地元の大学でMBAを取得しました。ちょうど私がマルダンで在学中の2008年に、パキスタン軍が北西部部族地域の武装勢力を掃討する作戦を開始しました。その結果、何千家族もの人びとが州都ペシャワールやマルダン、その他の都市にIDP(国内避難民)として避難し、ある家族はホストファミリーの家に滞在し、ある家族はキャンプで生活し始めました。私は友だちと一緒に、大学の講義の後にボランティアでIDPの人びとの支援を始めました。その時にキャンプである地元のNGOの人と知り合い、経理・総務アシスタントして働くことになりました。
このNGOはしっかりした仕組みや組織を持つ団体ではありませんでしたが、この時の経験が私のキャリアの大切な出発点になりました。2010年4月にはOTIという団体で、パキスタンのFATA(連邦直轄部族地域)のバジョール管区で働くことにしました。ここはパキスタンで活動する武装勢力の拠点の1つであるため、世界で一番過酷な勤務地の1つです。私はここで、どんな状況下でも働けるという自信を得ました。
そして現在、私はJENで勤務しています。仕事の環境や同僚はとても素晴らしく、これから長く働いていきたいと思っています。