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2010年12月22日 (水)

アフガニスタンの結婚文化

 アフガニスタンの結婚文化をご存知でしょうか?
 他の国とは少し違っているところがあります。
 結婚する相手を親が決めてもらうこともありますが、もちろん恋愛結婚というのもあります。

 婚約が正式に決まると花嫁の父親は6千ドルから8千ドル(約7万円)ぐらいの“お嫁代”と呼ばれる大金を花婿側に請求できます。それに加えて、新郎の家族からお嫁さんのために高価な衣装2、3着と香水、化粧品などの多くのおしゃれ用品が贈られます。新郎の家族が負担するのはそれだけではありません。二つの家族の一大イベントである結婚式の日のために、親戚の全員分の晴れ着も用意しなければなりません。

 このような準備が整いましたら、いよいよ結婚式本番です!
ホテルなどの式場に両家の親戚や友人たちを招いて新婚の二人を祝福してもらいます。ご馳走を用意するのももちろん花婿側のお仕事です。ご馳走のあとには歌を歌い出す人、踊る人や奇妙でおかしな行動をとる人などそれぞれ自由に楽しみます。

 このような結婚式が終わると新婚夫婦の仲だけでなく、お互いの親戚の間でもますます関係が深まっていきます。年中を通してご馳走や贈り物を持参しながら、お互いの家を訪ねて行くのです。

12月 22, 2010 文化、生活、習慣 |

2010年12月 9日 (木)

アフガニスタンの再建に関わる

 30年以上に及ぶ戦争を経験したアフガニスタンでは、多くの民間企業や政府の建物が破損したり、ときには崩壊したりしました。病院、学校、農業施設や道路などが壊れているため、病気の人々がテントで治療を受けたり、子どもたちがテントやモスクで勉強したりしています。

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 選挙によって発足した新アフガニスタン政府は、こうした状況をうけて、ビルや道路のインフラ建設に力を入れています。その結果、住宅建設分野の民間企業と市場が生まれ始めています。病院や学校、農業施設といった公共施設もNGOや国連機関の支援により修復されています。近隣諸国の協力により、道路建設も進んではいます。

 しかし、インフラ再建はまだまだ十分とは言えず、現場は依然大きなニーズを抱えています。それに、アフガニスタンでは質の高い建設工事のできる会社はまだ限られています。

 私はJENのエンジニアとして採用され、アフガニスタンの再建に直接携われることを誇りに思います。これからも、私たちの国に必要な知識を学び、必要なものやサービスを人々に供給していきたいと思います。

 JENアフガニスタン エンジニア
 ナジブラ・ハリルザイ

12月 9, 2010 事務所・スタッフ |