チャリカの水の歴史
チャリカはパルワン州に10ある地区の一つです。カブールから北に60キロの地点にあり、パルワン州の中心部です。
およそ1万世帯がチャリカやチャリカ郊外の高地に住んでいます。この地域には、45年前、中国人によってパンジャシール川から引かれた運河が造られ、現在も町の中心部を流れています。全人口のうち、約95%の人たちがこの運河を利用していますが、この水は清潔ではありません。
町には、50年ほど前から、大型の貯水ろ過システムがあります。これは、日本の技術者によって造られました。運河から引かれた水は、ポンプによってこの貯水ろ過システムでろ過されます。この貯水ろ過システムの容量は500立方メートルで、ろ過された水は市内のごく限られた家庭のみに送られます。
町の北側には、グルグンディ地区という場所があり、ここには40年ほど前に町の人たちが掘った泉と用水路からのきれいな水があります。ここの水が政府やNGOによって整備され、町に届くようになりました。今では、これら2箇所からのきれいな水が、町の家庭の5%に行き渡るようになっています。