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2010年4月15日 (木)

アフガニスタン 未来の希望

100413_2   私はナジブラ・ハリルザイといいます。2010年3月7日から、JENの事業地であるパルワン州チャリカ地区のサイトエンジニアとして働いています。

 30年間の紛争で、約300万人ものアフガニスタン国民が、死亡もしくは負傷しました。政府側も反政府側も多くの病院や学校を破壊したので、大勢の人々が外国へ逃げなくてはなりませんでした。私たち国民の人権は忘れ去られ、訓練を受けた正規の警察や軍も崩壊しました。

 今、アフガニスタンでは、人々の選挙で選ばれた新しい中央政府が樹立され、私たちの生活にも良い変化が訪れています。人権は守られるようになり、アフガニスタンの全ての州で、人々が平等の権利を持てるようになったのです。

 国家の再建に向けて、たくさんの海外の団体が、アフガニスタンの教育、保健、インフラ整備、経済など、様々な分野で支援をしています。けれども、アフガニスタンのように破壊された国では、今以上に多くの支援が必要です。

 治安の面では、一時期はいなくなっていた警察や軍隊が、毎日訓練に励んでいます。ただし、この国ではまだ戦闘が続いており、未だに一部の地域では、政府がコントロールできない場所もあります。

 国際社会は多くの支援を私たちの国に届けていますが、アフガニスタンはまだまだ貧しい国です。私たちの生活が、もうこれ以上貧しさに苦しむことがなく、治安が良くなり、危険を感じずに生活ができるようになることを願っています。

4月 15, 2010 文化、生活、習慣 |