学校を建てるということ
今年の4月に建設を開始したパルワン県チャリカ地区のヘマヤトル・アスラム高等学校は、12月半ばの完成を予定しています。95%以上が完成し、もうすぐ建物の上塗り作業と電気の配線工事が始まります。
10月に撮った写真左は、このマヤトル校の建設工事を請けて下さっているアフガンアメリカンカンパニーのラヒミ社長、右はエンジニアのフェダ・ムハマド氏です。ラヒミ社長はこう話します。
「アフガニスタンの70%以上の人は読み書きが出来ません。きちんとした教育なしには、この国の発展はありません。
私自身は奨学金を受けて米国カリフォルニア大学でエンジニアリングを勉強し、英国オックスフォードで都市デザインの修士号を取りました。アフガニスタンが共産国だった時代には、サウジアラビアの大学で助教授として教鞭をとっていたこともあります。
その後、国の復興のためにアフガニスタンに戻り、今の会社を設立しました。これまで省庁官舎や病院の他、学校や一般住宅などを建てました。これからも多くの学校を建設し、国へ貢献するつもりです。
建設作業は、雇用も生みます。今、この国で何よりも大切なことです。」