新しい仲間
5月15日深夜、パキスタンのイスラマバードに到着しました。荒木名穂子です。私はこれから、現在アフガニスタンでの事業を遠隔管理で、ここパキスタンから担当する予定です。
アフガニスタン国内の治安悪化のため、JENの国際スタッフは一昨年の10月以来、アフガニスタンの首都カブールには駐在できなくなりました。遠隔管理3年目の今年、アフガニスタン人スタッフが現地での活動を直接実施する傍ら、私はこのイスラマバードからアフガニスタン事業を円滑に進めるために必要な業務を行っていきます。
遠隔管理で事業を実施するなかで、Face to Faceのコミュニケーションが出来ないことが原因で、スタッフ間に軋轢や小さな誤解が大きくなったり、精神的フラストレーションが蓄積しがちになるという弊害も生まれます。そのため、アフガニスタンの現地スタッフとの事業遂行には通常の何倍ものコミュニケーションそしていわゆる労力を要します。
心身ともに健康な状態で質の高い支援を継続していくために、スタッフは意識してストレス解消に努めることが必要です。しかし、イスラマバードでの外出先は、治安面で制約がありますし、女性の場合はさらに、パキスタンの慣習を考慮すると、昼間でも一人歩きなどは自粛をした方がよいようです。
このような環境下のパキスタンでの生活に慣れるには少し時間がかかりそうですが、今から何を発見できるのかが楽しみでもあります。心身健康で、同事業担当の仲間と共に力を合わせて、アフガニスタン事業を実施していきます。
支援者の皆様、今後も引き続きアフガニスタン事業へのご支援を賜りますよう宜しくお願いいたします。