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2009年4月23日 (木)

春を迎えたアフガニスタン 

 長く厳しい冬が終わり、アフガニスタンにもようやく春がきました。素晴らしいお天気です。木々や植物や畑は緑色に染まります。失業や食糧不足で生活は相変わらず大変厳しいですが、春は人々を幸せな気持ちにします。アフガン人は外出も多くなりますし、またピクニックへも出かけます。

 4月末には「ムジャヒディンの日」と呼ばれる大きなイベントがあります。アフガニスタン最後の共産党政権、ナジブラ政権からムジャヒディンに政権交代した日を祝うイベントです。この日はアフガニスタンの祝日になっていて、大人も子どももモスクや公共のホールに集まってスピーチを聞き、ソ連のアフガニスタン侵攻を思い出します。

 今年の夏には、アフガニスタンはさらに大きなイベントがあります。大統領選挙です。人びとは治安の悪化を懸念しており、選挙への思いは非常に複雑です。

-現地スタッフ イナヤトラより-

4月 23, 2009 文化、生活、習慣 |

2009年4月 9日 (木)

子どもたちが安心して勉強できる環境を整えるために

090409_picture8_001_low  パルワン州トグベルディ村で実施した衛生教育ワークショップが終了しました。合計で2520名の参加者が、紙芝居で使われる絵などを教材にしたワークショップに参加しました。今後は、同じ村のヘマヤトル・アスラム校の学校校舎再建を開始します。
 
(左:屋根のない校舎、直射日光があたる)

 アフガニスタンでは長く続いた内戦のため、学校校舎が圧倒的に不足しています。特に激戦区であったパルワン州では、大部分の校舎が破壊されました。ヘマヤトル・アスラム校は、現在、校舎そのものがありません。テントや民家を借りて、または屋外で、夏は猛暑の中、冬は厳寒の中、子どもたちは勉強しています。090409_picture8_008_low

 快適な教育環境を整えることにより、子どもたちが自らの未来に夢を持ち、そして夢をかなえられるよう、ジェンは支える支援を続けていきます。(右:テントで勉強する子どもたち)

4月 9, 2009 学校修復・建設 |