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2009年3月12日 (木)

共に一歩ずつ!

~ジェンのスタッフと支援地の人びと~

 衛生教育事業を実施している村では、公衆衛生や一人一人の健康状態は良好とは程遠く、人々の生活の困難さを改めて目の当たりにしました。

 紛争のため、健康な生活を送るために必要な知識を学ぶことのできなかった人々は、健康が日々の生活とどのように関連しているかを知らなかったのです。

 現在、アフガニスタン各地で国内外の団体による、人びとのキャパシティビルディングの支援活動が行われています。しかし、対象者があまりにも多く、全ての人びとにその支援が行き渡るにはまだまだ時間がかかりそうです。

 JENは支援地であるパルワン州の保健局とともに、トグベルディ村周辺の村人や子どもたちに対し、衛生教育のワークショップを開始しました。事業開始時は、私たちの活動目的や内容を人びとに理解してもらうのが難しいこともありました。しかし、今ではJENやJENのスタッフに対して大きな感謝の気持ちを表して下さるようになりました。また最近では他の地域のリーダーからも、同様のプログラムを彼らの村でも行って欲しいとの多くのリクエストを受けるようになりました。

 衛生教育事業を中心となって行うフィールドオフィサー、衛生専門家、衛生教育推進員からなる衛生教育委員会は、当初、目的の共有や住民の協力体制などで困難な場面にも遭遇しました。しかし、この事業で村の人びとが衛生についての学びを楽しむようになったことが、チームメンバー全員の喜びとなり事業継続への熱意ともなっています。

ジェン チャリカ事務所マネージャー 
イナヤトラ

3月 12, 2009 教育支援 |