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2009年3月31日 (火)

カブール事務所長Blog柴田哲子の「雲外蒼天」終了のお知らせ

2009年3月31日をもちまして、終了いたしました。

長きにわたり、皆さまからのサポートを賜りましたこと、

厚く御礼もうしあげます。

http://jen-afghanistan.cocolog-nifty.com/

JENアフガニスタンのプロジェクトは、支援スタート8年目を迎えた今年も、引き続き実施しています。今後とも、アフガニスタンの人々への温かいご支援をよろしくお願いいたします。

JENスタッフ一同

3月 31, 2009 事務所・スタッフ |

2009年3月26日 (木)

「修理名人」の病

090326_qsaim_car   アフガニスタンでジェンのドライバーを務めるカシームは、いつも支援活動へ一番乗りします。彼は、どんな仕事にも全力で、特に大切な車の整備をおこたりません。支援地の村々へ赴くと、一日の終わりには丁寧に車を磨きあげることも忘れません。それだけではありません。事務所の発電機などの修理も得意で、私たちは彼を「修理名人」と呼んでいます。

 そんな彼が先月、病に倒れました、左半身に麻痺が出ているそうです。倒れた直後、彼はパキスタンのペシャワールにある病院で治療を受け、今はアフガニスタンに戻り治療を続けています。みんな彼をおそった麻痺に驚き、心配しました。現在、彼は自宅で療養を続けており、医師によると適切な治療を受ければ、6ヶ月後には仕事に復帰できるとのことです。

 カシームがジェンで働き始めて4年になります。いまや、すべてのスタッフにとってとても親しみやすく、協力的な頼れる存在です。彼の一番の友人は、今はもう帰任した元現地駐在国際スタッフです。カシームは、何度も私たちローカルスタッフに数あるエピソードを聞かせてくれます。090326_p8140021_low_2

 家族の大黒柱であり、奥さんと2人の男の子、1人の女の子と生活しています。私たちは、彼が元通りに復帰するまで、彼と家族も支えを続けるつもりです。

 先日、カブール訪問しましたが、彼の不在がとても寂しく、主人のいない車を見るのはとても心が痛みました。彼の一日も早い復帰を私たちは祈っています。

3月 26, 2009 事務所・スタッフ |

2009年3月12日 (木)

共に一歩ずつ!

~ジェンのスタッフと支援地の人びと~

 衛生教育事業を実施している村では、公衆衛生や一人一人の健康状態は良好とは程遠く、人々の生活の困難さを改めて目の当たりにしました。

 紛争のため、健康な生活を送るために必要な知識を学ぶことのできなかった人々は、健康が日々の生活とどのように関連しているかを知らなかったのです。

 現在、アフガニスタン各地で国内外の団体による、人びとのキャパシティビルディングの支援活動が行われています。しかし、対象者があまりにも多く、全ての人びとにその支援が行き渡るにはまだまだ時間がかかりそうです。

 JENは支援地であるパルワン州の保健局とともに、トグベルディ村周辺の村人や子どもたちに対し、衛生教育のワークショップを開始しました。事業開始時は、私たちの活動目的や内容を人びとに理解してもらうのが難しいこともありました。しかし、今ではJENやJENのスタッフに対して大きな感謝の気持ちを表して下さるようになりました。また最近では他の地域のリーダーからも、同様のプログラムを彼らの村でも行って欲しいとの多くのリクエストを受けるようになりました。

 衛生教育事業を中心となって行うフィールドオフィサー、衛生専門家、衛生教育推進員からなる衛生教育委員会は、当初、目的の共有や住民の協力体制などで困難な場面にも遭遇しました。しかし、この事業で村の人びとが衛生についての学びを楽しむようになったことが、チームメンバー全員の喜びとなり事業継続への熱意ともなっています。

ジェン チャリカ事務所マネージャー 
イナヤトラ

3月 12, 2009 教育支援 |