衛生教育:ようやく軌道にのりました
パルワン州の小学校で、今年1月より衛生教育ワークショップを開始しました。
ワークショップの対象は、トグベルディ村の生徒、教員、保護者(母親)です。これまでの文化や習慣では、女性が家の外に出ることに、村の男性は強い抵抗を抱いていました。けれども、家事を担う女性こそ、家庭内での清潔な衛生環境を保つ人です。いかにして、女性にワークショップに参加してもらうか、あの手この手を考えました。
最初は、村の宗教指導者や保守的な人たちからの反対がありました。時には、ワークショップをボイコットするなど悲しいこともありました。しかしJENは、女性の参加者が安心してワークショップを受けられる環境を整えることに徹し、人びとを根気よく説得しました。
その結果、各地区で権力を持つ人々との長い話し合いを繰り返し、同意が得られなかった一部の地域を除き、ようやく女性たちがワークショップに参加できるようになりました。