未来への希望をつなぐ
パキスタンからの遠隔管理体制に移ってから、すでに8か月が経過しました。
遠隔管理体制での事業運営は、手間もコストも倍以上かかります。それでもJENが支援を続ける理由。それは、アフガニスタンの人々と共に、途切れることなく明日への希望を繋いでいきたいと考えているからです。
現地の治安状況は、悪化の一途を辿っています。頻発する自爆テロや誘拐のほか、最近では学校も標的になることがでてきました。
JENが建設事業を行っている学校の生徒たちは、殆どが屋外や民家などでの学習を余儀なくされています。夏は40℃を超え、冬はマイナス20℃を下回る厳しい気候。加えて文化的な配慮などの影響を受けるのは女子生徒です。校舎がない学校には親が娘を送ることをやめてしまうというケースがあるからです。そのような環境下で、現地の人びとは日々の生活を続け、子ども達はすくすくと成長していきます。
子どもたちは、一度教育を受ける機会を断たれてしまったら、再び受けられるようになることが困難になることがあります。だからこそ、途切れることなく支援を続けることが重要と考えています。