この国の可能性
こんにちは、プログラムオフィサーの山形太郎です。
現事業のフォローアップと新規事業立ち上げのため、5か月振りにアフガニスタンに戻ってきました。カブール事務所に到着して最初に気づいたことは、現地スタッフが老けて見えたということです。
昨年の10月からの遠隔管理体制。当初は6年以上国際スタッフ中心に動いてきた体制を、2ヶ月間という短い期間で遠隔管理することに大きな不安を感じていました。しかし、今回彼らに会って思ったことは、彼らの方にこそもっと大きな不安と苦労があったのではないかということです。
当初、彼らの仕事能力で、しかもたった2ヶ月間での遠隔操作体制設立は不可能だと思っていました。しかし、彼らの期待以上の頑張りと成長には感動さえ覚え、彼らの増えた白髪としわの数には、より頼りになる風貌さえ感じさせられました。
現在、アフガニスタンは治安の悪化、政府の汚職、破綻国家への道を進んでいるなど、悲観的に言われています。しかし、将来、国を背負っていく彼らの成長こそがこの国の未来の可能性ではないのでしょうか。