« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月19日 (水)

現場の感覚

Afghanistan  パキスタンからの遠隔管理体制を開始してから5か月目に入りました。

 そんな中、一番焦りを感じるのは、現場感覚が日々薄れていくのではないか、という点です。例えば、アフガニスタンに居た時は、スタッフたちと長い時間を共に過ごしていたため、私自身も穴の開いた服やほつれたスカーフをそのまま着ていました。というのも、みなとても質素な暮らしをしているからです。

 一方、イスラマバードでは、女性は華やかで鮮やかなショールや服で着飾って街を闊歩しています。男性スタッフも毎日おしゃれを楽しんでいるため、さすがに穴のあいた服ではまずいと、こちらで何着か購入しました。

 ほんのちょっとの違いですが、それが積み重なっていくことで、現場にいるナショナルスタッフの苦労や悩みなどを把握できなくなること、意思疎通に大きなずれが出てくるのではないかという点に、焦りを感じています。

 今は、ほぼ毎日メールやチャットや電話で連絡を取ることしかできませんが、今できる方法で前に進めるよう努力しているところです。

(写真:事務所スタッフ一同、2007年8月撮影)

3月 19, 2008 事務所・スタッフ |

2008年3月 6日 (木)

春になりました

 JENの事業地、パルワン州では12月下旬から2月中旬まで凍てつくような寒さに襲われ、白銀の世界となっていました。

 今年の冬は、特に寒さが厳しく、アフガニスタン全土で数百人の死者が記録され、パルワン州の事業現場では気温が氷点下22度まで下がりました。1月には、教育省建設局から寒さのため学校建設の一時中止命令が出され、JENもやむを得ず2月24日まで工事を中断していました。

080306_brick_masonry_at_kobar  2月の最後の週には、今までの寒さがうそのように一転、気温が一気に15度まで上昇し、ようやく待ちに待った工事の再開です。長い冬の終わりとともに、事業現場に春の活気が戻ってきました。

3月 6, 2008 学校修復・建設 |