薔薇の花咲く楽園
アフガニスタンといえば、乾いた大地と戦争、というイメージが強いかもしれませんが、薔薇の産地として有名です。カブール市内でも、この時期ちょっとした庭がある場所に行けば、たいてい美しい薔薇が大輪の花を咲かせています。
JENの事務所にも小さな庭があり、そこに咲いた薔薇が心を和ませてくれます。涼しくなった夕方のひととき、その庭に出てぼーっとしたり、本を読んだりお茶を飲んだりする時間は、治安状況から外出がままならないカブールにいて、貴重な気分転換のひとときです。
ソ連侵攻前のアフガニスタンは、南アジアを移動してきた旅人たちが、薔薇が咲く美しい庭園で、ホスピタリティあふれるアフガニスタンの人々に囲まれて疲れを癒す楽園のような場所だったと言われています。残念ながら、今はまた、治安が悪化の一途を辿るアフガニスタンですが、ふたたび楽園に戻ることを願ってやみません。
JENはこれからも、教育支援を通して平和で安定した国づくりに貢献していきたいと思います。