9ヶ月、週6日、毎日2時間
去る11月、9ヶ月間行われてきた識字コースが終了しました。修了式では識字局の職員が見守る中、147名の生徒が修了証書を受け取りました。
2006年2月よりカブール第3地区で実施した識字事業は、2007年1月末に終了。
コース修了後に行った意識調査によると、受講期間中にほぼ全員の参加者が識字の必要性を認識し、自分の家族に字を教えたと言います。また、「9ヶ月、週6日、毎日2時間」のコースに通い続けた生徒には、次のような変化が見られました。
たとえば、コース開始前には4分の3以上の参加者が数字を読めず、そのために生徒のほとんどが電話を使えませんでした。ところが、今では文字や数字といったツールで容易にコミュニケーションができるようになりました。
また、文字を使ったワークショップでは、生徒たちが、①身近な生活に欲しいもの、②それを手にいれる方法、③手に入れる上での困難さ、④手に入れるために自分たちにできることを、紙に書きながら話し合いました。生徒たちは、文字を使って自分の気持ちを表現できるようになったと言います。
長く厳しい冬が続くアフガニスタンでは、3月末に新学期が始まります。JENは事業が終わった後も、公立学校や公の識字教室で学ぶ意欲のある生徒を継続して最後まで見届ける予定です。
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