230家族の新たな生活
2005年春から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共同で行ってきた、パルワン州チャリカ市における帰還民のための住宅再建事業が、無事に終了いたしました。支援対象家族も当初の200家族から230家族へ増え、すでに彼らの新しい生活が始まっています。
住宅再建事業のよいところは、一度は戦争で失ってしまった自らの住居を、家族やコミュニティの力でひとつずつ再建していく過程にあります。それはさながら、スコップを手に取り、土をこね、両手に一掴みの粘土をひとつひとつ重ね合わせながら壁を築くアフタニスタン独自の家づくりとよく似ています。
破壊された家々を訪ね、地道な励ましと必要な建材を届ける作業を続けながら、人々の住居再建への強い意志と未来への希望、そして何よりも家族の絆を強く感じることができました。
それは新しいアフガニスタンを彷彿とさせる人々の力強い平和への想いだと述べることができます。
10月 27, 2005 | Permalink
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