テントが教室
現在JENは、カブールから約50キロ北にあるパルワン州の学校の修復事業を行っています。修復中の学校では、工事の間、テントの仮設教室で570人の生徒たちが学んでいます。
テント教室の中では、立てかけた黒板が風ですぐに倒れてきてしまうことも少なくありません。
13年間教師を続けているラザハーン先生に聞きました。
『毎日起こる砂嵐のために、午後の授業は実施できない日が続いています。教室に加えて、やはり飲み水とトイレに困っています。このようなへき地にあり、希望を持てない環境にあった私たちに、日本の皆さんからのご支援は大きな励ましです。
心からの感謝を申し上げます。7月はもっと暑くなるので、できるだけ早くこの修復が完了することを願っています。』
この学校の修復工事は、JENのスタッフが中心となって、地域の人たちと一緒に進めています。
学校のほとりの小川が枯れてしまったために、今は工事のための水を毎日3~4キロ離れた場所から車で運んでいます。単純作業ですが、ときには1日に何往復もする必要があり、燃料や人件費などが積み重なっています。
『石をつなげるためにコンクリートを使っているので、水を確保するのに苦労しています。嬉しいことは、建物が少しずつ出来ていくにつれて、この素晴らしい校舎のできばえに、村の人たちがみんなやる気を出してがんばっていることです。』(現地スタッフ・ハルーン)
この夏には修復事業が終了し、子どもたちは新しい校舎で勉強することができる予定です。
7月 29, 2004 学校修復・建設教育支援 | Permalink
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