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2004年2月19日 (木)

孤児院に温かいプレゼント

042  1月25日、長野県更埴国際交流協会様から送られた支援物資の一部である毛布と子ども服がJENの活動地域の一つ、パルワン州チャリカにある孤児院の子どもたちへプレゼントされました。

 子どもたちの数は合計150人。イスラム教のお正月である「イード」のお休みを前に、セレモニーと贈呈を行ないました。このセレモニーには社会福祉局から多くの人々が参列し、JENからはプログラム・オフィサーの椎名規之と現地スタッフが参加しました。また、この日はパルワン州のテレビ局も取材に訪れました。 034

 冬にはマイナス10度にもなるチャリカで、この孤児院の子どもたちは1枚の毛布しか持っておらず、日本でも新しい服でお正月を迎えるように、「イード」の慣習である服の新調も出来ずにいましたが、このプレゼントで子どもたちは温かい毛布と新しい服でイードを迎えることができました。

2月 19, 2004 | | コメント (0)

2004年2月12日 (木)

図書館と本棚

1  JENが修復を行ったパルワン州・チャリカ郡にあるミル・アリ・アハメッド・イ・シャヒード(以下MAAS)校の図書室に、山梨日立建機株式会社様と山梨県立吉田高校様から、本棚の製作費をご寄付いただきました。

 MAAS校では2003年6月に校舎の修復作業自体は終わっていましたが、その後11月から図書室の増築を行っていました。アフガニスタンの学校に図書室があることは極めて珍しく、州知事の方が建設作業の視察にいらっしゃるなど、地元の期待も高い中、先月の終わりにようやく図書室が完成し、本棚を13個設置することができました。

 長年の戦争の影響もあり人々が支援に頼りがちなアフガニスタンで、この学校では図書室用の備品購入費のために生徒たちが自ら地元で募金活動を行い、その結果約200ドルが集まりました。その用途について、学校長、先生、パルワン州の教育局長、地元住民などが参加するスクールマネージメント委員会で話合いが行われ、教室のカーテンなどを購入することも決まっています。

 このようにMAAS校は、子どもたちや学校の職員の方はもとより、地域の人たちにとって『自分たちの学校』という意識が非常に強く、積極的により良い学校にしようと頑張っているため、今回の本棚の設置をとても喜んでいます。

 山梨日立建機株式会社の皆様、吉田高校の皆さん、本当にありがとうございました。

2月 12, 2004 学校修復・建設教育支援 | | コメント (0)