« 緒方貞子氏が事業を視察 | トップページ | 美しい国(駐在員椎名カブール日記) »

2003年8月25日 (月)

アフガニスタンの女性を応援します!

04s  JENが予てより準備を行ってきた、アフガン女性のための自立支援事業が、日本政府のサポートを受けて、この8月18日にスタートしました。

 長年に渡った戦争、旱魃被害、タリバン政権下での女学校閉鎖、女性の就労禁止など、公共の場から退かざるを得なかった女性たちは、長期に渡って、社会・政治・経済的に犠牲となってきました。タリバン政権崩壊後の暫定政権樹立以降、女性に対して強いられていた社会・政治・経済的制限はなくなりましたが、今まで教育や技術を受ける機会を奪われてきた女性たちにとって、社会復帰は極めて難かしい状況です。

 こうした中、JENは特に社会的に弱い立場に置かれている女性たちが、教育と技術訓練を受ける機会を得て、安定した収入を確保し、自助自立の道を築くことができるための支援を実施することにしました。具体的には、世界的にも有名なアフガニスタンの伝統工芸である手織り絨毯の制作技術を身に付けるための職業訓練と識字教育を行うことによって、アフガン女性たちの自助自立をサポートします。

 事業対象地域のカブール州第6地区(人口約54万人)は、カブール市の南西部に位置し、紛争によって最も破壊を受けた場所の1つで、もともとアフガニスタンの少数民族であるハザラ人が多く住んでいた地域です。2002年初期頃から、近隣諸国に避難していたこうした人々がこの地区に戻って来ていますが、戦争の後遺症の残るこの地域では、住む場所も職もなく、生活に困窮している状況です。02s

 帰還民、未亡人、女性家長、老人、身体障害者など、社会的に弱い立場に置かれており、絨毯織りの職業訓練と識字教育を希望している女性、絨毯織りの指導者で、識字教育を希望している女性を対象にします。
 
この事業は、「Community of Afghan Women Handicraft(CAWH)」という、アフガン女性のための手工芸技術訓練所を運営する現地NGOと協力して実施されます。
 カリキュラムは、週6日、1日8時間の絨毯織りの職業訓練と、1時間の識字教育です。また、職業訓練を受けるためには、この識字教育を受ける事が必要とされ、参加が義務付けられています。

 今後、この技術訓練所に通う女性たちが、絨毯制作、資金調達、販売などの情報交換、相談、助け合いや問題解決ができるよう、その機会と場をつくる「女性サポートグループ」を設立し、グループ運営方法のワークショップを行うことを通して、将来的に彼女たちが独自でこのグループや職業訓練・識字教育を運営し、活動を指揮できるような女性リーダーを育成することを目的としています。

8月 25, 2003 女性自立支援 |

コメント

この記事へのコメントは終了しました。