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2001年11月29日 (木)

素足と氷点下の冬

afgan5  米軍の報復攻撃を受け混迷するアフガニスタンでは、長年の内戦と近年の旱魃、そして現在行われている空爆の結果、難民・避難民となったアフガニスタン人は数十万から数百万にも上ると言われています。

 木の棒にボロ布一枚覆っただけの「家」や竪穴を掘っただけの「家」に住み、素足で木綿の服を着ている彼らにとって、迫り来る冬は致命的です。アフガンの冬の一番寒い時期、気温は氷点下まで下がってしまうのです。

 その厳しい冬を迎え、難民・避難民の中で凍死者が大量に出る恐れがあるため、JENはパキスタンにて越冬物資を約150,000個準備。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や現地のNGOと提携して、12月上旬にもアフガニスタン内カブール州及び周辺の3州と、パキスタン内ペシャワール近郊の難民キャンプで配布を開始する予定です。準備された支援物資は毛布、ストーブ、グランドマット、ビニールシートなどの防寒用品、そして生活に欠かせない水を確保する為のバケツやポリタンクなどで、これらを現地で社会的弱者である子供、高齢者、障害者や女性に優先して配る方針です。

11月 29, 2001 支援物資配布 |

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