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2001年10月28日 (日)

イードの贈り物

afgan7  寒さで震える子供たちの手にこの度、ようやく冬服が届けられました。今回の子供用冬服の配布は、アフガニスタンにおいて孤児となった子供達を対象に実施されました。孤児院兼学校であるNaija-e-Nijat学校の孤児118名を含む402名のアフガン難民の子供たちはこの配布によって、冬の寒さを凌ぐことができます。

 JENは、ラマダン明けの祭り、イードの贈り物として、現地NGOでありこの学校を運営するAfghan Human Rights International との協力の下、12月16日にこれを実施。子供たちはこの「イードのプレゼント」を素直に喜んでおり、孤児となり困難な状況下で生活する彼らが、新しい子供服でイードを祝うことを今回の配布で実現させることができました。

10月 28, 2001 支援物資配布 | | コメント (0)

2001年10月18日 (木)

越冬支援物資配布を準備

1  今回の報復攻撃から逃れ、国内外に避難するアフガニスタンの人々。11月ともなると平均で10度前後、冷え込みの厳しい日は5度前後まで気温が下がります。

 JENは、パキスタンに逃れてきた難民がこの冬を越すことができるように、越冬支援物資の調達をパキスタンで開始しています。毛布やグランドマット、ビニールシートなどの防寒用品に加えて、ストーブ、生活に欠かせない水を確保するためのバケツやポリタンクなどの日常生活用品の調達準備を進めています。

 10月5日からアフガン難民支援の準備のため現地入りしていた木山啓子JEN事務局長が、10月15日に帰国しました。帰国後は現地で得た生の声を活かし、東京事務局にて支援の準備にあたっています。現在JENイスラマバード事務所には、日本人職員2名(越川芳枝、砂口二葉)と現地職員一名が残り、冬の到来を前に越冬支援物資の配布をするべく準備を継続しています。

10月 18, 2001 支援物資配布 | | コメント (0)

2001年10月10日 (水)

キルト(毛布)を配布

afgan1s  JENイスラマバード事務所では、東京事務局から木山啓子事務局長と砂口二葉調整員の2名を10月5日に受け入れ、パキスタンにおけるアフガン難民の状況を調査。JENはその結果に基づき、難民の越冬に向けてキルトと呼ばれる毛布、床に敷くビニールシートとグランドマットの備蓄を10月9日から開始しました。物資は現地、もしくは近隣諸国にて調達しています。

イスラマバードの越川芳枝調整員からの情報によると、イスラマバードは比較的平穏で、外出は必要最低限に抑えているものの未だデモに遭遇したことはなとのこと。

 JENではこれから迎える厳寒期を前に、パキスタンにおけるアフガン難民の支援に向けて、引き続き準備を進めていく予定であす。

10月 10, 2001 支援物資配布 | | コメント (0)

2001年10月 5日 (金)

パキスタンでアフガン難民支援

2001  JENは8月下旬に実施したアフガン難民支援のための調査に基づいてアフガニスタンにて活動を開始する予定でしたが、アメリカでの同時多発テロの影響により、パキスタンへ流入しているアフガン難民の支援活動を実施することになりました。イスラマバードに現地事務所を開設し、8月の調査を担当した越川芳枝調整員が駐在、難民支援の準備にあたるとともに、国連機関、現地政府、ジャパン・プラットフォーム等との調整や情報収集を現在行なっています。さらに東京事務局から職員2名を、10月5日に現地へ派遣する予定です。

 活動を展開するのは、すでに難民の流入が見られ、早急なニーズが高まっているクエッタかペシャワールのいずれか1地域で、この冬の難民の越冬に向けて、緊急救援物資の配布ならびにコミュニティー・サービスを実施する計画です。コミュニティー・サービスとは、女性、子供、老人など最も弱い立場にある人々が平等に支援を受けられるように地域社会に働きかけを行なうことで、JENが長年実施してきた事業である。事業実施期間は、難民が厳寒期を乗り切るための半年間を予定しています。

10月 5, 2001 | | コメント (0)

2001年10月 3日 (水)

アフガニスタンとパキスタンで調査開始

afgan2s  JENは8月25日から9月7日まで、木山啓子事務局長と越川芳枝調整員をアフガニスタンとパキスタンに派遣しました。アフガニスタンでは、カブール、マザリシャリフ、サリプールの3ヶ所をまわり、アフガン国内にとどまっている避難民の状況を調査。またパキスタンのイスラマバードでは、逃げてきたアフガン難民の調査を実施しました。 2001

 アフガニスタンは、20年以上にも及ぶ内戦と近年の大旱魃のため、370万人が難民、96万人が国内避難民となっています。(9月10日現在国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)調べ)多くの人々が食料も、それを調理する器具も持たず、飢えに苦しんでいます。越冬を迎える頃には、より深刻な状況に直面することが予想されます。

10月 3, 2001 | | コメント (0)