2017年2月23日 (木)

衛生教育プロジェクトに関する戸別調査

JENは、衛生教育の効果を知るために戸別調査を毎年行っています。

今年は1月に、昨年に衛生教育を受けた生徒たちが習った知識を家族に伝えたかどうかを確認するため、JENのスタッフがこの生徒たちの家を戸別に訪問しました。

JENスタッフは、チャリカ地区の対象30校の周辺の75世帯に対して聞き取りを実施しました。質問は、衛生教育の知識が家族に伝えられているか、そして家族はどれくらい知識を理解し実践しているかを知るため、などです。

例えば飲用水の消毒、食品に関する衛生、経口補水塩づくり、手洗い、トイレの使用などについてです。誰から知識を得たのかについても尋ねました。

JENのスタッフはさらに、彼らが実際に石けんを使って手を洗うところを見せてもらったり、彼らの家のトイレや浄水の状況などを写真に撮ったりしました。

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【Totomdara Ulia 女子学校がある校区のコミュニティーでの戸別調査実施時の様子。子どもと母親が石けんを使い、習った方法で手を洗っています】

戸別訪問の最後に、学校を通してのJENの衛生教育プロジェクトについてどう思うか、彼らの意見を聞きました。

Aljehad Totomdara Ulia 男子学校の校区のコミュニティーでの戸別調査で、ピスタ・グルさん(70歳)は次のように話しました。

「子どもたちへの衛生教育プロジェクトは人びとの間で、衛生知識を広めるとても良い方法だと思います。私をはじめこの村の人たちはほとんど教育を受けていないので、衛生についての知識が乏しいです。でも私の孫たちが学校で衛生教育を受け、家族にもそれを教えてくれました」 

さらにグルさんは、唯一の水源である近くの用水路についての話もしました。

「衛生知識を身に付ける前は、私たち家族はよく下痢をしました。なぜなのかが分かりませんでした。でもその原因が飲み水に使っている用水路の水にあることを知ってからは、塩素消毒をしてから飲み水に使うようにしています。この衛生教育プロジェクトでを実施してくれたJENに感謝しています。もっと早くこのような知識を教えてもらっていたらよかったのにと思います」

戸別調査全体の分析はこれからですが、結果はよいものであると期待しています。

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【戸別調査でJENのスタッフからインタビューを受けているピスタ・グルさん】

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2月 23, 2017 水衛生環境改善 |

2017年2月 9日 (木)

アフガニスタンのイベント その3



今回は、アフガニスタンの新年のお祝い行事についてです。

3月21日に、ナウローズ(ダリ語でナウ=新しい、ローズ=日の意)という新年を祝う行事があります。アフガニスタンではこの日を農業の日とも定義しており、国連総会でも公式に認定された日で、アフガニスタン以外でもイランや中央アジア諸国で祝われます。

アフガニスタンのナウローズは独自の伝統があり、ハナ・タカニという大掃除を行い、サマヌーとハフトミワという特別な食べ物を用意します。ハフトミワはピスタチオ・アーモンド・アプリコット・クルミ・ヘーゼルナッツ・レーズンなどのドライフルーツの盛り合わせで、サマヌーは麦芽を原料としたお菓子です。

グルスルクは年はじめの30日間、カブールから北方のウズベキスタンとの国境に近いマザーリ・シャリーフという街で行われるお祭りです。期間中は一面に赤い花が咲き、アフガニスタン中の人々が訪れます。人々はジェンダ・バラ(旗振り)や騎手がヤギや牛の死骸「ブス」をゴールまで運ぶポロのようなアフガニスタン国技「ブズ・カシ」に興じます。

ズフラ
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2月 9, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年1月26日 (木)

アフガニスタンのイベント その2

前回お伝えしたお祝い行事イードEid al-Fitr(イード・アルフィトル)とは別のイードを本日は説明します。両者ともに3日間のお祝いですが、2つ目のイードEid-al-Adha(イード・アルアドハー)との違いは、羊やヤギ、牛、ラクダなどを屠畜する犠牲祭になります。

イードの祝い方は地域により多少伝統の違いはあるものの、概ね同じで、老若男女誰もが楽しむ人生にとって最重要な日の一つと捉えられています。また、イード期間中は不仲な者どうしが互いの家に行き来して関係を修復し、婚約者はそれぞれの義父の家に行くという習慣があります。

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【Eid Al-Adhaの親戚間の昼食の様子】

次回はその他のお祝い行事をお伝えします。

ズフラ

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1月 26, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年1月12日 (木)

アフガニスタンのイベント

市場は賑わい、訪れる人びとは食べ物やお菓子、服の買い物に興じ、お店も忙しそうです。それもそのはずで、買い物客の誰もがお客や親しい人びとを招くイードの準備を急いでいるからです。これは昨年のアフガニスタンでのイード前の風景です。

日本ではあまり馴染みがありませんが、イードにはEid al-Fitr(イード・アルフィトル)とEid-ul-Adha(イード・アルアドハー) という2つの種類があり、世界中のイスラム教徒がお祝いをします。アフガニスタンでは独自の伝統や慣習がイードをさらに盛り上げます。

1つ目のイードであるEid al-Fitrは断食月であるラマダンの終了をお祝いするものです。人びとはヘナで体に模様を描いたり服を買ったり、食事やおやつを用意して親戚や知人を招いたりします。

子どもたちにとってもこの3日間は特別で、新しい服に身を通して家族と共に親戚を回り、おもちゃやお小遣いやお菓子をもらいます。

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【Eid al-fitrの際のチャリカのドライフルーツ店の様子】

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【Eid al-fitrのとき、ヘナでペイントをしてもらい、これをじっと見つめる女の子】

次回は2つ目のイードをお伝えします。

ズフラ
ジェンアフガン事務所フィールドオフィサー

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1月 12, 2017 文化、生活、習慣 |

2016年12月22日 (木)

次の大きな課題:難民の帰還

過去30年の間、多くのアフガニスタンの人びとはパキスタン、イランや他の国々に難民として移り住み、紛争から逃れました。紛争により普通の暮らしができなくなったからです。

何十万人という人びとがパキスタンからアフガニスタンに帰還しており、大きな人道的危機となっています。彼らはさまざまな問題を抱えています。暴力が日常化している場所に戻ったこと、厳しい冬が帰還民にとって大きな課題となっています。

2016年の初頭以来、数百万人の人びとが自国に戻りました。その多くは何十年もの間、外国で生活をしていました。そのため、帰還後すぐに政府や人道支援団体からの支援が必要です。国際移住機関:International Organization for Migration(IOM)によると、今年12月3日時点で、239、724人の未登録の難民が帰還したと言われています。

国連難民高等弁務官事務所:Office of the United Nations High Commissioner for Refugees(UNHCR)やIOMによると、帰還民の大多数(80%)が、ナンガハール州に戻ることを希望しています。これは長年の難民生活で故郷とのつながりがとぎれがちになり、避難先のパキスタンに近接するナンガハール州の文化が似ているということによります。

未登録の帰還民のうち12%未満くらいの人びとは何らかの支援を受けており、大半が現金か食料、もしくはその両方を受け取ったということです。

JENアフガニスタンチームは、ケア・インターナショナル(国際支援団体)、国連人道問題調整事務所:United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs(UNOCHA)、パルワン州難民帰還局Department of Refugees and Repatriations, Parwan (DoRR Parwan) とともにいくつかの帰還民世帯に会いました。この目的は帰還民世帯の実情を把握することでした。多数の帰還民のための十分なインフラがないことは明らかで、厳しい寒さの到来が心配です。

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【帰還民から基本的な情報を収集しているところ】

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【過酷な冬が帰還民の状況をますます悪化させています】

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【帰還民のための十分なインフラがありません

 

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12月 22, 2016 生計回復事業 |

2016年12月 8日 (木)

学校運営委員会(SMC)の設立


学校運営委員会(SMC)の主な仕事は学校内の問題を解決し、ニーズを満たすことです。この委員会の中心メンバーは保護者、教師、校長、地域の長老たちです。このメンバーたちは、学校の維持管理やそのためのコミュニティー、学校、関係者の間の橋渡しの役割を担っています。

JENは支援対象の30校にSMCを設立しました。メンバーに上記の人びとの他に生徒、教育局や国家災害対策本部も加わっています。JENはSMCに対して防災・減災や衛生教育、財務管理や設備の維持管理に関しての研修を実施しました。

SMCは具体的には学校施設整備や施設維持管理、そのための予算の獲得、関係者間の意見対立の解決などです。また、教師が生徒に防災・減災教育や衛生教育をうまく実施できるよう管理も行います。さらにSMCは政府や非政府組織や学校への投資者の間の調整も図ります。

Main Shakh 女子学校では貯水タンクや手押しポンプ式の井戸がありましたが、手押しポンプが壊れた後は長いことそのままになっていたため、きれいな水が使えませんでした。そこでJENはSMCに対して財務管理や設備の維持管理に関する研修を行い、このような問題をいかに解決するかについて費用の調達方法も含めて指導しました。その結果、SMCは生徒や教師や自分たちから資金を集めて手押しポンプを修理することができたので、清潔な飲み水を得るようになりました。

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【女子高でのSMCに対する衛生教育と財務管理に関する研修の様子】

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【男子学校でのSMCに対する衛生教育と財務管理に関する研修の様子】

韓国国際協力団(KOICA)によって建設されたBayan男子学校では構内の歩道が舗装されず、生徒たちは雨の日に大変な思いをしていました。しかしSMCができると、彼らは自分たちや生徒から資金を集めて歩道を舗装することにしました。そしてコミュニティーの人びともそのための労働力を提供しました。

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【SMCが舗装した学校の歩道】

これらの話から分かるように、生徒や学校関係者や地域住民は当事者意識を持って学校の設備を維持・管理し、学校の安全を保ち、校庭の緑化を図っています。

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【SMCによって花が植えられた校庭】

SMCを設立して彼らに研修を行ったことは、教育局にとってもJENにとっても大きな成果となりました。

JENチャリカ事務所

フィールドオフィサー、 スルタン・モハマド・カムーシュ

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12月 8, 2016 教育支援 |

2016年11月24日 (木)

一滴一滴の水の大切さ

汚染されていない水を飲むことは、きれいな空気を吸うのと同じくらい簡単なことであると思う、恵まれた国の人びとがいます。しかし、アフガニスタンのような国では、汚染されていない水を飲むことはそれほど簡単ではありません。発展途上国で起こる、おおよそ80%の病気は、不衛生な水によって引き起こされていると言われています。途上国の大都市に住んでいる人びとは衛生的に問題のない水を飲むのは難しく、地方ではさらに状況が深刻です。

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【池で汚染した水を飲む動物】

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【山の湧水】

アフガニスタンの地方に住む女性や女の子は日々、何キロも歩いて水汲みに行きます。また、いくつかの地域では、動物と人間が同じ池の水を飲み水として使っています。世界の水危機やその影響について関心をもつと、世界では水が原因の病気で5歳未満の子どもの10人に1人が亡くなっていることが分かります。


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【水源から水を運ぶ子どもたち】

生きるために不可欠な飲み水ですが、他の惑星に水が存在するかどうか探索されているこの時代であっても、世界のまだ多くの人びとにとって、きれいな飲み水はいまだに夢のようなものと言えます。残念ですが、これが現実なのです。一方で、歯を磨き、ひげをそり、手や洋服・食器を洗い、シャワーを浴びて、トイレの水を流し、車を洗うなど、自分自身の日々の生活を振り返ると、車1台を洗車するのに、大量の水を無駄使いしているような気がします。

蛇口をひねって水を出す前に、もう一度世界の人々について考えてみましょう。水がない真夏を想像できますか? 水を得るのが難しい地域の現実は、なかなか想像できるものではありません。私たちにできることは、水資源の無駄使いをやめること。さもないと、いつか私たちも水不足に陥ることになるかもしれません。

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【JENが建設した給水施設】

サマー・バット  

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11月 24, 2016 水衛生環境改善 |

2016年11月10日 (木)

世界手洗いの日



10月15日の「世界手洗いの日」は世界中で実施され、JENのアフガニスタンとイラクでも、子ども達がイベントなどに参加しました。

私は、学校での活動中にQalacha 女子学校で行われた「世界手洗いの日」のイベントで、1人の女子生徒、3年生のサジダです。彼女は、
「先生がJENから衛生教育の研修を受けるまで、私は、手洗いの大切さについて知りませんでした。先生は研修を受けた後、私たちに健康と衛生について教えてくださいました。そして、手をいつもきれいにしておく方法や、爪を切ることの大切さについても教えてくださいました。私は、爪を切ることによって健康を保つことができることを、初めて知りました」。
さらに彼女は、歯磨きについても話してくれました。

サジダはそれから次のようにつづけました。

「この授業の後、私は健康に気を付けるようになりました。なので私の体調は、とても良いです。みんなも、正しい方法で手を洗えば病気にならないし、学校も休まなくてすむようになります」。

「以前私は、『世界手洗いの日』という日があって、世界中でその日を祝っているということを知りませんでした。でも先生から、今年の10月15日の世界手洗いの日には私たちもお祝いをしましょうと言われ、とても嬉しかったです。そして、この日をお祝いすることがとても大切だと、今日わかりました。もし、みんなで毎年この日を祝い、衛生知識のある人が手洗いの大切さについて話をしたら、特に食事の用意をする人たちは、手洗いの大切さを理解することになります」。

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【爪を切ることや手洗いの大切さについて話すサジダ】


そして最後にサジダはこう付け加えました。
「大人が石けんで手を洗い、それが大事な習慣だと思っていたら、子どもたちも食事の前やトイレの後などに石けんで手を洗う習慣を身に付けることができるでしょう」。

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【「世界手洗いの日」のイベントで健康と衛生について話をするサジダ】

JEN アフガニスタン
シニアエンジニア
ナジブラー・カリルザイ

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11月 10, 2016 教育支援 |

2016年10月27日 (木)

パルワン県に逃れてきた家族

2016年10月上旬、武装勢力は北東部のクンドゥーズに攻勢をかけ、市街戦が始まりました。彼らは民家に立てこもり、政府軍と交戦しました。多くの人びとが近隣のタクハー県・バグラン県・バルク県・パルワン県・カブール県に国内避難民として逃れました。
ある家族は、3人の男の子がいるのですが、彼らは身体に障がいを抱えています。この男の子たちは、話すことも歩くこともできず、日常生活では、2人の姉と母親の手助けが必要です。父親は、その日の生活をするのがやっとで、家族は何とか1日に二度の食事ができる程度です。
この家族がクンドゥーズからパルワン県に逃れてきたとき、頼る人はおらず、食事もままなりませんでした。一家は今も何とか生活をしていますが、もとの家に戻るためのお金がありません。そして、自宅に残してきた持ち物が盗まれてしまうのではないかと心配しています。
チーフエンジニア
シル・アリ


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【家族について話す父親】


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10月 27, 2016 文化、生活、習慣 |

2016年10月18日 (火)

地震に対する防災・減災教育

地震は、日本ではとても身近な天災ですが、実は、アフガニスタンでもよく起こります。特に、国の東部と北部地域では多くの地震活動が観測されています。
しかしながら、貧困や地震のメカニズムを学ぶ機会がないため、アフガニスタンの建築物は耐震性などが考慮されておらず、人びとは災害が起こった時に大きな被害を被っているのが現状です。被害を更に大きくする要因は、災害が起こったときに何をすべきか、という知識が人びとに備わっていないことです。まずは、どのような備えが必要か、ということを知らなければなりません。
JENは支援者の皆様からのご寄付およびジャパン・プラットフォームの協力のもと、パルワン県の学校を対象に水・衛生環境を整える活動を行っています。2015年10月26日にアフガニスタンと隣国パキスタンを襲った大地震の後、新たに「防災・減災教育」活動を始めました。この活動では子どもたちが災害リスクについて学び、こうしたリスクや災害の影響を減少させることに貢献できれば、と願っています。
これは、パルワン県では初めての試みです。そのためJENは、アフガニスタンの国家災害対策本部に勤める防災専門家に、講師となるための研修を行いました。専門家はその後、パルワン県チャリカ地区の20校の職員453名に対し防災・減災教育を行い、彼らはそれぞれの学校の生徒計約2万人を対象に知識を広めています。防災・減災教育を受けた生徒たちが、日常生活の中で、その知識を家庭やコミュニティに伝えることを目標としています。
各学校で数か月にわたり防災・減災教育を行った後、JENは、職員や生徒たちが知識を実践へと移せるよう防災訓練を実施しました。訓練では、生徒たちは身を守る場所を探したり、正しい方法で避難したりするのみならず、JENが配布した応急処置セットを使って、けが人の応急処置の練習なども行いました。
Bayan Ulia女子高のスルタン・モハマッド校長は、JENに感謝の言葉を述べた上で「前に地震が起きた時は、生徒たちは地震に対して何の知識もなかったため、パニックに陥って叫んだり、我先にと校舎から走り出ていきました。その時に2人の生徒が軽いけがをしましたし、一人の生徒は混乱の中ショックで意識を失うという事態でした。今はもう、避難経路図もあるし、地震が起きたらどうしたらよいかの知識もある。準備万端です」と話してくれました。
【インタビューに答えるスルタン・モハマッド校長】
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【防災訓練の様子1】
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【防災訓練の様子2】
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【学校職員がけがをした生徒に応急処置をする様子】
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これまでの、地震教育について、

10月 18, 2016 教育支援 |