2017年6月15日 (木)

アッラーの祝宴月: 前編



イスラム暦8月の最後の夜に新月が昇ると、神聖なラマダンの始まりがイスラム教徒に告げられます。ラマダンはイスラム暦の9番目の月であり、イスラム教徒が信じるところの「アッラーの祝宴月」です。世界中の全てのイスラム教徒が毎年熱い思いで、ラマダンを待っています。

毎年、イスラム教徒はこの聖なる月の間に断食をします。年に一度ラマダン月に断食をすることは、イスラム世界では義務の一つと見なされているので、世界中のイスラム教徒は、みな日の出から日の入りまで断食をしなければなりません。しかし老人や子どもや妊婦や病人など、肉体的に断食が難しい人は断食から免除されます。

イスラム教徒は、ラマダンの期間中、悪魔は鎖につながれ、コーランの啓示が初めて与えられたこの月は神の恵みと慈悲に溢れていると信じています。そのため彼らはいつもより熱心に祈りを捧げ、できるだけこの神聖な期間から何かを得ようとしています。

ラマダンの断食はイスラム教徒にとって、義務というだけでなく精神的な意味があります。断食時に行う内省や様々な形での信心は、彼らが自分自身の問題に力強く立ち向かう際の助けになり、非常に暑いときでも断食をする気持ちを支えます。聖なる月の断食には精神的、肉体的価値以外にも、常に各国の伝統的な習慣が伴います。

アフガニスタンではラマダンの開始を人びとは大変歓迎し、一日前に断食を始めて、そのあと大好きな伝統食を食べます。(後編につづく)

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【日の入り後に飲食です:華やぐ現地のレストラン】

JENアフガニスタン事務所
フィールドオフィサー
ズフラ アフシャー


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6月 15, 2017 文化、生活、習慣 |

2017年6月 1日 (木)

アボ バカール セディク男子校での植林活動

ナシール・アフマッドさんはアボ バカール セディク男子校の教師です。


「学校に木を植えることの重要性について聞いたとき、これはひいては私たちの惑星を守ることにもつながるのではないかと感じました。木は土壌から有害化学物質を取り除くだけでなく、地球温暖化をもたらす炭酸ガスを減らします。植樹は環境改善に役立つことでしょう。」
と彼は言います。


木は光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素を供給することに加え、水の汚染を抑えます。環境と景観の向上のため、学校は木の苗を購入することにしました。このような変化をもたらすにはこれまで木が少なすぎたのでした。


「車や工場の排ガスをはじめ人間のあらゆる活動が環境を汚染しています。植林によって地球温暖化を防ぎましょう。環境問題への小さな貢献として、学校の敷地に木を植えました。成長するまで水やりをしなければいけません。しばらくすれば学校の景観を変えてくれるでしょう。学校のみならず、教師が家でも植樹することを望んでいます。」
とナシール先生は付け加えました。

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【アボ バカール セディック男子校にて、新たに植えた木とナシール先生】

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6月 1, 2017 学校修復・建設 |

2017年5月 2日 (火)

【緊急支援】帰還民の少年:「しっかり勉強してお母さんの夢をかなえたい」



アフガニスタン東部ナンガハル県チャパーハー地区でもJENはパキスタンから帰還した人びとに生活物資を配布しましたが、こうした人びとの中に14歳と9歳の息子をもつ女性がいました。私達は家族が物資を運ぶのを手伝いました。女性の名前はディル・ジャンさんと言います。

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【生活物資を受け取る手続きを行うディル・ジャンさん(2017年4月22日)】

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【生活物資を運ぶディル・ジャンさんの息子たちとJEN職員(2017年4月22日)】

ジャンさんは言います。「私たちはパキスタンでそれなりの暮らしをしていたのですが、去年の8月にアフガニスタンに戻りました。その3ヶ月後に夫が亡くなったのです。息子が3人います。長男は結婚して離れてしまったので、残り2人の子どもたちがいるのです。」

彼女はまた生活物資を受け取ったことで生活はよくなるという期待を述べました。そこへ彼女の14歳の息子が会話に入り、彼が通っている学校に校舎が必要だと言いました。

このような子どもが自身や人びとが必要なものをしっかりと捉えていることは興味深い驚きでした。そこで彼に話しかけると、名前をハデシュラと言い、6年生だと答えました。

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【JEN職員と話すハデシュラ君(2017年4月22日)】

彼は言います。「会話に割って入ってごめんなさい。でも、僕にも聞いてもらえるかなって思って。お母さんはいろんなものが必要だって言ったよね。お父さんがいないけど家族が6人もいて、お母さんが服を縫ってお金を稼ぐってどれだけ大変か分かる?」

「せっかく来てくれたのに失礼な態度でごめんなさい。でも、僕が通っている学校に校舎があったらいいなと思ったんです。できたら実験室やパソコン練習室もあったらいいのだけど。僕はしっかり勉強して高校に行って、大学に入りたいです。」

「本当に夢みたいだけど、医者になってみんなの役に立ってお金を稼ぎたいんだ。これはお母さんの希望です。」

ハデシュラの学校には校舎がなく、生徒は粗末なマットを壁の影に敷いて勉強しています。9時には日差しがとても強くなり、授業が続けられなくなります。

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【現地の学校の様子】

「これが僕らの日常です。もし、できることなら実験室やパソコン練習室はなくても、せめて校舎が欲しいです。」と彼は要望しました。

JENアフガニスタン
プロジェクトマネージャー
ハミードラ ハミッド

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5月 2, 2017 支援物資配布, 緊急支援 |

2017年4月21日 (金)

【緊急支援】アフガニスタン、ナンガハル県の帰還民へ、支援物資を配布しています



パキスタンには、アフガニスタン難民が約200万人暮らしていると言われています。そのうちの約60万人が、昨年からアフガニスタンへ強制的に帰還せざるを得ない状態です。

その多くは、家財を売り払って現金を確保し、なんとか帰還しました。しかし、ほとんどの人は長くて30年以上、パキスタンで避難生活をおくっていたため、もはや、アフガニスタンには身寄りがない、定住できる場所や仕事がない、など、厳しい生活状況に置かれています。

JENは、そうした帰還民1,000世帯に対する生活物資配布などの緊急支援を、3月からナンガハル県にて行っています。支援物資は、例えば生活用水を貯蔵するタンクや衛生用品などです。現在、約600世帯への配布を完了しました。

配布は、まだまだ続きます。

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【帰還民の住まい(テント)】

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【帰還民のトイレ】

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【帰還した人びと】

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【物資を受け取った人びと】

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【障がいがある人も物資を受け取りましたが、職員が運ぶ手伝いをします】

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4月 21, 2017 支援物資配布, 緊急支援 |

2017年4月13日 (木)

「生徒たちの将来がとにかく楽しみ!」:ホフヤン・シャリフ女子学校校長のインタビュー

ホフヤン・シャリフ女子学校クジャ・アガー校長へのインタビューです。
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【クジャ・アガー校長(右)】

ホフヤン・シャリフ女子学校は、JENが支援をはじめるまで校舎がありませんでした。当初、生徒たちは借家で勉強をしていましたが、生徒の増加と共に教室数・水・トイレの不足、不衛生な環境などの問題が顕著になってきました。そのため、徐々に生徒たちは登校して来なくなり、学校にはもう行きたくないと家族に言うようにまでなりました。

この問題に加えて、女子高校は村の中心部から遠かったため、どうすれば女子が学業を続けることができるか、村で会合を開きました。そして、男子校の校舎と女子校が使用している借家を入れ替える提案によって、男子生徒は村から少し距離のある借家へ、女子生徒は村の中心にある校舎へ通学することになりました。

さかのぼること3年、2014年にJENの職員が事前調査のために村を訪問した時、男・女両校共に土地がない状態でした。教育環境を整えるために、村では一丸となって新しい土地を探しました。やがて、無償で学校用に使用できる場所をみつけました。さらに幸運なことに、JENの職員が村を再度訪問することになったのです。その時、資金不足の教育局の代わりに校舎とトイレ・水飲み場を建設することを提案してくれました。

2年後の2016年から、JENによる教室6部屋、トイレ6基、井戸、貯水槽、外周壁の建設と衛生教育、防災・減災教育がはじまりました。私たちはJENのサポートが決まったので、一部屋ではなく5つの教室が増設さることになったことを、とても感謝しています。

日本の皆様のおかげで、トイレや給水施設もできました。今、生徒たちは外周壁に囲まれた安全な学校で、清潔な水を使っています。教室では衛生や防災・減災について学んでいます。生徒たちの未来を想像すると、期待が膨らむばかりです。

このような日本とアフガニスタンの友好の歴史がいつまでも続きますように。

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【5つの教室の増設は着々と進んでいます】

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4月 13, 2017 学校修復・建設 |

2017年3月30日 (木)

救急箱の設置

軽傷の怪我の治療や、怪我による感染症を予防するために、学校や家庭で救急箱をぜひ備えておきたいものです。

アフガニスタンでは、病院などの公的医療機関で治療を受けられる環境が整っていないことが多いにもかかわらず、ほとんどの人びとは応急処置についての知識がありません。救急箱があれば怪我から家族や生徒を完全に守り切れるとは限りませんが、怪我の悪化を防ぐことはできます。

救急箱の中にはいろいろ入っており、軽度であれば切り傷・擦り傷・捻挫・火傷などの外傷に対応できます。救急箱は学校や家庭に加え、イベント会場や乗り物、旅行中にも携帯しておくのが理想的です。

JENは、2011年以降に支援をおこなった全ての学校で、生徒への石鹸や歯ブラシなどの衛生用品に加え、救急箱を提供しています。

昨年、私はメイン・シャカー学校に衛生教育のモニタリングに行きました。この学校はパルワン県チャリカ地区にありますが、市街地からは遠く、人びとは病院へ簡単にいくことが出来ません。

私たちJENスタッフが学校に着いたとき、怪我をした生徒に会いました。生徒は登校中にガラスを踏み、足から出血していたのです。私はすぐに学校の警備員を呼び、二人で彼を学校まで運び、校長先生、教員、私の3人でJENが提供した救急箱を使って処置を行いました。

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【JEN職員が治療の見本を見せている様子】

生徒はとてもよろこんでいました。応急の処置をしてもらわなければ、もっとひどく出血していたからです。

校長先生は3週間前にも、指を切った女の子の治療をおこないました。この女の子が母親と何とかして遠い病院に行こうとしているところを偶然発見し、学校に呼んで処置を行ったそうです。

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【足を切った子どもを治療している様子】

校長先生は多少の緊急手当ての知識があるものの、ほとんどの教員と村の人びとは救急箱の使い方が分かりません。JENは活動で衛生教育を行いましたが、教員からは、救急箱の使い方もぜひ研修してほしい、と言われました


スルタン カムーシュ
アフガニスタン事業フィールドオフィサー

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3月 30, 2017 教育支援 |

2017年3月16日 (木)

パルワン県に大きな被害をもたらした大雪



2017年2月4日に降った大雪は、パルワン県の多くの人びとに被害をもたらしました。そのため2月8日、アフガニスタン国家災害対策本部と県知事は緊急会議を開催し、それぞれの政府部局の担当者およびJENを含む国際支援組織が出席しました。国家災害対策本部の局長が議長を務め、以下のような被害の概要を出席者に報告しました。

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【国家災害対策本部局長および関係者たちとの会合】

今回の大雪に関して、県内各地区から次のような被害状況の第一報が入りました。死者16名(スルヒ・パルサ地区のプリ・サンギ村で14名、シア・ギルド地区で2名)、けが人13名、家屋の損壊400棟(全壊および半壊)、そして県内の様々な地区で家畜347匹が犠牲となりました。

次いで議長は、これらの情報は口頭で伝えられたものなので、国際支援組織と県の担当者に正確な調査を要請しました。国際移住機関(IOM)と国連食糧計画(WFP)は被災家族に非食料物資と食料を提供することに合意し、NGOであるDanish Refugee Council (DRC)と国家災害対策本部は、負傷者や犠牲者がいる家族に現金を支給すると表明しました。

JENは、調査チームがチャリカ、バグラム、サイド・ヒル、ジャブル・サラジ、サランの5地区での調査を行うのに、スタッフ1名と車両1台を提供することに合意しました。そしてIOMがパルワン県の9地区で調査の指揮をとる一方、NGOと国家災害対策本部などの政府機関を含む5チームが2月9日から13日まで調査を実施することが最終的に決まりました。

JENのスタッフが入ったチームの調査では、チャリカ、ジャブル・サラジ、バグラム、サイド・ヒルで合計10棟の家が全壊し、34棟が一部損壊したことが分かりました。

治安上の問題から、JENをはじめとするNGOはスルヒ・パルサ地区とシア・ギルド地区での調査はできませんでした。そのため国家災害対策本部と赤十字国際委員会がNGOに代わって実施しました。一方、サラン地区の調査は雪で道路が封鎖されたため延期になりました。

調査の間、JENは被災したアフマッド・ワリさんにインタビューしました。ワリさんの家には部屋が2つと台所がありましたが、1部屋と台所が大雪のため損壊してしまいました。

ワリさんの家族は10人家族のため、一つの部屋で家族全員が就寝するには場所が十分ではありません。ワリさんは、厳しい天候の為に壊れたもう一部屋をすぐに修復するのは無理だと語りました。また、部屋を作り直す余裕がないのでNGOに支援を求めました。

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【大雪で壊れたアフマッド・ワリさんの家(チャリカ地区)】

ワリさんの家の調査後、DRCは冬の終わりとともにワリさんの家族のために2部屋、台所そしてトイレのあるシェルターを建てることを承認しました。

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【大雪で壊れたアフマッド・ワリさんの家の台所】

報告によると、国家災害管理省は対象地区の被災家族に対して非食料物資と食料と現金の支給を開始しています。

JENアフタニスタン
モハマド・ユーナス(技師)

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3月 16, 2017 緊急支援 |

2017年3月 3日 (金)

【緊急支援】 パキスタンからアフガニスタンに強制的に帰還した人たちへの緊急支援を始めました

 パキスタンから強制的にアフガニスタンに戻った人の数は、62万人以上と言われています。(*)
 
 このたびの緊急支援では、帰還民1,000世帯を対象に、ジャララバードにて生活用品をパッケージにした支援物資の配布を行います。現在、配布に向けて調整中です。
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 JENでは、このたびの緊急事態への対応に、ご寄付を受け付けています。
くわしくは、こちらへ
 
 (*)  UNOCHA(2017年1月29日). Afghanistan: Refugee Crisis Situation Report No. 6 (as of 29 January 2017)

3月 3, 2017 支援物資配布, 緊急支援 |

2017年2月23日 (木)

衛生教育プロジェクトに関する戸別調査

JENは、衛生教育の効果を知るために戸別調査を毎年行っています。

今年は1月に、昨年に衛生教育を受けた生徒たちが習った知識を家族に伝えたかどうかを確認するため、JENのスタッフがこの生徒たちの家を戸別に訪問しました。

JENスタッフは、チャリカ地区の対象30校の周辺の75世帯に対して聞き取りを実施しました。質問は、衛生教育の知識が家族に伝えられているか、そして家族はどれくらい知識を理解し実践しているかを知るため、などです。

例えば飲用水の消毒、食品に関する衛生、経口補水塩づくり、手洗い、トイレの使用などについてです。誰から知識を得たのかについても尋ねました。

JENのスタッフはさらに、彼らが実際に石けんを使って手を洗うところを見せてもらったり、彼らの家のトイレや浄水の状況などを写真に撮ったりしました。

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【トトムダラ・ウリア 女子学校がある校区のコミュニティーでの戸別調査実施時の様子。子どもと母親が石けんを使い、習った方法で手を洗っています】

戸別訪問の最後に、学校を通してのJENの衛生教育プロジェクトについてどう思うか、彼らの意見を聞きました。

アルジェハド・トトムダラ・ウリア 男子学校の校区のコミュニティーでの戸別調査で、ピスタ・グルさん(70歳)は次のように話しました。

「子どもたちへの衛生教育プロジェクトは人びとの間で、衛生知識を広めるとても良い方法だと思います。私をはじめこの村の人たちはほとんど教育を受けていないので、衛生についての知識が乏しいです。でも私の孫たちが学校で衛生教育を受け、家族にもそれを教えてくれました」 

さらにグルさんは、唯一の水源である近くの用水路についての話もしました。

「衛生知識を身に付ける前は、私たち家族はよく下痢をしました。なぜなのかが分かりませんでした。でもその原因が飲み水に使っている用水路の水にあることを知ってからは、塩素消毒をしてから飲み水に使うようにしています。この衛生教育プロジェクトでを実施してくれたJENに感謝しています。もっと早くこのような知識を教えてもらっていたらよかったのにと思います」

戸別調査全体の分析はこれからですが、結果はよいものであると期待しています。

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【戸別調査でJENのスタッフからインタビューを受けているピスタ・グルさん】

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2月 23, 2017 水衛生環境改善 |

2017年2月 9日 (木)

アフガニスタンのイベント その3



今回は、アフガニスタンの新年のお祝い行事についてです。

3月21日に、ナウローズ(ダリ語でナウ=新しい、ローズ=日の意)という新年を祝う行事があります。アフガニスタンではこの日を農業の日とも定義しており、国連総会でも公式に認定された日で、アフガニスタン以外でもイランや中央アジア諸国で祝われます。

アフガニスタンのナウローズは独自の伝統があり、ハナ・タカニという大掃除を行い、サマヌーとハフトミワという特別な食べ物を用意します。ハフトミワはピスタチオ・アーモンド・アプリコット・クルミ・ヘーゼルナッツ・レーズンなどのドライフルーツの盛り合わせで、サマヌーは麦芽を原料としたお菓子です。

グルスルクは年はじめの30日間、カブールから北方のウズベキスタンとの国境に近いマザーリ・シャリーフという街で行われるお祭りです。期間中は一面に赤い花が咲き、アフガニスタン中の人々が訪れます。人々はジェンダ・バラ(旗振り)や騎手がヤギや牛の死骸「ブス」をゴールまで運ぶポロのようなアフガニスタン国技「ブズ・カシ」に興じます。

ズフラ
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2月 9, 2017 文化、生活、習慣 |