2022年12月 9日 (金)

パキスタンとアフガニスタンからJENスタッフが訪日しました。

10月、パキスタン・アフガニスタン統括責任者のアズマットと、アフガニスタン事務所長代行のハミドゥラが、それぞれパキスタンとアフガニスタンから東京本部を訪れました。

彼らが本部スタッフと、対面で仕事をするのは、数年ぶりです。事業の方向性や管理方法、どうすればより良い支援を届けられるか、支援者の方々にどのように事業の成果をご報告すべきかなど、様々な事について話し合いました。本部と現場のスタッフは、オンラインでほぼ毎日連絡を取り合っていますが、お互いの状況や思いを把握したり、やスタッフと関係を築いていくのに、対面での話し合いはとても効果的でした。

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理事と事務所にて

東京滞在中、普段ご支援してくださっている方々に感謝をお伝えするため、また、より多くの人びとにJENの活動に関心を持っていただくため、活動報告会を開催しました。

パキスタンで発生した洪水の莫大な被害の状況を、被災地を訪問し、被災者の方々から直接お話を伺ったアズマットから、現地で撮影した写真とともに説明させていただきました。

アフガニスタンの女子教育や水衛生事業についても、現地で事業を率いるハミドゥラから、子ども達の笑顔の写真とともに紹介させていただきました。アフガニスタンの困窮する状況と、今後も続く様々な人道支援ニーズについても関心を持っていただけたのではないかと思います。

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活動報告会の様子。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

滞在中は、毎日、支援者の方々へのご報告や内部での会議が目白押し、お昼休憩でさえもバタバタで、朝から晩まで大忙しの2人でした。そんな中でも、アズマットは大好物の梅干しを、ハミドゥラは美味しいドリップコーヒーを堪能していました。

タイトなスケジュールの中、移動中や隙間時間に、パキスタン、アフガニスタンの文化や食べ物、各事務所のスタッフに関する素敵なお話しを2人から聞く事ができ、本部スタッフも貴重な時間を過ごす事ができました。

アズマット、ハミドゥラをはじめ、本部スタッフ一同、事業の管理方法を見直したり、コミュニケーションをより円滑に行う方法を追及できたことで、今後さらに質の高い事業を実施する事が出来ると考えております。引き続きJENの活動への温かい応援をいただけますと幸いです。

 

12月 9, 2022 事務所・スタッフ研修スタッフ来日活動報告会 |

2022年11月 4日 (金)

10月15日に「世界手洗いの日」イベントを開催しました。

ナンガルハル県の3つの小学校から、生徒200人をはじめ、学校の先生、地域や政府関係者の皆さまを集めて、「世界手洗いの日」を祝福しました。

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JENスタッフが手洗いの重要性についてお話ししています。

 

ユニセフが定めた「世界手洗いの日」は、世界のあらゆる所で、手洗いの大切さと、生活への影響を再確認する機会となっています。アフガニスタンには、石鹸を使った手洗いの仕方やその重要性を知らない人びとや、石鹸を買う事が出来ない人びとがたくさんいます。これにより、下痢が引き起こされ、子どもたちは学校に行けなくなったり、おとなでも働きに出る事が出来なくなってしまうことがあります。

JENは、子どもたちが手洗いに関心を持てるようなイベントを企画し、開催しました。JENスタッフは、正しい手洗いの方法を説明し、衛生に関する啓発を行いました。宗教指導者により、イスラム教の聖典でも、衛生や、手洗いについて説かれている事を紹介し、コミュニティの手洗いについての意識を高める事ができました。

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正しい手洗いの仕方を実践を通して学んでいます。

 

楽しんで学習してもらうため、生徒たちは、手洗いに紐づけた寸劇を披露しました。手洗いをせずに病気になってしまった子ども、医者、先生の役を演じ、石鹸を使った手洗いが病気を妨げる重要な役割を果たす事を、学習しました。また、手洗いや衛生に関する絵を描いてもらい、参加者の前で発表してもらいました。また、衛生に関するクイズに答える事が出来た生徒たちに石鹸を渡しました。

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手洗いについて描いた絵をお披露目しています。

11月 4, 2022 教育支援支援物資配布水衛生環境改善衛生教育 |

2022年9月 2日 (金)

水衛生事業が無事に完了しました

アフガニスタンのナンガルハル県で、8,000人以上の人びと(1,205世帯)に安全な水と衛生知識をお届けする事業が、85日に無事完了しました。今回は国内避難民の方々や、かつて難民だった帰還民の方々が暮らす居住区で、この事業を実施しました。この居住区では、2014年以降は治安の悪化等を理由に、ほとんどの支援団体が撤退してしまい、ニーズが高いにも関わらず、支援が届いていませんでした。

ここでは安全な水へのアクセスが乏しく、女性や子どもたちが毎日長時間かけて、必ずしも安全ではない水を汲みに行っていました。更には戸外排泄が一般的であったため、子どもたちを中心に、下痢などの症状も頻繁に見られました。事業開始時には、地域の方々の衛生知識はとても低かったのですが、衛生教育後にはお伝えした知識や習慣をしっかりと習得していただいたことが確認できました。この習慣を継続し、JENが建設した井戸と給水所をきちんと管理していただけるよう、事業の早い段階で地域の方々を中心に、井戸管理委員会を設立していただきました。自らの力でこの事業の効果を持続していけるよう、委員会の方々には、井戸管理のための知識や技術も身に着けていただきました。

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事業地は山に囲まれた場所に位置しています。
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太陽光発電を活用して、深井戸から
貯水槽に水を汲み上げます。

先日、JENの水衛生事業の効果が、事業終了後にも継続していることが確認できる報告が、現地から届きました。2021年11月に同様の事業が完了した、同県パチルワアガム地区アオバキル村の状況です。同地区では、アフガニスタンの他の多くの地域と同じく、コレラが疑われる下痢症状がこの夏、蔓延しているそうです。しかし、私たちが衛生教育を実施したアオバキル村では、そのようなケースは確認されていないとのこと。これはおそらく、住民の方々が安全な水を手に入れられたこと、また衛生教育で身に付けた知識を、継続して実践されていることが功を奏していると考えられます。

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アオバキル村の井戸管理委員会のリーダー

JENが建設した深井戸と給水所も、井戸管理委員会の適切な管理により、問題なく稼働しています。周囲の村の井戸は、干ばつの影響で干上がってしまったため、アオバキル村の方々は、この深井戸の水を周囲の方々と分け合っているとのこと。

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井戸と給水所を正式に譲渡し、地域の方々に
維持管理を担っていただきます。

サポーターのみなさまのご支援により、JENの事業は確実に成果を上げています。ただ、現地のニーズはとても大きく、支援を必要とする人びとがまだ多くいらっしゃるのが現状です。一人でも多くの方に、効率的で効果的な事業をお届けできるよう、活動を継続していきます。

9月 2, 2022 水衛生環境改善 |

2022年8月10日 (水)

地震の影響で、たくさんの方々が避難生活を送っています。

2022年622日にアフガニスタン東部のパクティカ県およびホースト県で発生した地震の影響で、被災した地域に住むたくさんの方々が避難生活を余儀なくされています。

JENがこの度調査を行った地区の一つ、ホースト県スペラ地区だけでも1,600以上の家屋が全壊、約4,000の家屋が半壊し、住めない状態となってしまいました。現在被災した方々はテントで生活をしています。

スペラ地区にお住まいのハザーンさんは、地震が発生した時の事を鮮明に記憶しています。息子さん夫婦とお孫さんが崩れた部屋の下敷きとなり、ひどい怪我を負いました。必死で助けを求めましたが、村全体が崩壊しており、近所からは誰も助けに来る事が出来なかったとの事です。

地震の影響を受けた地域は、山岳地帯にあり、安全な飲み水を確保するための基本的なインフラが整っていません。学校も遠くにしかないため、殆どの子どもたちは通うことができません。また、標高も3,000m前後と高く、9月から雪が降り始め、冬の気候は非常に厳しいそうです。この地域では、普段、家畜を売ったり、冬の間はその肉を干し肉にして蓄えたりしています。ですが、被災地の家畜の多くは、瓦礫の下敷きになってしまい、その死骸の撤去すらできていない状態です。

そんな中、一刻も早く、被災した人びとの生活を支えるために、JENは、各ご家庭の状況に合わせて、必要なものを購入できるよう、多目的現金(多目的な用途に使用可能な現金)を配布いたしました。これにより、1世帯当たり約2カ月の食糧、衛生用品、厳しい冬を乗り切るための物資、教育に必要なものなどを購入することができます。引き続き、状況をお伝えいたします。

 

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山岳地帯にある地震の影響を受けた地域です。

 

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家屋が全壊してしまい、瓦礫の撤去が課題となっています。

 

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地震発生後、避難しているテント内に生活に必要な物が収まりきらず、屋外に置かれています。

8月 10, 2022 支援物資配布緊急支援 |

2022年7月 4日 (月)

今年2度目の食糧配布事業が完了しました

昨年8月の政変以降、アフガニスタンでは食糧危機の状態が続いています。ウクライナ侵攻の影響もあり、食糧価格が更に高騰し、人びとはますます厳しい状況に追いやられています。

そのような中、619日に、今年2度目となる食糧配布の事業が完了しました。パキスタンとの国境に位置するナンガルハル県に暮らしている、特に脆弱な状況に置かれた合計1,200世帯の方々に、2か月分の食糧パッケージをお渡しすることができました。

国連は、人口の半数以上に当たる2,280万人が深刻な飢餓に直面し、人道的ニーズが記録的レベルに拡大すると警告しました。また5歳未満児の半数に当たる320万人が年末までに急性の栄養不良に陥る危険性があると言われています。そのような中で、特に脆弱な1,200世帯の方々を特定するのは、困難を伴いました。妊娠中・授乳中の女性がいる世帯や、女性が世帯主の世帯などの基準を設け、現地で活動する他の支援機関とも密に調整をしながら事業を進めました。

 

事業が完了した直後の622日未明、アフガニスタン南東部を強い地震が襲いました。犠牲者は既に1,000人を超えていると報道されています。この地震で被災された人びとを支援するため、ジェンは現地に入って状況調査を開始しています。情報が入り次第、報告いたします。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

実際にご家庭を訪問して状況を確認しました。

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食糧パッケージを受取った女性とその息子さん

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7月 4, 2022 支援物資配布 |

2021年7月31日 (土)

新しいスタッフをJENにむかえました!

女子教育に関する新しい事業の開始に伴い、JENでは16人の新しいスタッフをむかえました。新スタッフは、アフガニスタンの厳しい状況にある方々の自立を支えたいという熱意と、それを十分活かせるスキルを持っており、今まで以上に強力になった新生チームでより良い活動が期待できます。 先日行われたオリエンテーションでは、事務所長がJENのミッションや方針について新しいメンバーと共有しました。

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新メンバーを交えてオリエンテーション

さて、日本では蒸し暑い日が多くなり、夏はもう目の前のように感じます。実はJENの事務所があるジャララバードには、もう本格的な夏が到来したようです。夜7時なのに41度もあり、日中は44度になる時もあるそうで、現地スタッフは「とっても暑い!」と言っていました。 そんな中、暑さをしのぐために現地の人びとがよく食べるものがあるそうです。それは日本の人びとにもなじみ深いスイカです。ジャララバードで収穫されたスイカを事務所でも食べているのだと、事務所長が教えてくれました。

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新しく始まった事業の打ち合わせ風景。階段の上には例のスイカが。

そして、ジャララバード事務所では現地政府機関のご協力により、メンバー全員の新型コロナ感染症の予防接種が行われました。もう十年以上注射針を目にしていないという、注射嫌いなスタッフもいる中で、無事一回目の摂取を終えました。 現在進んでいる事業の中では、新型コロナ感染症の予防も含めた衛生知識の啓発教育を、220世帯の人びとを対象に実施中です。予防対策の継続とワクチン接種の進行で一刻も早く収束に近づけると良いですね。


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ジャララバード事務所でのワクチン接種

 

村の子どもたちが学校へ行けるようになりました!
4月に完了した、安全な飲み水を確保し、衛生知識を村の人びとに伝える事業において、新たな報告がありました。井戸と給水所が新たに家の近くに建設された事で「水汲みに時間を取られなくなったので、子どもが学校に行ける」という声が多くあがりました。実際に、地域の水管理委員会のリーダーが調査を行ったところ、すでに57人の子どもたちが学校に通い始めたとのことです。
以前は生活に必要な水を確保するために女性や子どもが主体となり、何キロも何時間もかけて汲みに行っていました。 本来学校に通える年齢の子どもも、水汲みを優先させなければなりませんでした。
こうして、JENの事業により子どもたちが学校へ行けるようになり、より持続可能な未来に繋がるポジティブな報告を受けるのはとても嬉しいことです。引き続き、新たなチームの様子もこちらでご報告していきます。

7月 31, 2021 事務所・スタッフ |

安全対策の研修を行いました。

アフガニスタンでは、治安が不安定なため、常に安全対策に気を配り、セキュリティオフィサーを配置しています。日本でも避難訓練を定期的に行いますが、安全対策の研修は、一度受ければ十分ということはなく、同様の研修を複数回受けることで治安対策が身につき、とっさの行動ができるようになります。また、日々変化する治安状況に合わせて対応を変えてゆく必要もあります。先日、ジャララバード事務所でも、セキュリティオフィサーがJENの運転手や警備員を対象に安全対策の研修を行いました。

治安管理において、事件を未然に防ぐ事や、万が一何かあった時のために迅速に対応することが重要です。特に、運転手は事業地と事務所を頻繁に行き来し、移動中のJENスタッフの安全を確保する責任を担います。また、警備員は事務所にいるJENスタッフの安全を第一に考えて職務に従事しています。危険物が車に仕掛けられるという事例も多発しているため、十分に警戒する必要があります。そこで、セキュリティオフィサーは、実践的な対策法と対応の仕方について伝えました。IED(手製の簡易な仕掛け爆弾)を乗り物の中から探し出す方法を説明し、応急処置の練習も行いました。

危険に直面しないこと、そしてこれらのスキルを必要としない日常を送れることが一番ですが、安全対策をして万が一の状況に備えながら、事業を実施しています。

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応急処置の練習の様子

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安全に関わる事なので真剣な様子

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車の中からIEDに見立てたものを捜索する様子

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IEDに見立てた物を利用して捜索の練習

7月 31, 2021 研修 |

2021年5月31日 (月)

井戸と給水所が完成し、こんな風に生活が変わりました。

アフガニスタンのナンガルハル県で実施していた水衛生環境改善支援にて、井戸と給水所が完成し、譲渡式が行われました。セレモニーでは、井戸管理委員会(WMC)のメンバーへ、記念品のターバンや井戸や太陽光パネルの維持に必要な工具が贈呈されました。今後は、WMCが主体となり、住民から集めた管理費をもとにして井戸の管理と運営を行っていきます。

井戸と給水所の建設により、村の人々の生活には前向きな影響が出ています。以前は、村の住民の方々は家から遠く離れた(多くの場合3km以上)小川や井戸まで一日に何度も往復し、一日の大半の時間を利用して生活に必要な水を確保していました。子どもや女性が主体で水汲みが行われる事が多いため、学校に行く事ができなかったり、仕事や家事を犠牲にする事がやむを得なかったりという状況でした。5km程離れた不衛生な水汲み場に毎日行っていた方もおられましたが、給水所がコンパウンド内に建設されたことで、空き時間が増えて農産物の栽培に力を入れる事ができる、と喜んでおられました。

子ども達は学校やモスクへ行けるようになり、クリケットやバレーボールをして遊ぶ時間もできました。大人たちからは、今は街で働く時間ができ、家族のために食料を確保できるようになった、家事、育児や授乳に専念できる、といった声もあります。家庭菜園、家畜や手芸で収入を得られるようにもなった方々もいらっしゃいます。

また、安全な水と石鹸を使った手洗い、正しい衛生知識のおかげで下痢が減り、合わせて新型コロナ感染症の対策もお家でできるようになり、衛生環境の改善により健康になったと感じている方もいらっしゃいます。元々、生活物資の少ない国内避難民の方々は、JENが配布した水タンクにより安全な水を家で確保できて、助かっているとおっしゃっていました。

これまでは水源が遠く離れていて、村の人々の生活に様々な支障が出ていましたが、井戸と給水所の新設により日々の中に余裕が生まれ、衛生知識の向上により健康状態も改善し、今後の自立した未来に繋がるたくさんの可能性が出てきたようです。

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汲み上げの原動力となる太陽光パネルと完成した貯水タンク

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井戸と給水所の維持管理の為の講習

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WMCによる自主的な清掃活動

5月 31, 2021 水衛生環境改善 |

2021年4月30日 (金)

今までの人生で石鹸を使った覚えは無い。<参加者インタビュー>

サマルさん[43歳・男性]

場所:チャパルハル地域グルダラ村

「水衛生事業のスタッフから、初めて石鹸の話を聞いた時は、そんな物生きていて一度も使った事が無いと思いました。」

今回インタビューにてお話し頂いたのはサマルさん。2人の奥様、6人の息子さん、4人の娘さんという合計13人の家族を率い、ジェンの給水施設建設現場の隣にお住まいです。サマルさんは、2020年9月より開始された4のセッションに渡るジェンの衛生教育で知識を身に着けたいと意気込んでおられました。

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サマルさんのインタビューの様子。2021年3月24日

サマルさん「不衛生な水が衛生になるようにろ過する方法、手洗いが重要な日頃のタイミング、身の回りの衛生や環境を配慮した口腔と食品衛生について学びました。」

質問「石鹸など聞いたことがないとお聞きしましたが、本当ですか?」

サマルさん「いえ、石鹸の事は聞いたことがありましたが、貧困と衛生知識の欠陥により、人生で一度も使った事がありませんでした。ですが、今回の衛生教育のと衛生キットを受け取って以来、日頃から新たな習慣を付け、毎日石鹸を使うようにしています。」

質問「貧困状況の残る生活が続く中で、石鹸を優先して購入する事はやはり経済的に難しいと考えられますか?」

サマルさん「いえ、今はJENが供給してくれた衛生キット(石鹸5個、爪切り1個、歯磨き粉3個、歯ブラシ6個、トイレットペーパー3個、ティッシュ2箱、タオル2枚、生理用ナプキン1パック、21Lの水タンク)を使用しています。それに、使い終わった後も石鹸は買い足すつもりです。特に石鹸を使った手洗いの重要性と効果は、下痢や水が原因の病気の発症が減った事によって痛感し、従来起こっていた体への悪影響も不衛生な環境が原因である事を理解しました。」

サマルさんがお住まいの地域では石鹸を使った手洗いの習慣がなかったため、下痢や水を介して発症する病気になる方々が大変多く、特に子どもたちは学校に行く事が困難になるなど、生活への支障をきたしています。

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食器にかぶせられたネットは虫による病気の繁殖を防ぎます。

サマルさん「衛生教育、衛生キットの供給、さらにコンパウンドごとに繋がれた水道管の設備による安全な飲み水の確保をして頂き、日本の皆様には大変感謝しております。これにより、病気になる回数が減り、これまで費やしていた医療費の節約も出来るようになります。」

サマルさん「JENには私たちの村で人材育成を通して雇用を促す生活支援プログラムも実施して頂きたいです。迅速な対応をありがとうございました。」

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新たにサマルさんのお家の前に建設された給水所

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新たに建設されたトイレの様子

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サマルさん一家がお住まいの家

4月 30, 2021 水衛生環境改善 |

2021年3月30日 (火)

チャパルハル地区での水衛生事業が進んでいます

2020年9月末に開始した水衛生事業が、いよいよ終盤に近づいてきました。本日は事業の進捗状況をお伝えします。

この事業では、井戸とそこから汲み上げた水を貯める貯水槽、そして給水所を建設します。掘削した井戸水の水質安全性も確認され、貯水槽の建設も間もなく完了を迎えます。あとは住民の方々の住居近くに設置する給水所と、それらを貯水槽と繋ぐ配管の敷設が完了すれば、安全な飲料水に容易にアクセスできるようになります。

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貯水槽も完成間近です!

この事業のもう一つの大きな柱は、衛生教育です。今まで住民の方々があまり意識・認識していなかった公衆衛生の重要性や、新型コロナの流行で今まで以上に重要になっている、石鹸を使った適切な手洗いの必要性を、アフガニスタンの文化的背景に沿った形でお伝えしました。そして、お伝えしたことを実践していただけるように、石鹸や歯ブラシ、水タンクなどが入った衛生キットを各世帯にお渡ししました。

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衛生教育で学んだことを実践していただくための衛生キット配布の準備

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研修終了後に衛生キットをお渡しし、中身を全員で確認しました

衛生教育は全4回に渡るセッションでしたが、その完了を待たずして住民の方々の意識や行動に変化が現れてきました。今までしていなかった、自宅の敷地内の清掃やトイレの建設に着手し始めましたと教えてくださる方々が出てきたのです。

この事業は4月頃完了する予定です。完了後の状況も、またこちらでご報告していきます。

3月 30, 2021 水衛生環境改善 |