2011年12月 6日 (火)

【防災訓練】被災地での活動に万全を期して~石巻スタッフ救命救急講習

12月6日(火)、JEN石巻スタッフが、石巻市消防本部にて救命救急講習を受講しました。

 【JENスタッフ、消防本部に到着!】
 
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 日ごろからの意識を高め、万全を期して被災地で活動するために、救命救急講習を受けることはとても重要です。
 JEN石巻スタッフは消防署の方たちから、心肺蘇生法、AED (自動体外式除細動器)の使い方や止血方法などについて学びました。

【人命救急には、まず気道を確保することが大切です】

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【心臓マッサージの方法について学ぶJENスタッフ】
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 さて、いよいよ実践編です。スタッフはグループに分かれ、模型を使って心臓マッサージを実践しました。 心臓マッサージは胸部の中央に手のひらを当て、ひじを曲げず、体重をかけて行います。心肺蘇生のためには、1分間に100回程度の割合で行わなくてはなりません。スタッフはみな熱心に取り組んでいました。

【心臓マッサージを行うJENスタッフ】

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 次に、グループ内で救急車を呼ぶ役、心臓マッサージを行う役、AEDを使用する役、消防署員の役などに分かれて、ロールプレイングを行いました。実際の場合を想定しながら、それぞれの役回りを真剣にこなしていました。
 スタッフのほとんどはAEDを使用するのが初めてでしたが、AEDの自動音声にしたがって冷静沈着に対応していました。

【AEDのパッドは、心臓をはさんで対角線上に貼ります】
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 4時間にわたる講習を受け、最後に筆記試験を受けて終了です。スタッフ全員が合格し、「救命救急講習Ⅱ」を修了することができました。
 あらためて救命救急の重要性を認識した私たちJEN石巻スタッフは、これからも被災地活動に懸命に取り組んでまいります。

====== ご報告 =============


平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。



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12月 6, 2011 事務所・スタッフ, 復興支援, 心のケア, 東日本大震災, 防災訓練・教育 |

2011年11月17日 (木)

牡鹿地区・全仮設住宅での防災訓練が完了しました

 11月17日(木)、牡鹿半島・鮎川浜にある仮設住宅において、女川消防署牡鹿出張所のご協力のもと、戸別訪問による防災指導と全世帯への消火器配布を行いました。

 JENがおよそ1か月にわたり牡鹿地区で行ってきた仮設住宅18か所での防災訓練が、この日をもってすべて完了しました。
 
 【これから一軒一軒を訪問します!】
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 JENが最初に牡鹿半島の仮設住宅で防災訓練を行ったのは10月中旬でした。

 現在、仮設住宅では消火器が1棟につき1本設置されていますが、消火水槽、外水道がありません。さらに、仮設住宅はいくつもの世帯が棟続きになっているところが多く、万一、火災が起きた場合の延焼被害が大きくなることが懸念されます。

 今後、仮設住宅という新しい環境で暮らしていくにあたり、地域の方たちの安全を確保し、不安を解消していくことがとても重要です。また、こうした支援が地域の方たちの心のケアにもつながるとJENは考えます。

 さらに、牡鹿地区では、地震や津波を想定した防災訓練は毎年行われてきましたが、火災を想定した防災体制も重視されることから、JENは牡鹿地区の仮設住宅18か所すべてにおいて防災訓練を計画・実施し、全戸(443戸)に粉末消火器を配布してきました。

【これまでの防災訓練の様子~119番通報訓練】
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【これまでの防災訓練の様子~仮設住宅集会所前での消火器使用練習】
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【これまでの防災訓練の様子~日中、家を守る主婦層の参加が目立ちます】

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訓練最終日となった17日、消防署員とJENスタッフが各世帯を訪れ、消火器の使用方法について説明を行いました。地域の方と直接顔を合わせて消火器を手渡しすることによって、消火器の使い方だけでなく、季節の話や日常生活の話など、小さな会話が生まれていきます。

【消火器を配るJENスタッフ】
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【小さな会話にも笑いが生まれます】
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 仮設住宅18か所での防災訓練を通して、地域の方たちからは「今まで戸建ての家にしか住んだことがなく隣に家族以外の人が住んでいることを意識していなかったが、この訓練のおかげで防災への意識が高まった。」などの声が多く寄せられました。


 仮設住宅には、一人暮らしの高齢者が多く住んでいます。何か困ったことがある時は地域で助け合う「互助」の気持ちはもちろん、万一に備えた防災訓練はとても大切な意味を持っています。 

【仮設住宅から望む鮎川浜の風景】
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11月 17, 2011 コミュニティ再建, 復興支援, 心のケア, 東日本大震災, 防災訓練・教育 |

2011年10月19日 (水)

【防災訓練】 牡鹿半島の仮設住宅にて、安心して暮らせる環境を整備

 10月16日(日)、仮設住宅において、女川消防署牡鹿出張所の協力のもと防災訓練を行いました。


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JENは、これまでに、インドネシア、スマトラ島パダン沖地震被災者支援で、防災訓練を行いました。

また、ミャンマーにて、サイクロン被災者へも防災教育を行いました。 

そして、2005年にパキスタンのカシミール州を襲った大地震への支援活動でも、防災教育を行いました。

こうして、災害への「備え」に欠かせない防災教育を、必ず自然災害の被災地支援で実施してきました。

 

 さて、話を東日本大震災への支援活動に戻しましょう。

 現在、仮設住宅では消火器が1棟につき1本設置されていますが、消火水槽、外水道がありません。今後の防災体制強化のためにも、今回の訓練は非常に重要な意味を持っています。
 
 この日、高齢の方を中心として約20名が参加しました。消防署員の指導に従って火災・救急時の119番通報と初期消火の訓練を行いました。
 
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 <写真:
119番通報の訓練

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 <写真:
水消火器を用いた初期消火の訓練
 
  「火災が起きたらまずは大きな声でさわいで周囲に教えること、決して1人で消火しようとせずに消防署に迅速に通報すること、向かい風では消火器を使わないこと・・・」などの話に、みなさん強い関心を持って注意深く聞き入っていました。

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  JENはこの日、世帯ごとに粉末消火器を配布しました。また、今後も引き続き、他の仮設住宅で防災訓練の実施を進めていきます。こうして、多くの方が共に暮らす仮設住宅全体で、防災意識を高めること、そして
なによりも、新しい生活を始めた人々が、安心して暮らせる環境の整備のお手伝いに努めていきます。

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 <写真:
消火器を配るJENスタッフ

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10月 19, 2011 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 緊急支援, 防災訓練・教育 |

2010年9月30日 (木)

ついにサイクロン・シェルター型学校が完成

100928_rimg1596 外務省NGO連携無償資金協力の助成と清原美彌子様のご遺志、そしてご寄付や様々な形でご支援をいただいている皆さまのご協力を得て、9月16日、サイクロン・シェルター型学校2校が完成しました。現地調査・計画から含めると本当に長い時間がかかりました。しかしその甲斐があって、強固で安全な建物を作ることができました。温かく見守って支援をしてくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

村人たちの話にあった「夢にまで見た建物」という感覚は、我々も同じです。様々な問題に直面し、何度も「完成できるのだろうか」と思うことがありました。ですが、問題をひとつずつ、村人やスタッフとともに泣き笑いながら乗り越え、完成しました。村人たちが、「ただ支援をもらうのではなく自分たちも協力したからできた。皆が協力すればなんでもできる」そういう希望を持ってくれて初めて、本当の意味で「村でひとつのことが成し遂げられた」と言えると思います。

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子どもたちが本当に嬉しそうに学校じゅうを走り回っている笑顔をみると、仕事の苦労も疲れも吹き飛びます。この続きは、10月末の東京での報告会でお話しいたします。報告会の詳細はホームページなどで近日お知らせいたしますので、皆さまどうぞご参加ください。
 
 最後に改めてサイクロン・シェルター型小学校の建設のために多大なるご支援をいただいた故清原美彌子様、ご遺族の皆様、そして日本の皆さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

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9月 30, 2010 ミャンマー, 復興支援, 防災訓練・教育 |

2010年9月 2日 (木)

ミャンマーの防災教育を通して伝えたかったこと

 事業実施前の調査によると、村のほとんどの人に防災知識がなく、次なる災害への不安がつのる毎日を送っていました。その原因について当初、我々は、防災知識がないことが問題だと思っていました。しかし調査をしながら、防災ワークショップを進めていくうちに、コミュニティの歴史が20年しかなく、コミュニティ力が極めて弱い地域であるということが分かってきました。もちろん被害が大きく死者数も多かった地域を選んだこともありますが、他の地域にくらべ、日常からお互いに助け合う、信じあうという点がとても弱いと感じました。

 そこで、防災ワークショップで、できる限り、皆でできる共同作業や、村について考える時間を増やしました。そして最後に、村人から話を聞いて集めた、被災時の状況、現在の村の状況、防災委員会の構成、村の歴史や将来の計画などを記載した防災ハンドブックを村ごとに作成し、配布しました。彼らはそれらを手にして本当に喜んでくれました。「今まで自分たちの村の歴史などを知ることはなかったけど、こうしてまとまった本にしてくれて本当にうれしい。自分たちの村を誇りに持てる」と。

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 この本によって、彼らが「村というコミュニティ」をより意識し、誇りを持って、一致団結することができれば、再び自然災害が発生したとしてもきっと被害が大幅に軽減され、災害に強い、素晴らしい村になれると思います。100902rimg0819s

防災教育事業は、清原美彌子さまのご遺志、日本政府、日本のみなさまのご協力により実施されました。

9月 2, 2010 ミャンマー, 防災訓練・教育 |

2010年8月19日 (木)

学校の建物を何色にしようか?

先週、学校委員会と防災委員会のメンバーが集まり、学校の建物の色を決めました。ミャンマーでは、NGOが学校を作る場合、校舎の色を自由に決めることができます。話し合いが広がりすぎないよう、あらかじめ5つの案をJENが用意し、村びとがその中から選ぶようにしました。

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 この小学校はサイクロン時の避難場所も兼ねているので、視認性も重要なポイントです。グウェチャウンジー村では、私の気に入っていた色の案があと一票のところで負けてしまいました。タヨーチャウ村では、グウェチャウンジー村と同じ色の案が圧倒的多数で選ばれました。100819_tyc_img_1717s

我々スタッフだけで決めてしまうこともできますが、村びと自身が決めることで、オーナーシップ(学校は自分たちのものであるという意識)が高まります。

 JENは常に、どうすれば村びとたちがこのサイクロンシェルター兼学校を長く良い状態で使い続けられるかを考え、彼らと協働しながら、建設を進めています。

 100819_tyc_img_1713s この建設事業は、清原美彌子さまのご遺志と日本政府の協力により実施されています。

8月 19, 2010 ミャンマー, 防災訓練・教育 |

2010年7月22日 (木)

先生たちの活発な防災ワークショップ

100722_dscn4845s  先日行われた、教師向けの防災教育ワークショップをご紹介します。このワークショップは、先生たちが防災教育の方法を学ぶことで、今後継続的に子どもたちに防災の大切さを教えることができるようになることを目的としています。

100722_dscn4854s_2  ワークショップは4日間ある村で行われ、周辺の村からの教師も含め26名の参加がありました。最初は遠慮がちで、人見知りをしていた先生たちも、2日目からは積極的に意見やアイデアを出し合い、非常に活発なワークショップとなりました。そして「とてもいいワークショップなので、ぜひ他の村でも開催して、先生たちに防災教育を教えてほしい」との感想が聞かれました。

100722_dscn4910s  また、我々ジェンのファシリテーター側も思いつかないような教師らしい提案がたくさんあり、刺激的で創造的なワークショップになりました。このことはジェンとしても驚きであり、貴重な経験になりました。

 各村1-2名の教師たちは、普段は村から出ることや、離れている他の村の教師と交流することはありません。このようなワークショップが開かれ交流することで、今後の教師同士の情報交換や相談などが活発になることも期待できそうです。100722_s

7月 22, 2010 ミャンマー, 防災訓練・教育 |

2010年5月13日 (木)

学ぶ気持ち

100513_kck  日本の皆さまと故清原様のご遺志に支えられ、JENはサイクロン被災地での防災教育を進めています。いつも心を打たれるのは、村人たちの学ぼうとする気持ちです。日々の生活すら安定していないにも関わらず、防災教育に参加している人びとの態度は、真剣そのものです。

 サイクロンから丸2年が経過しました。被災による恐怖心、生きたい、自然災害の仕組みや防災についての知識を得たいという気持ちから、授業の中でノートとペンを提供すると、みんな一言も聞き逃すまいとして一生懸命メモをとっています。もちろん、寝ている人なんて一人もいません。

100513_tkm  JENがミャンマーで防災教育をはじめて9カ月近くになります。活動している地域の人びとは「ジェンが来て、早く防災教育をしてほしい」と口を揃えて言ってくれます。「ためになるし、みんな公平に参加できるのがいい。そして楽しい。」と。

 その真摯な学ぶ気持ちに応えようと、JENのスタッフもおおいに刺激を受けています。それが相乗効果を生み、学ぶだけではなく、災害を理解し防災の意識を高めようとする村人が増えてきました。

5月 13, 2010 ミャンマー, 防災訓練・教育 |

2010年3月25日 (木)

子どもたちから学ぶ防災教育

100325_group_photodrr_workshop  ようやく、69の学校の生徒が参加した全17回の防災ワークショップが終了しました。今回は、パダン・パリアマン県の被災地域に住む学校の子どもたち、学校運営委員会(現地のPTAに相当)のメンバー、そして教師たちに対する防災ワークショップを開催した、ジェン・スタッフからの報告です。

 一カ月間にわたって開催した17のワークショップ。17ヶ所の異なる場所で学校の子どもたちの面倒をみることは、容易なことではありませんでした。子どもたちの中には、いたずら好きな子や、人見しりをする子もいました。それでも、そのやんちゃな行動やジェスチャーによって、ワークショップ会場の重い空気が変わり、参加者の間に大きな笑いが広がることもありました。私たちはワークショップの期間中、そのような場面を数多く目にしました。また、時には、これらの無邪気な子供たちによって、私たちが知らないことについて考えさせられ、学ぶべき新たな発見がありました。

 ワークショップでは、教師と生徒のグループが、学校と避難経路の地図を作成しました。地図を作った後、グループの中の一人が、参加者全員に説明をします。

100325_drr_workshop  ある時、教師が「ドロップ・カバー・アンド・ホールド(机の下に隠れ、体を丸めて机にしっかりつかまる)」法について説明していると、一人の生徒が次のように質問しました。

「先生、もしテーブルの下に隠れて、そのテーブルが十分に丈夫でなかったら、屋根のがれきがテーブルを壊して、僕たちは簡単に死んでしまうよ。」

 この質問に対しては、誰も答えられませんでした。やがて一人の教師が、「机をもっと丈夫にするよう、役所に頼みましょう」と答えました。

 教育省は、学校の備品は充分強度があるものにすべきであり、また、災害はいつでも襲ってくる可能性があるということを認識する必要があります。私たちは教育省への報告書に、この生徒から受けた指摘を盛り込みました。

3月 25, 2010 インドネシア スマトラ沖緊急支援, 防災訓練・教育 |

2010年3月 4日 (木)

建設会社と協力しながら

 サイクロンシェルター兼小学校の建設事業は、ジェンのエンジニアと建設会社が協力しながら進めています。

100304_img_1838s_2  現在、ジェンのエンジニアは53歳。今までに様々な現場を管理してきた経験があります。建設の始まった当初、建設会社のスタッフは、注文の多いジェンのエンジニアに戸惑っていましたが、最近ではしだいに指摘内容を理解するようになりました。エンジニアのアドバイスによって、スムーズに段取りよく建設できることが分かり、信頼関係ができつつあります。

 現地は、海に近い湿地帯で1Mも掘ると水が出てきます。このサイクロンシェルターは、基礎をしっかり造るため、地面から2Mほど掘り下げ、水をくみ上げながらの掘削になります。そのため、水をくみ上げるポンプのメンテナンスも大事な仕事となり、事前にしておかなければ工期が遅れるのです。

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100304_img_1867s_2  また、掘削をしながら、基礎のための鉄筋準備や、今後の詳細な工事日程の確認などを並行して行い、作業を効率よく進めます。毎日、事前に様々な打合せや指導をすることで、工事が円滑に行えるようになります。

103004_img_1855s  少しずつではありますが、建設会社とジェンのチームワークができつつあります。最後までいいチームで建設できるように協力しあってゆきたいと思います。

3月 4, 2010 ミャンマー, 防災訓練・教育 |

2010年1月 7日 (木)

防災教育の積み重ね

100107_dscn0904s  清原美彌子さまのご遺志と日本政府の協力により、ピャーポン県ボーガレ郡で防災教育を実施しています。

 サイクロン「ナルギス」がこの地を襲ってから1年半が過ぎました。今後ナルギスのような巨大サイクロンがこの地を襲った場合、同じような被害が起こる可能性があります。ジェンの事業地の村人たちも、そのことをよく理解し、危機感を持っているのが分かります。

 そのためか、ジェンの防災教育への出席率は80%以上と非常に高い状態が続いています。彼らの防災への興味や姿勢に触れるたびに、我々スタッフも、それに応えなければと身が引き締まる思いがします。

 しかし、ジェンの事業地の他では、次のサイクロンへ備えている村はほとんど見当たりません。ナルギスを経験した人々は当然、誰もが再び起こりうる悲劇に不安を感じていることだと思います。けれども、まず何から手をつけてよいのか、途方に暮れているのでしょう。

100107_dscn1028s  ジェンが事業地の村に設立した防災委員会には、周辺の村へ防災のノウハウを伝えていくように意識を持ってもらえるよう努めています。ジェンの事業がきっかけとなり、他地域にも一日でも早く「悲劇は防げる」ということに気づいてもらい、防災のノウハウが伝わって行くことを目指しています。

1月 7, 2010 ミャンマー, 文化、生活、習慣, 防災訓練・教育 |

2009年12月17日 (木)

初めての避難訓練

 支援してくださる皆さま、およびジャパンプラットフォームのご協力により、現在インドネシア・パダンパリアマン県にて防災教育を実施しています。

 インドネシアの子どもたちは、地震が神、アッラーの怒りによって発生したと信じており、それは自分の行いが悪いからであると、未だに地震の恐怖を抱えています。ジェンは、そのような恐怖を少しでも軽減できるよう、また、再び起こるかもしれない震災に備えることができるように、地震のメカニズムなどの防災知識を教えるとともに避難経路の作成、避難訓練の実施、防災委員会の設置などを行っています。

091217_mock_drill_session  先日実施した避難訓練。初めて参加した避難訓練では大人も子どもも大はしゃぎをしながら訓練に取り組んでいました。このように、ワークショップでは防災知識を身につけるだけでなく、楽しく学びながら被災した子どもたちの心をケアすることも目的としているのです。

12月 17, 2009 インドネシア スマトラ沖緊急支援, 教育支援, 防災訓練・教育 |

2009年11月19日 (木)

防災意識が生まれると…

091119_dscn9645s  ジェンを支援してくださる皆さまのご意志と日本政府の支援により、ジェンは昨年5月の巨大サイクロンで被災したエヤワディ管区ボーガレ地区の2村で防災教育のワークショップを行っています。

 まず各村に防災委員会(日本でいうところの自治会のようなもの)を立ち上げます。そして、その委員会で村の防災計画を作成し、村の中で知識や訓練方法を維持管理していくためのワークショップを行います。委員会を設立することで、ジェンがプロジェクトを終了した後でも、村で防災活動を自主的かつ継続的に行えるような体制づくりを最初から支援します。

091119_dsc00746   さて、村では防災という言葉すら聞いたことがない人がほとんどです。そのため、最初にできるだけ多くの村人を集めて、防災教育についてその重要性や概要を説明します。その中で村人自身に委員会メンバーを決めてもらいます。

091119_dsc00753_2  ワークショップがひとたび始まると、徐々に村人たちの発言が多くなり、積極的に参加してくれるようになります。ジェンのファシリテーターたちも、いかに村人に興味を持って参加してもらうかを毎回工夫しながら、防災教育のワークショップを行っています。

 次回は具体的な防災教育の内容についてご紹介します。

11月 19, 2009 ミャンマー, 企業の皆さまからのご支援, 教育支援, 文化、生活、習慣, 避難民・難民緊急支援, 防災訓練・教育 |

2009年7月 2日 (木)

村の地図

090702_img_0208s_low  これは、テヨーチャウという村で村人が作った地図です。

 ジェンがシェルター・キット(竹マット、木材、ニッパ椰子など仮設住宅用の資材)を配り、住宅再建が進むにつれ、変化した村に合わせて地図を作ったようです。地図には、家・トイレ・学校・世帯長の家・橋・井戸・道・池・川・独身/未亡人の家・障害者の家・田圃・サイクロンで残った家・店・村の尊敬される人の家・会議室・見張り小屋・木・池といった内容が盛り込まれています。

 通常、村人たちは自分たちの村のことは地図に書くまでもなく、誰よりもよく理解しています。しかし、普段は来ないはずのサイクロンがミャンマーに甚大な被害を与えた今、村人たちは、次なる災害から生き残るための術を身につけなければなりません。

 サイクロンが村人たちに残した心理的な傷跡は今なお大きなものです。村人が書いたこの地図は、次なるサイクロンに対する危機感の表れのような気がしてなりません。

 ジェンは支援者の皆様、そして日本政府の協力を得て、6月22日から耐サイクロン型学校2校の建設および防災教育を開始いたしました。村人を対象に行う防災教育では地図を使います。災害時に倒れそうな木など些細な情報も地図に落として、村人に避難経路を考えてもらうつもりです。

 ジェンは、村人たちが一日も早く不安を取り除き安心して暮らせるよう、村人たちと共に地図を描いていきたいと考えています。

7月 2, 2009 ミャンマー, 防災訓練・教育 |

2009年1月 8日 (木)

悲しみを克服し防災意識が芽生える

090108_bo_hnar_hna_pauk003_date_25d  現在ジェンは、大きな被害を受けたにもかかわらず、アクセスが悪いために支援が届いていなかったボーガレ地区のチョンダーヤ村で支援を行うための調査を進めています。

 ここでは毎日の食事も支援物資に頼らざるを得ない状況が、今も続いています。人びとの心に深くあるのは、どうやって食事を得るか、毎日の生計を立てていくかという問題と同時に、「もう一度サイクロンが来たらどうすればいいのか」という不安です。家族を目の前で失った人も多いため、なかなかサイクロンのことを忘れることはできません。

 多くの人びとが、サイクロンの時に逃げる場所や方法について知りたがっています。大きな自然災害を今までほとんど経験したことがないミャンマーでは、防災という概念がありませんでした。しかし今、防災訓練などについて話をすると、多くの人が大変興味を持ちます。090108_bo_htate_chaung031_date_25de

 防災を考えるということは、サイクロンのことを思い出すことにつながるため、どうしても悲しいできごとを思い出さなければなりません。それでも彼らは、防災訓練を学びたいと言います。その裏にあるのは、家族を守れなかった無念さと、「次は家族全員が生き残れるように」という思いがあるような気がしてなりません。

 今後も調査を通じて、様々なニーズを確認・分析し、人びとに本当に必要とされる支援を続けていきたいと思います。

1月 8, 2009 ミャンマー, 防災訓練・教育 |