2013年6月10日 (月)
2013年7月末までの復興支援ボランティア募集について
2013年6月・7月の復興支援ボランティアの活動日、活動内容は以下の通りです。
みなさまのご参加を、よろしくお願いいたします。
※お申込書、参加のしおりが新しくなりました。2回目以降の参加の方も、予めご確認ください。(2013年3月28日更新)
【申込書】 「b_application_jpn201204__20130328itoukk.doc」をダウンロード
【参加のしおり】 「d_20130327_itou.docx」をダウンロード
********募集期間&日時********
<6月予定>
日付 曜日 内容 備考
1 土 花壇作り活動 門脇町
2 日 花壇作り活動 門脇町
3 月
4 火
5 水
6 木
7 金
8 土 漁業支援活動 谷川浜
9 日 花壇作り活動
10 月
11 火
12 水
13 木 漁業支援活動 東浜
14 金 漁業支援活動 東浜
15 土 漁業支援活動
谷川浜
16 日 漁業支援活動
谷川浜
17 月
18 火
19 水
20 木
21 金
22 土 漁業支援活動 東浜
23 日 漁業支援活動 東浜
24 月
25 火
26 水 花壇作り活動 門脇町
27 木 花壇作り活動 門脇町
28 金 花壇作り活動 門脇町
29 土 漁業支援活動 谷川浜
30 日 漁業支援活動 谷川浜
<7月予定>
日付 曜日 内容 備考
1 月
2 火
3 水
4 木
5 金
6 土 海岸清掃活動 網地島(船欠航時は花壇作り)
7 日 海岸清掃活動 網地島(船欠航時は花壇作り)
8 月
9 火
10 水
11 木
12 金 漁業支援活動 東浜
13 土 漁業支援活動 東浜
14 日 漁業支援活動 東浜
15 月 漁業支援活動 東浜
16 火
17 水
18 木
19 金
20 土 漁業支援活動 谷川浜
21 日 漁業支援活動 谷川浜
22 月
23 火
24 水 漁業支援活動 谷川浜
25 木 漁業支援活動 谷川浜
26 金
27 土 漁業支援活動 東浜
28 日 漁業支援活動 東浜
29 月
30 火
31 水
※活動内容は天候や受け入れ先の都合によって変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。8月以降の日程は7月ごろ掲載予定です。
********************************
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、東北地方は甚大な被害を受けました。震災直後から2012年12月末までに、JENのボランティア派遣プログラムを通じて、ご家庭の泥やがれき、側溝に溜まった泥の撤去や仮設住宅への物資の搬入など、街の復興に参加してくださったボランティアの方々は延べ8,300人を超えました。
震災から時間が経過し、活動内容はがれき撤去や側溝清掃などの多くの力を必要とする「緊急支援」から、漁業などの生計回復支援や仮設住宅などに住んでいらっしゃる方々の生活支援などの「復興支援」へと変化しています。 JENは「生きる力、を支えていく」をモットーに、中長期的な支援を継続してまいります。
復興に向かう地域の皆さんが、すこしでも早く元の生活に戻るためのスタート地点にたてるよう、そして前向きな気持ちを一緒に後押しするために、引き続き、皆さんのご参加をよろしくお願いいたします。
<ご参加の条件>
1.石巻事務所または宿舎まで自力でお越しいただける方
2.宿泊所を利用される際、宿泊所で共同生活ができること。
3.作業着、装備を持参できること。
4.ボランティア保険へ加入していること。
集合時間:朝8:00
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
※現地集合、現地解散です。
※始めてご参加される方は必ずオリエンテーションにご参加ください。(詳細は「参加のしおり」を参照)
※活動期間は1日からお受けいたします。
※お申込締切りは、ご参加希望日の一週間前(17:00)です。
※定員:基本的に、各日20名程度
※宿泊所をご利用の場合、施設維持管理費として:1 泊 1,000 円/人徴収させていただいています。(連泊の場合、最大5000円。2013年4月1日より改訂)
宿泊所を心地よく過ごして頂くよう、少し改修いたしました。それに伴って維持管理費が1,000円に変更となりました。ご協力をよろしくお願いいたします。
<作業内容>
◆漁業復興に向けた作業のお手伝い
◆農業復興に向けた作業のお手伝い
◆地元主体の各種イベント等のお手伝い
◆子どもの遊び場であり、地元の方々の拠り所である沢や寺社、公園等の清掃
※その時に最も必要とされている作業をお手伝いいただく予定です。変化する支援のニーズに合わせ、お手伝い頂く作業の内容は随時変わります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。
<その他>
◆募集日時や集合場所は、現地の状況によって変わる場合がございます。必ず、ご出発前にJENのホームページ上で変更がないか確認ください。
◆お申込みいただいた後、こちらからメール、または電話にて受付完了したことをお知らせいたします。
◆定員(各回20名)に達し次第、締め切りとなりますのでご了承ください。お申し込みの締切日を過ぎてしまった場合にも、定員に満たない回には、ご参加頂ける場合もございます。個別にご相談ください。
◆悪天候の場合は、活動中止の可能性がありますのでご了承ください。
◆事務所は狭いため、集合時間以前に到着された方にお待ち頂くスペースがございません。集合時間の5分前を目途にお集まり頂けますようお願い致します。
<ボランティア保険加入について>
お申込み前にボランティア保険(地震等にも対応した「天災プラン」)に必ずご加入ください。お近くの社会福祉協議会等でご自身にて加入をお願いいたします。なお、ボランティア保険の有効期限は、毎年4月1日から3月31日までとなります。自動継続はされませんので、ご注意ください。
<お申込み方法について>
ご参加のしおりをお読みの上、申込書をご記入いただき、ボランティア保険への加入を証明する証書(書類)と一緒に E-mail または Faxでお送りください。 ボランティア保険の加入が済んでない場合、お申し込みは完了いたしませんので、ご注意ください。
<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
volunteer@jen-npo.org 0225-25-5611
※受付時間:平日9時~18時
====
緊急募金を受け付けています。
↓↓↓↓↓↓↓
○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。
その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
6月 10, 2013 東日本大震災心のケア生計回復・収入創出復興支援 | Permalink
2013年5月29日 (水)
2013年9月末までの復興支援ボランティア募集について
2013年6月~9月の復興支援ボランティアの活動日、活動内容は以下の通りです。
みなさまのご参加を、よろしくお願いいたします。
※お申込書、参加のしおりが新しくなりました。2回目以降の参加の方も、予めご確認ください。(2013年3月28日更新)
みなさまのご参加を、よろしくお願いいたします。
(活動内容に関しましては、予告なく変更になる可能性がございます。
お申込みの際に、ご確認ください。なにとぞ、ご協力をよろしくおねがいいたします)
※お申込書、参加のしおりが新しくなりました。2回目以降の参加の方も、予めご確認ください。(2013年3月28日更新)
【申込書】 「b_application_jpn201204__20130328itoukk.doc」をダウンロード
【参加のしおり】 「d_20130327_itou.docx」をダウンロード
********募集期間&日時********
<6月>
日付 曜日 内容 備考
1 土 花壇作り活動 門脇町 ご参加ありがとうございました!
2 日 花壇作り活動 門脇町 ご参加ありがとうございました!
3 月
4 火
5 水
6 木
7 金
8 土 漁業支援活動 谷川浜 ご参加ありがとうございました!
9 日 花壇作り活動 石巻市上釜 ご参加ありがとうございました!
10 月
11 火
12 水
13 木 漁業支援活動 東浜 ※お申し込みは締め切ました
14 金 漁業支援活動 東浜 ※お申し込みは締め切りました
15 土 漁業支援活動 谷川浜 ※お申し込みは締め切りました
16 日 漁業支援活動 谷川浜 ※お申し込みは締め切りました
17 月 漁業支援活動 南三陸町 ※お申し込みは締め切りました
18 火 漁業支援活動 南三陸町 ※お申し込みは締め切りました
19 水
20 木
21 金
22 土 漁業支援/花壇整備作業 ※定員に達しました
23 日 漁業支援/花壇整備作業 ※定員に達しました
24 月
25 火
26 水 花壇作り活動 門脇町 人手が足りません!
27 木 花壇作り活動 門脇町
28 金 花壇作り活動 門脇町
29 土 漁業支援活動 谷川浜
30 日 漁業支援活動 谷川浜
<7月>
日付 曜日 内容 備考
1 月
2 火
3 水
4 木
5 金
6 土 海岸清掃活動 網地島 (船欠航時は花壇作り作業)
7 日 海岸清掃活動 網地島 (船欠航時は花壇作り作業)
8 月
9 火
10 水
11 木
12 金 漁業支援活動 東浜
13 土 農地再生活動 石巻市上釜地区
14 日 漁業支援活動 東浜
15 月 漁業支援活動 東浜
16 火
17 水
18 木
19 金
20 土 漁業支援活動 谷川浜
21 日 漁業支援活動 谷川浜
22 月
23 火
24 水 農地再生または花壇整備活動 石巻市内
25 木 農地再生または花壇整備活動 石巻市内
26 金
27 土 漁業支援活動 東浜
28 日 漁業支援活動 東浜
29 月
30 火
31 水
<8月>
日付 曜日 内容・活動場所 備考
1 木
2 金
3 土 漁業支援活動 谷川浜
4 日 漁業支援活動 谷川浜
5 月
6 火
7 水
8 木 花壇作り活動・農地再生活動 上釜・門脇
9 金 花壇作り活動・農地再生活動 上釜・門脇
10 土 除草・側溝清掃活動 網地島 ※船が欠航の場合、変更になります
11 日 除草・側溝清掃活動 網地島 ※船が欠航の場合、変更になります
12 月
13 火
14 水
15 木
16 金
17 土
18 日
19 月
20 火
21 水
22 木
23 金
24 土 除草・側溝清掃活動 網地島 ※船が欠航の場合、変更になります
25 日 除草・側溝清掃活動 網地島 ※船が欠航の場合、変更になります
26 月
27 火
28 水
29 木 花壇作り活動・農地再生活動 石巻市内
30 金 花壇作り活動・農地再生活動 石巻市内
31 土 漁業支援活動 南三陸町
<9月>
日付 曜日 内容 備考
1 日 漁業支援活動 南三陸町
2 月
3 火
4 水
5 木
6 金
7 土 漁業支援活動 谷川浜
8 日 漁業支援活動 谷川浜
9 月
10 火
11 水
12 木
13 金 漁業支援活動 谷川浜
14 土 除草・側溝清掃活動 網地島 ※船が欠航した場合、変更になります
15 日 除草・側溝清掃活動 網地島
16 月 除草・側溝清掃活動 網地島
17 火
18 水
19 木
20 金
21 土 漁業支援活動 南三陸町
22 日 漁業支援活動 南三陸町
23 月 花壇作り活動・農地再生活動 石巻市内
24 火
25 水
26 木
27 金
28 土 漁業支援活動 谷川浜
29 日 漁業支援活動 谷川浜
30 月
※活動内容は天候や受け入れ先の都合によって変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。10月以降の日程は9月ごろ掲載予定です。
※活動内容は天候や受け入れ先の都合によって変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。8月以降の日程は7月ごろ掲載予定です。
********************************
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、東北地方は甚大な被害を受けました。震災直後から2012年12月末までに、JENのボランティア派遣プログラムを通じて、ご家庭の泥やがれき、側溝に溜まった泥の撤去や仮設住宅への物資の搬入など、街の復興に参加してくださったボランティアの方々は延べ8,300人を超えました。
震災から時間が経過し、活動内容はがれき撤去や側溝清掃などの多くの力を必要とする「緊急支援」から、漁業などの生計回復支援や仮設住宅などに住んでいらっしゃる方々の生活支援などの「復興支援」へと変化しています。 JENは「生きる力、を支えていく」をモットーに、中長期的な支援を継続してまいります。
復興に向かう地域の皆さんが、すこしでも早く元の生活に戻るためのスタート地点にたてるよう、そして前向きな気持ちを一緒に後押しするために、引き続き、皆さんのご参加をよろしくお願いいたします。
<ご参加の条件>
1.石巻事務所または宿舎まで自力でお越しいただける方
2.宿泊所を利用される際、宿泊所で共同生活ができること。
3.作業着、装備を持参できること。
4.ボランティア保険へ加入していること。
集合時間:朝8:00
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
※現地集合、現地解散です。
※始めてご参加される方は必ずオリエンテーションにご参加ください。(詳細は「参加のしおり」を参照)
※活動期間は1日からお受けいたします。
※お申込締切りは、ご参加希望日の一週間前(17:00)です。
※定員:基本的に、各日20名程度
※宿泊所をご利用の場合、施設維持管理費として:1 泊 1,000 円/人徴収させていただいています。(連泊の場合、最大5000円。2013年4月1日より改訂)
宿泊所を心地よく過ごして頂くよう、少し改修いたしました。それに伴って維持管理費が1,000円に変更となりました。ご協力をよろしくお願いいたします。
<作業内容>
◆漁業復興に向けた作業のお手伝い
◆農業復興に向けた作業のお手伝い
◆地元主体の各種イベント等のお手伝い
◆子どもの遊び場であり、地元の方々の拠り所である沢や寺社、公園等の清掃
※その時に最も必要とされている作業をお手伝いいただく予定です。変化する支援のニーズに合わせ、お手伝い頂く作業の内容は随時変わります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。
<その他>
◆募集日時や集合場所は、現地の状況によって変わる場合がございます。必ず、ご出発前にJENのホームページ上で変更がないか確認ください。
◆お申込みいただいた後、こちらからメール、または電話にて受付完了したことをお知らせいたします。
◆定員(各回20名)に達し次第、締め切りとなりますのでご了承ください。お申し込みの締切日を過ぎてしまった場合にも、定員に満たない回には、ご参加頂ける場合もございます。個別にご相談ください。
◆悪天候の場合は、活動中止の可能性がありますのでご了承ください。
◆事務所は狭いため、集合時間以前に到着された方にお待ち頂くスペースがございません。集合時間の5分前を目途にお集まり頂けますようお願い致します。
<ボランティア保険加入について>
お申込み前にボランティア保険(地震等にも対応した「天災プラン」)に必ずご加入ください。お近くの社会福祉協議会等でご自身にて加入をお願いいたします。なお、ボランティア保険の有効期限は、毎年4月1日から3月31日までとなります。自動継続はされませんので、ご注意ください。
<お申込み方法について>
ご参加のしおりをお読みの上、申込書をご記入いただき、ボランティア保険への加入を証明する証書(書類)と一緒に E-mail または Faxでお送りください。 ボランティア保険の加入が済んでない場合、お申し込みは完了いたしませんので、ご注意ください。
<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
volunteer@jen-npo.org 0225-25-5611
※受付時間:平日9時~18時
====
緊急募金を受け付けています。
↓↓↓↓↓↓↓
○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。
その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
5月 29, 2013 文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケアコミュニティ再建生計回復・収入創出復興支援 | Permalink
2012年12月20日 (木)
2013年4月末までの復興支援ボランティア募集について
狐崎稲荷神社 祭礼準備・神輿かつぎ手 ボランティア募集!
くわしくは、こちら
*5月以降のスケジュールは、4月初旬に決定いたします。
2013年1月以降の復興支援ボランティアの活動日は以下の通りです。
みなさなのご参加を、よろしくお願いいたします。
********募集期間&日時********
日程:
1月
12日(土)~14日(月) 終了しました
17日(木)~18日(金) 終了しました
19日(土)~20日(日) 終了しました
26日(土)~27日(日) 終了しました
31日(木)~2月1日(金) 終了しました
2月
2日(土)~3日(日) 終了しました
9日(土)~11日(月) 終了しました
14日(木)~15日(金)終了しました
16日(土)~17日(日)終了しました
23日(土)~24日(日)
28日(木)~3月1日(金)
3月
2日(土)~3日(日)
9日(土)~10日(日) 満員御礼(お申込みは締め切りました)
14日(木)~15日(金)
16日(土)~17日(日)狐崎浜お祭りお手伝い(くわしくは、こちら)
23日(土)~24日(日)
28日(木)~29日(金)
30日(土)~31日(日)
4月
4日(木)~5日(金)
6日(土)~7日(日)
13日(土)~14日(日)
18日(木)~19日(金)
20日(土)~21日(日) 満員御礼(お申込みは締め切りました)
27日(土)~29日(月) 満員御礼(お申し込みは締め切りました)
********************************
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、東北地方は甚大な被害を受けました。震災直後から2012年12月末までに、JENのボランティア派遣プログラムを通じて、ご家庭の泥やがれき、側溝に溜まった泥の撤去や仮設住宅への物資の搬入など、街の復興に参加してくださったボランティアの方々は延べ8,300人を超えました。
震災から時間が経過し、活動内容はがれき撤去や側溝清掃などの多くの力を必要とする「緊急支援」から、漁業などの生計回復支援や仮設住宅などに住んでいらっしゃる方々の生活支援などの「復興支援」へと変化しています。 JENは「生きる力、を支えていく」をモットーに、中長期的な支援を継続してまいります。
復興に向かう地域の皆さんが、すこしでも早く元の生活に戻るためのスタート地点にたてるよう、そして前向きな気持ちを一緒に後押しするために、引き続き、皆さんのご参加をよろしくお願いいたします。
<ご参加の条件>
1.石巻事務所または宿舎まで自力でお越しいただける方
2.宿泊所を利用される際、宿泊所で共同生活ができること。
3.作業着、装備を持参できること。
4.ボランティア保険へ加入していること。
集合時間:朝8:00
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
※現地集合、現地解散です。
※始めてご参加される方は必ずオリエンテーションにご参加ください。(詳細は以下参照)
※活動期間は1日からお受けいたします。
※お申込締切りは、ご参加希望日の一週間前(17:00)です。
※定員:各日20名
<初回ご参加される方>
以下のオリエンテーションにご参加ください。
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
時間:
①第1.3.5週目の水曜日17:00
②毎週金曜日17:00
★①、②共に、集合後、オリエンテーションを実施。その後、宿舎を利用される方については宿泊所までお連れいたします(18:00頃発)
③第1.3.5週目の木曜日8時
④毎週土曜日8時
☆③、④共に、集合後オリエンテーションを実施。その後、作業場へご案内します。
作業場所まで時間がかかる場合は、作業場所に移動してからのオリエンテーションになる場合があります。
<宿泊場所>
JEN渡波宿泊所住所:宮城県石巻市渡波字山崎48-2
※宿泊施設の維持管理費として一泊500円/人徴収させて頂きます。
<作業内容>
◆漁業復興に向けた作業のお手伝い
◆農業復興に向けた作業のお手伝い
◆地元主体の各種イベント等のお手伝い
◆子どもの遊び場であり、地元の方々の拠り所である沢や寺社、公園等の清掃
※その時に最も必要とされている作業をお手伝いいただく予定です。変化する支援のニーズに合わせ、お手伝い頂く作業の内容は随時変わります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。
<その他>
◆募集日時や集合場所は、現地の状況によって変わる場合がございます。必ず、ご出発前にJENのホームページ上で変更がないか確認ください。
◆お申込みいただいた後、こちらからメール、または電話にて受付完了したことをお知らせいたします。
◆定員(各回20名)に達し次第、締め切りとなりますのでご了承ください。お申し込みの締切日を過ぎてしまった場合にも、定員に満たない回には、ご参加頂ける場合もございます。個別にご相談ください。
◆悪天候の場合は、活動中止の可能性がありますのでご了承ください。
◆事務所は狭いため、集合時間以前に到着された方にお待ち頂くスペースがございません。集合時間の5分前を目途にお集まり頂けますようお願い致します。
<ボランティア保険加入について>
お申込み前にボランティア保険(地震等にも対応した「天災プラン」)に必ずご加入ください。お近くの社会福祉協議会等でご自身にて加入をお願いいたします。なお、ボランティア保険の有効期限は、毎年4月1日から3月31日までとなります。自動継続はされませんので、ご注意ください。
<お申込み方法について>
ご参加のしおりをお読みの上、申込書をご記入いただき、ボランティア保険への加入を証明する証書(書類)と一緒に E-mail または Fax でお送りください。 ボランティア保険の加入が済んでない場合、お申し込みは完了いたしませんので、ご注意ください。
<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
volunteer@jen-npo.org
0225-25-5611
※受付時間:平日9時~18時
申込書 を「application_jpn201204.doc」をダウンロード
====
緊急募金を受け付けています。
↓↓↓↓↓↓↓
○郵便振替口座 00170-2-538657
口座名 JEN
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。
○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。
その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。
12月 20, 2012 文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケアコミュニティ再建生計回復・収入創出復興支援 | Permalink
2012年10月25日 (木)
12月末までの復興支援ボランティア募集について
2013年1月から4月までのボランティアスケジュールは、
こちらへ
2012年内の復興支援ボランティアの活動日は、以下の通りです。
********募集期間&日時********
日程:
10月27日(土)・28日(日)
11月
3日(土)・4日(日)
10日(土)・11日(日)
17日(土)・18日(日)
23日(金)・24日(土)・25日(日)
12月
1日(土)・2日(日)
8日(土)・9日(日)
15日(土)・16日(日)
※年内は上記のスケジュールで終了です。
********************************
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、東北地方は甚大な被害を受けました。震災直後から2012年2月末までに、JENのボランティア派遣プログラムを通じて、ご家庭の泥やがれき、側溝に溜まった泥の撤去や仮設住宅への物資の搬入など、街の復興に参加してくださったボランティアの方々は延べ7,000人を超えました。
震災から約1年が経過し、活動内容はがれき撤去や側溝清掃などの多くの力を必要とする「緊急支援」から、漁業などの生計回復支援や仮設住宅などに住んでいらっしゃる方々の生活支援などの「復興支援」へと変化しています。 JENは「生きる力、を支えていく」をモットーに、中長期的な支援を継続してまいります。
復興に向かう地域の皆さんが、すこしでも早く元の生活に戻るためのスタート地点にたてるよう、そして前向きな気持ちを一緒に後押しするために、引き続き、皆さんのご参加をよろしくお願いいたします。
<ご参加の条件>
1.石巻事務所または宿舎まで自力でお越しいただける方(現地集合・現地解散)
2.宿泊所で共同生活ができること。
3.寝袋、作業着、装備を持参できること。
4.ボランティア保険へ加入していること。
集合時間:朝8:00
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
※現地集合、現地解散です。
※始めてご参加される方は必ず毎週金曜(17:00~)のオリエンテーションにご参加ください。(詳細は以下参照)
※活動期間は1日からお受けいたします。
※お申込締切りは、ご参加希望日の一週間前(17:00)です。
※定員:各日20名
<初回ご参加の方>
必ず以下のオリエンテーションにご参加ください。
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
開始時間:金曜日17:00
★集合後、オリエンテーションを実施。その後、宿泊所までお連れいたします(18:00発)
<宿泊場所>
JEN渡波宿泊所住所:宮城県石巻市渡波字山崎48-2
※宿泊施設の維持管理費として一泊500円/人徴収させて頂きます。
<作業内容>
◆漁業復興に向けた作業のお手伝い
◆農業復興に向けた作業のお手伝い
◆地元主体の各種イベント等のお手伝い
◆子どもの遊び場であり、地元の方々の拠り所である沢や寺社、公園等の清掃
※その時に最も必要とされている作業をお手伝いいただく予定です。変化する支援のニーズに合わせ、お手伝い頂く作業の内容は随時変わります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。
<その他>
◆募集日時や集合場所は、現地の状況によって変わる場合がございます。必ず、ご出発前にJENのホームページ上で変更がないか確認ください。
◆お申込みいただいた後、こちらからメール、または電話にて受付完了したことをお知らせいたします。
◆定員(各回20名)に達し次第、締め切りとなりますのでご了承ください。お申し込みの締切日を過ぎてしまった場合にも、定員に満たない回には、ご参加頂ける場合もございます。個別にご相談ください。
◆悪天候の場合は、活動中止の可能性がありますのでご了承ください。
◆事務所は狭いため、集合時間以前に到着された方にお待ち頂くスペースがございません。集合時間の5分前を目途にお集まり頂けますようお願い致します。
<ボランティア保険加入について>
お申込み前にボランティア保険(地震等にも対応した「天災プラン」)に必ずご加入ください。お近くの社会福祉協議会等でご自身にて加入をお願いいたします。なお、ボランティア保険の有効期限は、毎年4月1日から3月31日までとなります。自動継続はされませんので、ご注意ください。
<お申込み方法について>
ご参加のしおりをお読みの上、申込書をご記入いただき、ボランティア保険への加入を証明する証書(書類)と一緒に E-mail または Fax でお送りください。 ボランティア保険の加入が済んでない場合、お申し込みは完了いたしませんので、ご注意ください。
<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
0225-25-5611
※受付時間:平日9時~18時
10月 25, 2012 東日本大震災心のケアコミュニティ再建生計回復・収入創出復興支援 | Permalink
2012年7月 2日 (月)
10月の週末も、復興支援ボランティア募集します!
9月・10月の復興支援ボランティアの活動日は、以下の通りです。
<募集期間&日時>
日程:
9月29日(土)・30日(日)
10月6日(土)・7日(日)・8日(祝)
13日(土)・14日(日)
20日(土)・21日(日)
27日(土)・28日(日)
※これ以降のスケジュールは決まり次第HPでお知らせいたします
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、東北地方は甚大な被害を受けました。震災直後から2012年2月末までに、JENのボランティア派遣プログラムを通じて、ご家庭の泥やがれき、側溝に溜まった泥の撤去や仮設住宅への物資の搬入など、街の復興に参加してくださったボランティアの方々は延べ4,000人を超えました。
震災から約1年が経過し、活動内容はがれき撤去や側溝清掃などの多くの力を必要とする「緊急支援」から、漁業などの生計回復支援や仮設住宅などに住んでいらっしゃる方々の生活支援などの「復興支援」へと変化しています。 JENは「生きる力、を支えていく」をモットーに、中長期的な支援を継続してまいります。
復興に向かう地域の皆さんが、すこしでも早く元の生活に戻るためのスタート地点にたてるよう、そして前向きな気持ちを一緒に後押しするために、引き続き、皆さんのご参加をよろしくお願いいたします。
<ご参加の条件>
1.現地まで自力でお越しいただける方(現地集合・現地解散)
2.宿泊所で共同生活ができること。
3.寝袋、作業着、装備を持参できること。
4.ボランティア保険へ加入していること。
集合時間:朝9:00
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
※現地集合、現地解散です。
※始めてご参加される方は必ず毎週金曜(17:00~)のオリエンテーションにご参加ください。(詳細は以下参照)
※活動期間は1日からお受けいたします。
※お申込締切りは、ご参加希望日の一週間前(17:00)です。
※定員:各日20名
<初回ご参加の方>
必ず以下のオリエンテーションにご参加ください。
集合場所:JEN石巻事務所(JR石巻駅から徒歩5分)
(石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201)
開始時間:金曜日17:00
★集合後、オリエンテーションを実施。その後、宿泊所までお連れいたします(18:00発)。
<宿泊場所>
JEN渡波宿泊所住所:宮城県石巻市渡波字山崎48-2
※宿泊は一泊500円/人です。
<作業内容>
◆漁業復興に向けた活動の補助
◆子どもの遊び場であり、地元の方々の拠り所である沢や寺社、公園等の清掃など、その時に最も必要とされている作業をお手伝いいただく予定です。変化する支援のニーズに合わせ、お手伝い頂く作業の内容は随時変わります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。
<その他>
◆募集日時や集合場所は、現地の状況によって変わる場合がございます。必ず、ご出発前にJENのホームページ上で変更がないか確認ください。
◆お申込みいただいた後、こちらからメール、または電話にて受付完了したことをお知らせいたします。
◆定員(各回20名)に達し次第、締め切りとなりますのでご了承ください。お申し込みの締切日を過ぎてしまった場合にも、定員に満たない回には、ご参加頂ける場合もございます。個別にご相談ください。
◆雨天の場合は、活動中止の可能性がありますのでご了承ください。
◆事務所は狭いため、集合時間以前に到着された方にお待ち頂くスペースがございません。集合時間の5分前を目途にお集まり頂けますようお願い致します。
<ボランティア保険加入について>
お申し込み前に必ずボランティア保険にご加入ください。ボランティア保険(地震等にも対応した「天災プラン」)に必ずご加入ください。お近くの社会福祉協議会等でご自身にて加入をお願いいたします。なお、ボランティア保険の有効期限は、毎年4月1日から3月31日までとなります。自動継続はされませんので、ご注意ください。
<お申込み方法について>
ご参加のしおりをお読みの上、申込書をご記入いただき、ボランティア保険への加入を証明する証書(書類)と一緒に E-mail または Fax でお送りください。 ボランティア保険の加入が済んでない場合、お申し込みは完了いたしませんので、ご注意ください。
E-mail volunteer@jen-npo.org / Fax 0225-25-5612
申込書:「application_jpn201204.doc」をダウンロード
参加のしおり:「manual_jpn201206.pdf」.pdf」をダウンロード
<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
volunteer@jen-npo.org
0225-25-5611
※受付時間:平日9時~18時
7月 2, 2012 東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア復興支援 | Permalink
2012年2月10日 (金)
【心のケア】【コミュニティ再建】 みんなでお花、植えませんか?
去年の10月から11月にかけて、石巻市内の数か所の仮設住宅で、プランターに「ビオラの花苗」と「チューリップの球根」を植えました。
今回の花植えは、資材となるプランター・土・花苗などは支援者の皆様と(株)フェリシモ様からのご協力を得て実現しました。
仮設住宅で活動をする場合、一番大切なのが「事前の周知活動」です。1週間前には、各戸を廻って「みんなでお花植えっぺす(植えましょう)」というチラシを配布し、参加の呼びかけを行いました。
苗や球根の調達にご協力をくださった地元種苗店の店長さんが、当日、JENスタッフへ苗の植え方や球根の管理の仕方などを教えてくれました。
【JENスタッフへ花植えの説明】
さて、開催時間が近づくと入居者の皆さんは続々と集まってこられ、JENスタッフが、花の植え方の説明をしました。
「チューリップは、寒さにあたらないと、目を覚まさないんです」
「今回はプランターが浅いので、地植えより浅めに植えます。そうしないと、じゅうぶんに根を張ることが出来ません」
「へー、知らなかった!」
【説明を聞き入る入居者の方々】
さあ、いよいよ作業開始です。
「どの色にするか迷っちゃうわ」
ビオラは好きな花の色を選べますが、チューリップは球根なので何色が咲くのかは、あとからのお楽しみです。
和気あいあいと作業が進むにつれ、皆さんはどんどんと夢中になっていきました。
【もくもくと作業に没頭中】
残念ながら用事で参加できなかったご家庭のプランターにも、他の入居者さんが代わりに植えてくださり、ご本人にはプランターの設置とチラシの投函にてお知らせしました。
全戸ぶんの花植えも終了し、集会所の周りにも置きました。
そして、たくさんのプランターには、冬の間はビオラが、春になればチューリップが団地に彩りを添えてくれるでしょう。
【楽しそうに会話も弾みます】
花を植えた後は、集会所にてみんなで恒例の”お茶っこ飲み”。
「半年ぶりに土に触ったわ」
「なんだか、ここちよい疲れだね」
みなさん、いいリフレッシュになったようです。おつかれさまでした!
【お茶っこ飲みで談笑】
後日、入居者のかたから、お礼のお電話をいただきました。
「帰ったらプランターが置いてあって驚きました。
自分は一人暮らしなので、心が温かくなりました。ありがとうございます」
「JENが送ってくれたプランターを受けとりました。ちょうど、なにかお花を飾りたいと思っていたところでした。ありがとうございました」
このような声をいただくと、私たちJENスタッフもうれしくなります。
色とりどりのチューリップが咲く頃には、また皆さんの素敵な笑顔にも会えることでしょう。
JENは、皆さんと一緒に楽しさの輪をつなげるべく、心のケアとコミュニティ活動の支援を今後も行っていきます。
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2月 10, 2012 東日本大震災心のケア仮設住宅復興支援 | Permalink
2012年1月19日 (木)
【心のケア】 仮設住宅での第1回カラオケ会(2012.1.19)
1月19日(木)、河北地区にある仮設住宅の集会所でお茶っこ&カラオケ会を開催しました。
カラオケは仮設住宅に暮らす方たちの要望に応えたもので、JENが取り組むコミュニティ支援活動では初めての試みとなります。
取材に訪れたこの日、集会所に入る前からすでに、カラオケの演奏に合わせてのびやかな歌声が響いてきました。
【午前中から多くの方たちが集まりました】
仮設住宅での暮らしが長く続くと、思い切り大きい声で歌う機会もありません。
「久々に歌ったなぁ。」
「普段声を出して歌うこともなかったから、声が出ないなぁ。」
「壁がうすいものね。」
照れながら歌う表情のなかに、仮設住宅に暮らす方たちの現実が垣間見えました。
JENスタッフとのデュエット曲をリクエストする声もあがり、笑い声や、楽しそうな歌い声が響きます。
また、昔働いていたカキの加工場でよく歌われていたという曲に懐かしそうに目を細める方もいました。
お菓子や漬物を持ち寄ってくる方もおり、この集会所がみなさんの拠りどころとなってきているのを感じました。
【JENスタッフとデュエット!】
津波で小学2年生の孫を亡くし、涙をうかべながら演歌「孫」を歌う女性。
歌詞の「雪がとければ花も咲く―」に思いを託して歌う女性。
多くの方たちのさまざまな思いがつまったカラオケ会となりました。
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1月 19, 2012 東日本大震災心のケア復興支援 | Permalink
2012年1月11日 (水)
【HBSの学生の石巻視察~二日目】(2012.01.08)
1月8日(日)、ハーバード経営大学院(HBS)の学生さんたち12名は石巻視察二日目を迎えました。
この日、立正佼成会の皆さんや個人ボランティアの方たちと合流し、総勢45名でボランティア作業を行いました。
作業内容は、渡波地区の畑にある梅の木とビニールハウスの撤去です。
ここの土地は畑として再利用することも可能ですが、依頼主が更地として再生させたいと考えていることから、JENにボランティア作業を依頼くださいました。
この付近は、保育所はあるものの、待機児童の問題を抱えています。
この畑を更地にすることで、幼稚園や保育所を拡充するなど今後行政や各団体のニーズにも応えられる可能性が考えられます。
【ビニールハウスの骨組みを解体します】
作業は、近くにあるJENのボランティア宿泊所(渡波宿泊所)からスコップやツルハシなどを持参して行いました。
梅の木切り作業は、まず枝を折る作業から始めましたが、木が枯れていないので枝を折るだけでも骨の折れる作業でした。
さらに、木の根は広範囲に穴を掘りながらの大仕事でしたが、ボランティアの皆さんの力を結集したおかげで、午前中のうちに無事終了しました。
生まれ変わった土地が今後有効活用できることができればとJENスタッフは願います。
【梅の根を抜くのに悪戦苦闘】
【引き抜かれた根の山】
さて、午後は牡鹿半島の先端にある鮎川の現場へ向けて移動しました。
現場は、昨年11月中旬にオープンした仮設商店街「おしかのれん街」の近くにある道路沿いです。
作業は、まず草むしりから始まり、その後小さい瓦礫やごみの撤去・分別を行いました。
2時間ほどの作業で、大きな山が二つも出来ました。なかにはタイヤや冷蔵庫のような大きなものから、板から釘の飛び出たものまであり、注意を要する作業でした。
【つぎつぎと運び出されるゴミ】
清掃されたこの土地の周辺にも、少ないながらも民家があり、おしかのれん街があります。
清掃された土地は、住んでいる方々や近くの商店街に集う方々の明るい希望の一歩となるとJENは信じ、これからもボランティア活動を行ってまいります。
【ボランティアの皆さんの作業の結晶】
JENでは引き続き、ボランティアでご協力してくださる方を募集しています。
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1月 11, 2012 東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア復興支援 | Permalink
2012年1月10日 (火)
【HBS学生の石巻視察~一日目】(2012.01.07)
1月7日、8日の二日間にわたり、ハーバード経営大学院(以下、HBS)の学生の皆さんが石巻を訪れました。
石巻の現状を視察するほか、4月にユニクロの皆さんのご協力を得てJENが行った衣料配布について、現地の人たちにインタビューを行うというものです。
まず皆さんはJEN石巻事務所に集合しました。
震災直後より石巻での支援活動を行ってきたJENスタッフの説明を受け、皆さんは真剣に聞き入っていました。
また、衣料配布時の様子についてさまざまな質問が飛び交いました。
【HBSの皆さん~JEN石巻事務所にて】
【震災時の資料に見入る皆さんとJENスタッフ】
次は牡鹿半島・福貴浦へ向かいます。
その途中で日和山公園に立ち寄り、石巻市内の全景を初めて目の当たりにした皆さん。
言葉を失う様子が伝わってきました。
福貴浦に到着すると、地元の皆さんがお出迎えしてくださいました。
円を囲んでまずは自己紹介。
言葉は違えど、次第にお互いの雰囲気が伝わり、自然と笑顔がこぼれていました。
【初めて会った皆さんに笑顔がこぼれます】
通訳を介して、震災当時の話や、衣料が届いたときのうれしかった様子など、さまざまな会話が交わされました。好きな衣料を、好きな色で、自分に合うサイズを十分に選ぶことができた喜びが
伝わってきます。
これからの復興を強く願い、HBSの皆さんは福貴浦をあとにしました。
皆さんの石巻視察は翌日に続きます!
【みんなで集合写真!】
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1月 10, 2012 東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア復興支援 | Permalink
2011年12月28日 (水)
【コミュニティ再建】 地域の復興は、自分たちの手で。
〜 コミュニティが再び息を吹き、歩みだす日まで 〜
JENでは、3月11日の震災・津波以降、コミュニティの再建に向けてたくさんの活動を行ってきました。
3月末に始めた炊き出しでは、家屋の1階が使えなくなっても2階に住むことができる、と、避難所を離れ、住み慣れた家に戻った方達、おひとり、おひとりが、安心して住まえるよう、毎日お昼に温かいご飯を提供してきました。
これが、コミュニティ・カフェのはじまりでした。
7月22日に、4ヶ月続いた炊き出しを終えました。最初は、キッチンが使えない、ガスが使えない、という方のために温かいご飯を提供、という緊急性の高い活動でした。
中屋敷地区1カ所で行っていた炊き出しは、5月に入り鹿妻地区でもスタートし、2カ所で温かい食事を提供しました。
6月に入った頃、人びとは、炊き出しボランティアの皆さんのお手伝いを始めました。こうして、地域の方とボランティアの共同作業が始まりました。その頃、黄金浜地区の集会所に集まる人たちと出会いました。
7月になると、毎日1回の炊き出しのみならず、様々な催しが開かれるようになりました。
子ども達を対象にしたサッカー教室、おいしいコーヒーを提供してくださるボランティアさんとの交流、リラクゼーションとしてヘアカットを施してくださるボランティアさんの訪問、などです。
人びとが気軽に集まれる環境が整いつつあった7月後半、JENは、食事の提供を終える決断をしました。
支援を終える、という意味ではありません。
自立の支援を行う中で、多くの節目と向き合いますが、このときは、まさに大きな転換期でした。
これからは、この3つの地域の方々自身が主体となって、人びとが集う3つの空間を運営してゆく、それをジェンがサポートする、という体制になりました。
2011年が終わるにあたり、以下3つのコミュニティ・カフェが住民の皆さんの力で、運営されています。そして、新しい年を迎え、コミュニティカフェでは、復興に向けた多くの取り組みを実施してゆきます。その主体となるのは、支援活動を実施しているJENではなく、住民の皆様、おひとり、おひとりです。
<中屋敷地区のコミュニティ・カフェ「なかやしきっさ」>
4月の炊き出し時
コミュニティ・カフェでは手芸教室を開催。
子ども達へのアートセラピーも開催中
<黄金浜地区のコミュニティ・カフェ「黄金浜会館」>
催し物の告知を行うスタッフ
改修前の入り口(完成予定2012年春)
<鹿妻地区のコミュニティ・カフェ「HANA荘(はなそう)」>
5月の炊き出しの様子。この場所は、取り壊しになりました。
その結果、秋までの間、簡易テントにて炊き出しや交流を行いました。
コミュニティ・カフェ「HANA荘」が11月に完成。これで、人びとは、寒さをしのぐことが
できるようになりました。
多くの支援者の皆様と、地域に住む皆さんご自身の協力と参加によって、人びとは一歩一歩、自分たちの手でコミュニティの再建を行っています。JENは、この取り組みを、これからも側面からサポートしてゆきます。
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12月 28, 2011 緊急支援企業の皆さまからのご支援文化、生活、習慣東日本大震災炊き出しボランティア心のケアコミュニティ再建復興支援 | Permalink
2011年12月24日 (土)
【コミュニティ再建】HANA荘クリスマス会
12月18日(日)、鹿妻南地区にあるコミュニティ・カフェHANA荘(はなそう)でクリスマス会を開催しました。
東京から日本ロレアル株式会社の皆さんも駆けつけてくださり、ハンドマッサージやリース作りなどの準備をして、JENスタッフとともに地域の皆さんを迎えました。
風の強い一日でしたが、子どもから高齢の方まで、たくさんの人たちでにぎわいました。
【HANA荘外観~色とりどりの花が咲いています】
【玄関は靴でいっぱいです!】
HANA荘のなかは、明るい日の光が差し込み、クリスマスソングが流れています。
玄関先では、飾り付けられたクリスマスツリーが皆さんをお出迎えしていました。
地域の方たちが集まれば、「あら、久しぶり!」という会話もめずらしくありません。
震災後、なかなか顔を合わせる機会がなかった人たちも、このHANA荘がオープンしたことにより、懐かしい再会を果たしているのです。
【あたたかいお茶やケーキでおもてなしします】
この日は、リース作りも行われました。女性だけでなく、男性にも人気で、人だかりができるほどでした。
皆さん思い思いの飾り付けをして、完成品はご自宅に持ち帰っていました。
【大人気のリース作り】
ハンドマッサージや全身マッサージにも、多くの人が順番待ちをしていました。
日本ロレアルの皆さんによるハンドマッサージを受けながら日頃の出来事を話したりして、ゆったりとした時間が流れていきます。
【ハンドマッサージで会話が生まれていきます】
テーブルに置いてあったノートを見た子どもたちが、「お絵描きしたい!」と集まってきました。
何色のペンを使って絵を描こうか悩んでいる様子も、どこかうれしそうに見えます。
かわいらしい女の子の絵を描く子、いくつもの大きな円をカラフルに描く子、いきおいよく描いて紙を破ってしまう子、みな楽しそうでした。
【お絵描きに夢中】
帰りにはうれしいお土産がありました。
大人の方には化粧品のプレゼント、子どもたちにはお菓子のプレゼントです。
【うれしいクリスマスプレゼント!】
HANA荘は、支援者の皆様からのご寄付、そして日本ロレアル様のご協力を得て先月29日にオープンして以来、地域の皆さんが気軽に集まることのできる場所となっています。
大人がお茶を飲んでゆっくりと時間を過ごすだけでなく、子どもたちにとっては、学校帰りに集まる場所。「ただいま!」と帰ってくる子どもたちの声が今日も聞こえてきます。
地域の人たちがいつでも集うHANA荘では、今月25日(日)、「レコード音源によるクリスマス名曲名盤コンサート」を開催いたします。
====== ご報告 =============
平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
詳しくは、こちらへ
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12月 24, 2011 東日本大震災心のケアコミュニティ再建復興支援 | Permalink
2011年12月19日 (月)
音楽がつむぐ復興支援~GLAYから楽器のクリスマスプレゼント
12月19日(月)、東日本大震災支援プロジェクト「HOPE FOR JAPAN」を実施する一般財団法人mudef(ミューデフ)と、石巻市内で復興支援活動を行うJENは、震災で楽器を失った石巻市内の小中高等学校16校に対して、楽器の贈呈式を行いました。
【石巻市内の中学校にて~ステージ上には新しい楽器が並んでいます】
石巻市はブラスバンド(鼓笛隊)が盛んな街です。春の運動会、夏の川開き祭、秋の交通安全パレードなどでは、小学生による鼓笛隊が楽器演奏しながら街中を歩き、季節をいろどってきました。
しかし、楽しい学び舎であったはずの学校は震災で一変してしまいました。校舎が浸水・水没、地盤沈下や全半壊した小中高等学校が、石巻市内では29校にものぼります。学校にあった楽器の多くも流され、海水に浸かってしまうなどの被害を受けました。
大半の学校は、つい2、3か月前まで避難所として使われていました。震災当時、カーテンを使って暖をとっていた学校もあります。校舎がすべて焼失してしまったため、現在では他校を間借りして勉強に励む生徒たちがいます。
そのような状況のなか、mudefのプロジェクトに賛同したロックバンドGLAYの皆さんから、石巻市内の小中高等学校へ楽器のクリスマスプレゼントが贈られました。
【楽器贈呈式の様子】
贈呈された楽器は86種類289点にのぼります。楽器は、JENがそれぞれの学校に聞き取り調査を行いました。必要とされている楽器は学校によってそれぞれ異なります。贈呈式が行われた中学校では、トランペットやクラリネットなど合計9点の楽器が贈られました。
そして式の途中、GLAYの皆さんからのビデオメッセージが紹介されました。生徒の皆さんがまた楽器を手に取り、素晴らしい音色を東北の地に奏でてくれる事を心から願っています、というとても強く温かいメッセージでした。
【GLAYの皆さんからのビデオメッセージ】
その後、吹奏楽部の皆さんによる楽器演奏が披露されました。震災当時も、翌日予定していた卒業式に向けて吹奏楽部は練習していたそうです。金賞を受賞するほどの実力を備えたその音色は、贈呈式のこの日、高らかに楽しそうに響いていました。
【吹奏楽部による楽器演奏】
式が終わると、吹奏楽部の皆さんが、ステージに飾られた新しい楽器の前に集まりました。
「うわぁ!すごい!」という歓声があがり、皆さんとてもうれしそうに楽器を受け取っていました。
仮校舎や他校に間借りするなど、限られた環境のなかで、音楽に触れる機会が少なくなってしまった学校は数多くあります。
しかし、GLAYの皆さんが言うように、音楽には人を笑顔にする力があります。
楽器支援により、石巻市内にまた鼓笛隊やブラスバンドの音色が響き渡る日を楽しみに待ちたいと思います。
===== ご報告 =============
平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
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12月 19, 2011 東日本大震災心のケア復興支援 | Permalink
2011年12月12日 (月)
chabo!勝間和代さんの石巻視察~二日目
12月8日(木)、chabo!著者である勝間和代さんたちの石巻視察は二日目を迎えました。
当日は、光文社の森岡純一編集長もご参加くださり、勝間さんやJENスタッフとともに朝早くから行動を開始しました。
二日目はまず、東松島市にある野蒜小学校やJR仙石線の野蒜駅を訪れました。
津波が押し寄せたJR野蒜駅は今もまだ復旧されておらず、仙台-石巻間は他の駅を経由し代行バスを併用して、ようやく運行が再開したばかりです。
【JR野蒜駅のホーム:津波が駅名標の高さまで押し寄せました】
野蒜駅を後にし、次に向かったのは石巻市河南地区にある仮設住宅の集会所です。
この地域では市内を循環するバスの本数が少なく、近くにはすぐ買い物に行けるような場所があまりありません。
JENがこの集会所では初めてのお茶っこ(お茶飲み)会を開催したこの日、入居後初めて顔を合わせる方たちが多く見受けられました。さまざまな地域から集まって仮設住宅に暮らす方たちのコミュニティ形成は、これからなのです。
【集会所にて:勝間さんたちはすぐ輪の中に溶け込みました】
集会所で地域の方たちとお茶を囲んで話に花を咲かせ、一行はさまざまな人たちが体験した被災時の様子に耳を傾けていました。
その後、石巻市河北地区にある大川小学校や今も家屋が浸水したままの長面(ながつら)地域、雄勝町や女川町などを回りました。
【およそ7割の児童が亡くなった大川小学校】
【今も家屋が浸水したままの長面地域】
長距離の移動にも関わらず、車窓から見える景色に見入る皆さん。長面地域から石巻市街地に戻ってくる頃にはすっかり夕暮れに差しかかっていました。
その後、中屋敷にあるコミュニティ・スペース「なかやしきっさ」にて、はた織り機を使った手作り教室を見学した勝間さんたちは、最後にJEN石巻事務所に立ち寄ってくださいました。
そこでは、二日間にわたる石巻視察の感想をお伺いしました。そして、これからの石巻の必要課題などについてもスタッフと意見交換をしました。勝間さんたちがJENスタッフとともに真剣に石巻の復興について考えていらっしゃることがとても印象的で、私たちにとっても、大変有意義な時間となりました。
【JEN石巻スタッフと意見交換】
====== ご報告 =============
平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
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12月 12, 2011 事務所・スタッフ東日本大震災住宅再建心のケア生計回復・収入創出復興支援 | Permalink
2011年12月 7日 (水)
コスタリカテレビ局TELETICAによる石巻取材のお手伝い
12月5日(月)、コスタリカテレビ局TELETICAの取材班が「震災復興」(特に人々の復興)をテーマとした取材のため、石巻を訪れました。
石巻で心のケア、コミュニティ形成事業や漁業支援を行なっているJENとともに、石巻各方面へと視察に行きました。
まず仮設住宅の集会所に向かい、コスタリカテレビ局の記者が仮設住宅でのお茶っこ飲みと被災者の方に被災当時の様子を取材しました。
当日は、リラクゼーションや心のケア活動を行っているリカバリーフォージャパン(RFJ)様のご協力により、RFJスタッフの方も立ち会って住民へのインタビューが行われました。
被災にあった方の中には、心の問題をかかえている方もおられます。集会所では、そういう方々にも注意を配りながら、JENはコミュニティ形成を築き上げています。
【JENスタッフと地域の方々:初対面でも話が弾みます】
【RFJスタッフの方によるマッサージの様子】
当日の集会所ではリラクゼーション・カフェの「お茶っこ飲み」が開催されており、「今まで来たいのに、なかなか都合がつかずに来れなくて、今日初めてきたんだぁ~」という方が、訪れた日でもありました。集会所の中は、いろいろな仲間同士で和気あいあいと談笑したり、マッサージが行われていたりしました。
【山積みの断熱材】
仮設住宅では、すでに寒さも厳しくなりつつある中、寒さ対策のため断熱材が外に山積みになっており、遅れ気味の冬支度がこれから始まります。
【仮設住宅での活動について取材を受けるJENスタッフ】
コスタリカテレビ局の記者より、JENが仮設住宅でどのようなコミュニティ活動を行っているのかについて、JEN石巻スタッフへのカメラインタビューがありました。
次に、牡鹿・東浜にある福貴浦地区を訪れました。この日、地元の漁師さん達がJEN石巻スタッフとともに漁網編み作業をしている福貴浦会館へと向かいました。
地元の方に、どのようにして網を編むのかを説明していただきました。JENが行っている漁業支援事業は、漁網資材をJENが提供し、その資材で漁師さん達が自力で漁網を編み、自立を促す事業として取り組んでいます。
【地元漁師さんとともに漁網作り】
最後に訪問したのは、石巻の河北地区にある石巻市立大川小学校です。到着した時には、もうすっかり日も落ちてしまったため、車のライトにて撮影しました。ここではおよそ7割の児童が亡くなり、慰霊のためにたくさんのお花やお菓子、飲み物等が添えられていました。被災者が亡くした娘さん宛てに書いたお手紙もあり、「いつも朝に起きると隣にいるような気がして…」と、綴られていました。
暗くて写真ではみえませんが、前方には大川小学校校舎の残骸と先に進むのをこばむように辺りは冠水していました。
【石巻市立大川小学校にて】
コスタリカの取材班の方々は、仮設住宅でインタビューでの被災当時のお話にひどく衝撃を受けておられた様子でした。また、1日という少ない時間の中で、熱心に取材をしていただきました。今日訪れた場所は被災地のほんの一部分ですが、コスタリカの人々に石巻の現状を知ってもらえれば、と思います。
復興に向けてまだまだ歩き始めたばかりです。
JENはこれからも一歩、一歩、支援を続けていきます。
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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
詳しくは、こちらへ
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12月 7, 2011 メディア文化、生活、習慣東日本大震災心のケア復興支援 | Permalink
2011年12月 6日 (火)
【防災訓練】被災地での活動に万全を期して~石巻スタッフ救命救急講習
12月6日(火)、JEN石巻スタッフが、石巻市消防本部にて救命救急講習を受講しました。
【JENスタッフ、消防本部に到着!】
日ごろからの意識を高め、万全を期して被災地で活動するために、救命救急講習を受けることはとても重要です。
JEN石巻スタッフは消防署の方たちから、心肺蘇生法、AED (自動体外式除細動器)の使い方や止血方法などについて学びました。
【人命救急には、まず気道を確保することが大切です】
【心臓マッサージの方法について学ぶJENスタッフ】
さて、いよいよ実践編です。スタッフはグループに分かれ、模型を使って心臓マッサージを実践しました。 心臓マッサージは胸部の中央に手のひらを当て、ひじを曲げず、体重をかけて行います。心肺蘇生のためには、1分間に100回程度の割合で行わなくてはなりません。スタッフはみな熱心に取り組んでいました。
【心臓マッサージを行うJENスタッフ】
次に、グループ内で救急車を呼ぶ役、心臓マッサージを行う役、AEDを使用する役、消防署員の役などに分かれて、ロールプレイングを行いました。実際の場合を想定しながら、それぞれの役回りを真剣にこなしていました。
スタッフのほとんどはAEDを使用するのが初めてでしたが、AEDの自動音声にしたがって冷静沈着に対応していました。
【AEDのパッドは、心臓をはさんで対角線上に貼ります】
4時間にわたる講習を受け、最後に筆記試験を受けて終了です。スタッフ全員が合格し、「救命救急講習Ⅱ」を修了することができました。
あらためて救命救急の重要性を認識した私たちJEN石巻スタッフは、これからも被災地活動に懸命に取り組んでまいります。
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12月 6, 2011 事務所・スタッフ東日本大震災心のケア防災訓練・教育復興支援 | Permalink
2011年12月 1日 (木)
12月〜2月の復興支援ボランティア、募集中です!
12月〜2月の復興支援ボランティア、募集中です!
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、東北地方は甚大な被害を受けまし
た。JENは9月までに述べ3,000人を超えるボランティアを宮城県石巻市へ派遣してきまし
た。ご家庭の泥やがれき、側溝に溜まった泥の撤去や仮設住宅への物資の搬入など、毎日
20名前後のボランティアが休みなく街の復興に参加してきました。
震災から半年を過ぎ、幹線道路沿いはもとの姿に戻りつつあります。その一方で、今もな
お、ご家庭や避難所などの公共スペースや、個人事業主の方々が従業員の方とともに事業
を再開するための工場の掃除などでは、ボランティアを必要とされている方が多くいま
す。また、漁業地区でのお手伝いでは、作業の遅れを取り戻すために、ボランティアの力
が必要です。
復興に向かう地域の皆さんが、すこしでも早く元の生活に戻るためのスタート地点にたて
るよう、そして前向きな気持ちを一緒に後押しするために、引き続き、皆さんのご参加を
よろしくお願いいたします。
皆さまのご参加に心から感謝いたします。
<ご参加の条件>
1.現地まで自力でお越しいただける方(現地集合・現地解散)
2.宿泊所で共同生活ができること。
3.寝袋、滞在中の自分の食料品と飲料水、作業着、装備を持参できること。
4.ボランティア保険へ加入していること。
<募集期間&日時>
2011年10月~2012年2月
※毎週月・火曜日は活動お休みです。
※活動期間は1日からお受けいたします。平日のご参加も大歓迎です。
※お申込締切りは、ご参加希望日の一週間前(17:00)です。
※定員:各日20名
<初回ご参加の方>
初めてご参加される方は、必ず以下のオリエンテーションにご参加ください。
◆毎週火曜
集合場所:「JEN 駅前事務所」前(※)
集合時間:毎週火曜17:00
★集合後、オリエンテーションを実施。その後、宿泊所までお連れいたします
(18:00発)。
※住所:石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201(JR石巻駅から徒歩5分)
◆毎週土曜
集合場所:同上 集合時間:毎週土曜9:00
★集合後、オリエンテーションを実施。その後、作業場まで移動いたします。
<宿泊場所>
JEN 渡波宿泊所
住所:宮城県石巻市渡波字山崎48-2
※宿泊は一泊500円/人です。
<作業内容>
◆個別家庭での汚泥・瓦礫の除去(津波により大量に流されてきた泥、ゴミ、瓦礫、水に
浸かった家財道具の片づけ)
◆家庭や仮設住宅への物資配布補助
◆漁業復興に向けた活動の補助
◆子どもの遊び場であり、地元の方々の拠り所である沢や寺社、公園等の清掃
など、その時に最も必要とされている作業をお手伝いいただく予定です。
変化する支援のニーズに合わせ、お手伝い頂く作業の内容は随時変わります。ご了承いた
だけますようお願い申し上げます。
<その他>
◆募集日時や集合場所は、現地の状況によって変わる場合がございます。必ず、ご出発前
にJENのホームページ上で変更がないか確認ください。
◆お申込みいただいた後、こちらからメール、または電話にて受付完了したことをお知ら
せいたします。
◆定員(各回20名)に達し次第、締め切りとなりますのでご了承ください。お申し込みの
締切日を過ぎてしまった場合にも、定員に満たない回には、ご参加頂ける場合もございま
す。個別にご相談ください。
◆雨天の場合は、活動中止の可能性がありますのでご了承ください。
◆事務所は狭いため、集合時間以前に到着された方にお待ち頂くスペースがございませ
ん。集合時間の5分前を目途にお集まり頂けますようお願い致します。
<ボランティア保険加入について>
ボランティア保険(地震等にも対応した「天災プラン」)にご加入いただくことは必須で
す。お近くの社会福祉協議会等でご自身にて加入をお願いいたします。一度加入すると
2012年3月末まで有効です。
<お申込み方法について>
申込み用紙にご記入の上、E-mail または Fax でお送りください。
E-mail volunteer@jen-npo.org / Fax 0225-25-5612
申込み用紙→ 「application_jpn.doc」「application_jpn.doc」をダウンロード
をダウンロード
ご参加のしおり→ 「manual_jpn.pdf」をダウンロード
<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
volunteer@jen-npo.org
080-3303-3249(ボランティア調整員)
080-3303-6727(ボランティア調整員)
12月 1, 2011 文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア復興支援 | Permalink
2011年11月30日 (水)
2011年11月28日 (月)
厳冬にそなえて~みなし仮設住宅への暖房器具配布
JENは震災後からこれまでに、石巻市内の仮設住宅6、890世帯に対し、生活に必要な約70品目から成る日用品の配布を行ってきました。
【9月末:JENチームによる仮設住宅への配布の様子】
【各戸に分けて配布しました】
季節は移ろい、宮城県の北東部に位置する石巻市では、11月の朝晩の気温はぐっと冷え込みます。12月ともなると氷点下になることもあります。
これからますます厳しくなる石巻での冬にそなえ、民間賃貸(借り上げ)住宅(以下、みなし仮設住宅)への暖房器具の配布は大きな意味を持ちます。
厳冬がすぐそこまで迫った11月28日(月)、JENは、支援者の皆さまからのご寄付そして、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の協力を得て、みなし仮設住宅へ入居されている方たち6,400世帯を対象とした暖房器具配布を開始し、石油ファンヒーターと電気カーペットの2点を、この日は約200世帯へお届しました。
【配送用トラックに積まれた石油ファンヒーターと電気カーペット】
【配送業者さんも大忙しです】
みなし仮設住宅への暖房器具配布の取り組みは、社会の関心も非常に高く、配布初日となったこの日、宮城県内のテレビ局がJENの活動について取材に訪れました。
【TV局のインタビューを受けるJENスタッフ】
そして、嬉しいことに、暖房器具が届いた方たちからさっそく、感謝の声を頂戴しました。たくさんのお手紙やおハガキ、お電話をいただきました。その一部を抜粋して以下にご紹介いたします。
●初めての支援に心まで暖かくなりました。仮設住宅と違い、被災者としての数からもれ、忘れられているのかな?と少し淋しく感じていました。支援をいただいたことで勇気をいただいた、真心をいただいたように感じています。ありがとうございました。心から感謝しています。(石巻市、女性)
●支援物資を受け取ることがなかったため、この支援により、何か「心のもやもや」といったものが払拭されたような気がします。本当にありがとうございました。(石巻市、女性)
●ちょうど寒さが身にしみた時にJENからホットカーペットとファンヒーターを頂き、本当に助かりました。震災で夫を亡くし、新築の家もメチャメチャ、これから家を直しての復活の道はまだまだですが、支えてくれる人から元気をもらい、頑張って行きたいと思います。(石巻市、女性)
JENは12月7日現在、5,900世帯への暖房器具の配布を完了しました。そして年末までに全世帯への配布を予定しています。
日ごとに寒さが厳しくなってきた石巻。風が冷たく、夜ともなると気温は心底冷え込みます。少しでもあたたかさを届けられるよう、沢山の希望に満ちた春を迎えることができるよう、JENの取り組みはこれからも続きます。
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11月 28, 2011 支援物資配布東日本大震災心のケアコミュニティ再建復興支援 | Permalink
2011年11月21日 (月)
【生業回復と仮設店舗】「おしかのれん街」がオープンしました!
11月 21, 2011 文化、生活、習慣東日本大震災心のケア生計回復・収入創出復興支援 | Permalink
2011年11月19日 (土)
中屋敷 子どもアート教室
11月19日(土)、スタジオあいさんのアートボランティアチームのご協力のもと、中屋敷にあるコミュニティスペース・なかやしきっさで子どもアート教室を開催しました。
この日は雨にもかかわらず、アート教室には多くの子どもたちが集まりました。
大きな真っ白い紙を前に、最初は何を描けばよいか戸惑っていた子どもたちも、アートボランティアチームの皆さんが楽しそうに絵を描くのを見て、自分の好きな色を使って絵を描いたり、自由な発想で折り紙を切り貼りしたりしていきます。
【自分の好きな色で自由に描いていきます】
ボランティアの皆さんとすっかり打ち解け、子どもたちはだんだん思い思いの創作活動に入ります。
女の子たちは、壁に貼られた切り絵に、ペンで縁取りを描いたり、折り紙をいくつも糊づけして蛇腹のようにした紙を器用に切り取り、カラフルなつなぎ絵を作ったりしていました。
【表情は真剣です!】
【カラフルなつなぎ絵ができました】
一方、男の子たちは、ボランティアの方が折り紙で作った昆虫や動物に大喜び。「すごい!」「強そう!」という嬉しそうな声が聞こえてきました。
【カマキリや蝶々、鳥などの切り絵】
この日のアート教室が終わりに近づいた頃、子どもたちから「何時に終わるの?」「みんな何時に帰るの?」という声が聞こえてきました。子どもたちはまだまだ遊び足りない様子でしたが、この日の教室はそろそろお開きです。後片付けも、みんなきちんと手伝っていました。
子どもアート教室は、次の日も開催しました。2日間にわたるアート教室で、子どもたちのアイデアがたくさん込められたすてきな作品がいくつも完成しました。
【完成作品~クリスマスに向けて、もみの木や靴下などのつなぎ絵】
【完成作品~子どもたちの思いがたくさんつまった作品に仕上がりました】
なかやしきっさには、いつも地域の方たちや子どもたちが集まります。たとえ、よその子どもであっても、きちんとしつけをする大人たちがいます。中屋敷地区も津波の大きな被害を受けましたが、なかやしきっさが地域の灯となってこれからも子どもたちを見守ります。
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11月 19, 2011 東日本大震災心のケアコミュニティ再建復興支援 | Permalink
2011年11月17日 (木)
牡鹿地区・全仮設住宅での防災訓練が完了しました
11月17日(木)、牡鹿半島・鮎川浜にある仮設住宅において、女川消防署牡鹿出張所のご協力のもと、戸別訪問による防災指導と全世帯への消火器配布を行いました。
JENがおよそ1か月にわたり牡鹿地区で行ってきた仮設住宅18か所での防災訓練が、この日をもってすべて完了しました。
【これから一軒一軒を訪問します!】
JENが最初に牡鹿半島の仮設住宅で防災訓練を行ったのは10月中旬でした。
現在、仮設住宅では消火器が1棟につき1本設置されていますが、消火水槽、外水道がありません。さらに、仮設住宅はいくつもの世帯が棟続きになっているところが多く、万一、火災が起きた場合の延焼被害が大きくなることが懸念されます。
今後、仮設住宅という新しい環境で暮らしていくにあたり、地域の方たちの安全を確保し、不安を解消していくことがとても重要です。また、こうした支援が地域の方たちの心のケアにもつながるとJENは考えます。
さらに、牡鹿地区では、地震や津波を想定した防災訓練は毎年行われてきましたが、火災を想定した防災体制も重視されることから、JENは牡鹿地区の仮設住宅18か所すべてにおいて防災訓練を計画・実施し、全戸(443戸)に粉末消火器を配布してきました。
【これまでの防災訓練の様子~119番通報訓練】
【これまでの防災訓練の様子~仮設住宅集会所前での消火器使用練習】
【これまでの防災訓練の様子~日中、家を守る主婦層の参加が目立ちます】
訓練最終日となった17日、消防署員とJENスタッフが各世帯を訪れ、消火器の使用方法について説明を行いました。地域の方と直接顔を合わせて消火器を手渡しすることによって、消火器の使い方だけでなく、季節の話や日常生活の話など、小さな会話が生まれていきます。
【消火器を配るJENスタッフ】
【小さな会話にも笑いが生まれます】
仮設住宅18か所での防災訓練を通して、地域の方たちからは「今まで戸建ての家にしか住んだことがなく隣に家族以外の人が住んでいることを意識していなかったが、この訓練のおかげで防災への意識が高まった。」などの声が多く寄せられました。
仮設住宅には、一人暮らしの高齢者が多く住んでいます。何か困ったことがある時は地域で助け合う「互助」の気持ちはもちろん、万一に備えた防災訓練はとても大切な意味を持っています。
【仮設住宅から望む鮎川浜の風景】
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11月 17, 2011 東日本大震災心のケアコミュニティ再建防災訓練・教育復興支援 | Permalink
2011年11月14日 (月)
2011年11月 9日 (水)
【生計回復とボランティア派遣】 狐崎浜(牡鹿半島の東浜)の漁業支援
期間:2011/10/28~11/3
ボランティア参加者累計:3355名
漁業支援ボランティア参加者累計:275名
11/7~11/8の2日間、ゼニア・ジャパン様から全国の社員30名がボランティアとして石巻にやってきました。
今回は牡蠣養殖の準備をお手伝いいただきました。ホタテの殻を数珠つなぎにする原板作りです。依頼主さんにお話しを聞くと、牡蠣養殖業者一世帯で約1000本の原板を使うそうです。本格的に使い始めるのは来年の夏からですが、大量に準備ないといけないので今から作り始めます。
1日目は175本が完成、2日目は300本を目標にしましたが、わずかに達成できず、約290本で時間切れになってしまいました。30名は、もくもくと本当に一生懸命でした。
ボランティアの皆さんからは、「もっとやりたいな」との声や、「また必ず来ます」と言って頂きとてもとても充実した2日間になりました。
グループが帰り支度をしていると、漁業者の夫婦の奥様は寂しくなってしまったみたいで涙を流されていました。
「本当に人の出会いっていいですね!」、「また絶対来ます!」、「良い経験をすることができました!」、と言葉を残し、名残惜しそうに帰路につきました。
<お申込み方法について>
申込み用紙にご記入の上、E-mail または Fax でお送りください。
E-mail volunteer@jen-npo.org / Fax 0225-25-5612
申込み用紙→ 「application_jpn.doc」をダウンロード
ご参加のしおり→ 「manual_jpn.pdf」をダウンロード
<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
volunteer@jen-npo.org
Tel: 0225-25-5611
Fax: 0225-25-5612
※受付時間:平日9時~18時
11月 9, 2011 ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケアコミュニティ再建生計回復・収入創出復興支援 | Permalink
2011年10月31日 (月)
【コミュニティ・カフェ】 中屋敷 布ぞうり教室開催!
10月28日(金)、中屋敷のコミュニティ・スペースにて、地元石巻のNPO「手作りで元気をつくる会」さんのご協力のもと、布ぞうり教室を開催しました。
教室では、鼻緒を作るチーム、土台を編むチームに分かれてにぎやかに作業が進んで行きました。鼻緒部分は、裏返しにした布の端をミシンで縫い、それを表に返す作業の繰り返しです。表にひっくり返すにはコツが要ります。地域のみなさんは菜箸を使って、手際よく鼻緒をいくつも仕上げていました。
<写真:鼻緒を作る様子>
<写真:出来上がった色とりどりの鼻緒>
ぞうりの土台部分は、ハンガーに引っかけたビニールひもで芯を作り、細く裁断した布(救援物資として、全国からご寄付いただきつつ、引き取り手のなかった衣類)を使って編み上げていきます。細かい作業は先生に教わりながら、皆さん夢中になって作業していました。
<写真:土台を作る様子>
午後は、鼻緒を作るチームも土台作りに入りました。先生に教わったことを、今度は地域の皆さんどうしで教え合う光景も見られました。
「布ぞうりだと仮設住宅で使ってもよさそう」
「床が傷つかないね」などの会話も聞こえてきます。
鼻緒に使われている布は、震災の影響を受け解体した家屋からゆずってもらったものです。震災後の息吹を布ぞうりに込めて。ひとつ、またひとつとぞうりが出来上がっていきました。
<写真:布ぞうりの完成です>
こうして出来上がった作品を、さて、どうやって活用しようか?参加されたみなさんは、支援者のみなさんに届く方法を、目下検討中です!
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10月 31, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケアコミュニティ再建復興支援 | Permalink
2011年10月25日 (火)
【生計回復】おとなり女川町に土を届けました。畑ができます!
去る10月23日(日)、隣町、女川町の農地に肥沃な土を運ぶお手伝いをしました。視力に障がいのある持ち主さんが、近くの仮設住宅に暮らす人のために、と農地を開放してくださったのです。この仮設住宅建設地は、この方の所有です。ご好意により、31世帯が入居できる仮設住宅の建設が実現していました。
美里町の社会福祉協議会(以下、社協)が農家と交渉し、肥沃な土を譲り受けることになりました。これを受けて、トラックの支援を受けている業者さんの車輛5台がその農家に向かいました。到着後、この農家が所有していたショベルカーで、一気に5台のトラックに土を積み込もうとしましたが、前日の大雨の影響で道路がぬかるみ、悪戦苦闘し、やっとのことで1台分の土を積み込むことができました。
社協の方と共に、皆が待つ石巻の隣町、女川町の小乗浜まで運搬しました。
小乗浜では、大崎地方の小牛田農業高校の学生2人と仙台育英学園の学生が1人、そして現地ボランティア10人ほどが土の到着を待っていました。
積み下ろした土を皆でならし、うねを作り、早速種を植えました。全盲という障がいを持つ持ち主さんの夢がひとつ、皆の暖かい支援により結実しました。
この支援は、JENのパートナー団体でもある、ジャパン・プラットフォームのスタッフが、女川町を訪れた際に知ったことがきっかけでした。農地を作るにはトラックや土が必要で、それらの入手に四苦八苦していた際、そうだJENに聞いてみよう、ということになったのです。
一方、JEN側でも、そんなことなら、ぜひとも実現のお手伝いをしよう、となりました。早速、トラック支援を受けている業
者さんに声を掛け、美里町の社協、JPF、農地を提供してくださった方、それを利用する方、そしてJENなど、支援に携わる多くの人たちの協働によって実
現しました。
ご協力くださったすべての皆様に感謝を申し上げます。
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10月 25, 2011 緊急支援文化、生活、習慣支援物資配布東日本大震災心のケアコミュニティ再建仮設住宅生計回復・収入創出 | Permalink
2011年10月24日 (月)
たった9人の学習発表会~牡鹿半島の荻浜小学校にて~
10月22日(土)、牡鹿半島にある荻浜小学校で学習発表会が行われ、観客として行ってまいりました。この小学校は、JENのボランティアが、幾度となく訪れている学校です。校長先生をはじめ、児童ともすっかり顔なじみです。
体育館に集まった地域の人たちからは「久しぶり!」「元気だった?」という懐かしい再会を果たす喜びの声があちこちから聞こえてきました。
荻浜小学校は、震災の影響により、校庭や隣沢に津波が押し寄せ、学校の前にある信号機や電柱はなぎ倒されました。これまでJENは、ボランティアのみなさんとともに、学校周辺の泥かきや隣沢の清掃作業を行い、沢は鮎が戻ってくるまでに澄んだ水になりました。
学校の子どもたちも喜んでくれていた矢先、台風15号による土砂崩れで事態は逆戻りしてしまいます。人々は、これを「山津波」と呼んでいます。しかしJENはその後もたゆまず活動し続け、ボランティアのみなさんとともに校庭や学校周辺の泥かきを継続的に行いました。
その荻浜小学校は現在、ひとり、またひとりと転校によって生徒数が21名から9名に減少しました。たった9名の学習発表会となりましたが、元気いっぱいに「ザ・ソーラン」を踊ります。
<写真:9人で踊る「ザ・ソーラン」>
すると、そこへ旧友6名が懐かしい再会を果たしました。計15名が壇上に上がり、大勢の観客の前で勇壮な「荻小ソーラン」を披露しました。
<写真:旧友と踊る伝統の「荻小ソーラン」>
海とともに生きてきた子どもたちの力強い踊りが、見ている者の胸を打ちます。
会場からは、「ありがとう!」「アンコール!」という大歓声が沸き起こりました。
生徒の「どんなことがあっても、ここが私たちのふるさとです」という言葉。
そして会場に集まった全員で合唱した「ふるさと」の歌声がとても印象的でした。
こうして、地域の皆さんとともに、元気を分かち合いながら、一歩一歩復興に向けてのお手伝いをさせていただいています。普段は、力仕事が中心のボランティアとしてこの小学校にお邪魔しているJENのスタッフとボランティアも、この日は、児童たちから多くの元気をもらいました。明日はまた、別の場所に、蓄積した元気を届けてゆきたいと思います。
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10月 24, 2011 東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
2011年10月20日 (木)
【仮設店舗】牡鹿半島にて、立ち上がった若者を応援!
鮎川の「のれん街(仮)」、着工して2週間。工事がかなり進んでいる、というので現場に向かう担当者に同行しました。10月6日に行われた「繁盛祈願式」の様子は、こちら。
既に骨組みが完成。ふた棟のうち片方では断熱材の設置が済んでいました。
工事を請け負ってくださっている業者さんは、おとなり福島の方。自ら被災されています。地域の方から寄せられる多くの改修や新築工事の依頼に追われながらも、牡鹿の4,000人が利用する予定のこの「のれん街」を、一日でも早く完成させようと、10人近い大工さんを動員し、急ピッチで作業をされていました。本当にありがたいです。
さて、偶然のワンショット。復興市を右往左往、書類の束を抱えて忙しそう軽やかに走り回っていて、やたら目立っていました。写真左の青年は、のれん街にできる16店舗のうち最年少、干物屋の店主となります。気合いは服装からも。この日の気温は20度を下回っていました。写真中央は、担当のJENスタッフ。10月23日、この工事の合間をぬって、東京でのイベントのためにやってきます。イベント詳細は、こちら。ぜひ、彼女も応援してください!そして、右の男性は、牡鹿復興支援協議会の方です。震災直後に牡鹿に入り、以来、かた時も離れずボランティア派遣から支援物資配布までをお手伝いされてきました。のれん街の運営にも、影となり日向となり人々を支えます。
地震前、牡鹿半島の漁場はとても豊かで、釣った魚を売る産業が中心だったそうです。しかし、今回の震災を機に、加工品を生産することで、加工に携わる人の雇用を生み出し人口の流出を止め、また、特産物として販売を始めよう!という周りの大人に諭されて、この若者は立ち上がったそうです。彼の大きな決心を応援したい、と思いました。
支援に携わる者は、きっかけを作る事はできても、それだけではなにも生まれません。参加するその土地の人々の協力と一歩があって、初めて自立の支援として機能するのです。牡鹿のみなさま、ご協力ありがとうございます!
====== ご報告 =============
平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
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10月 20, 2011 緊急支援事務所・スタッフ文化、生活、習慣東日本大震災心のケア生計回復・収入創出 | Permalink
2011年10月19日 (水)
【防災訓練】 牡鹿半島の仮設住宅にて、安心して暮らせる環境を整備
10月16日(日)、仮設住宅において、女川消防署牡鹿出張所の協力のもと防災訓練を行いました。
JENは、これまでに、インドネシア、スマトラ島パダン沖地震被災者支援で、防災訓練を行いました。
また、ミャンマーにて、サイクロン被災者へも防災教育を行いました。
そして、2005年にパキスタンのカシミール州を襲った大地震への支援活動でも、防災教育を行いました。
こうして、災害への「備え」に欠かせない防災教育を、必ず自然災害の被災地支援で実施してきました。
さて、話を東日本大震災への支援活動に戻しましょう。
現在、仮設住宅では消火器が1棟につき1本設置されていますが、消火水槽、外水道がありません。今後の防災体制強化のためにも、今回の訓練は非常に重要な意味を持っています。
この日、高齢の方を中心として約20名が参加しました。消防署員の指導に従って火災・救急時の119番通報と初期消火の訓練を行いました。
<写真:119番通報の訓練>
<写真:水消火器を用いた初期消火の訓練>
「火災が起きたらまずは大きな声でさわいで周囲に教えること、決して1人で消火しようとせずに消防署に迅速に通報すること、向かい風では消火器を使わないこと・・・」などの話に、みなさん強い関心を持って注意深く聞き入っていました。
JENはこの日、世帯ごとに粉末消火器を配布しました。また、今後も引き続き、他の仮設住宅で防災訓練の実施を進めていきます。こうして、多くの方が共に暮らす仮設住宅全体で、防災意識を高めること、そしてなによりも、新しい生活を始めた人々が、安心して暮らせる環境の整備のお手伝いに努めていきます。
<写真:消火器を配るJENスタッフ>
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10月 19, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア防災訓練・教育 | Permalink
2011年10月18日 (火)
2011年10月17日 (月)
【泥だしボランティア報告】 6月のビニールハウスでの作業、覚えていますか?
6月に企業ボランティアさんを総動員して渡波根岸前地区
のビニールハウスの泥出しを行いました。
夏を前に、蒸し風呂のようだと、それはそれは大変でした。
当時の様子は、こちら。
先日、ビニールハウス所有者の方から連絡がありました。
秋野菜を無事に収穫することができた、というご報告でした。
残念ながら、例年通りの寸法とはいかなかったので、今年は売ることができないそうですが、
これからも続けていきたいとのことです。
ビニールハウスでご活躍下さった皆様、ありがとうございました!
渡波で、お待ちしています!
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2011年10月11日 (火)
【コミュニティ・カフェ】 鹿妻南地区にて芋煮会開催!
10月 11, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケアコミュニティ再建 | Permalink
2011年10月10日 (月)
【生計回復】北上町で、地元のために、共に支え合うということ。 その2
~ 河口から11キロ、そこに津波がきていました ~
10月4日に初めて社会貢献を行ってくださった同じ業者さんが、9日(日)、
河北警察署の近くで、2回目の社会貢献活動を行ってくださいました。
活動場所になったところは、海からかなり内陸に位置する場所にもかかわらず、
津波の浸水にあった場所でした。
一番近い北上川の河口までの距離を測定したところ、北上川を約11キロも
内陸にまで津波が逆流していたことがわかりました。
写真を見る限りでは想像が難しい内陸です。
回りを見渡すと、50センチほど浸水した痕があります。
津波の威力で田んぼのあぜがえぐれており、その部分に砂利を盛る
補修作業を社会への貢献活動としておこなって下さいました。
人々の生活再建のための本事業は、支援者の皆さまと、ジャパン・プラットフォームのご協力により実施しています。
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10月 10, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア生計回復・収入創出 | Permalink
2011年10月 7日 (金)
【仮設店舗】 牡鹿半島・鮎川浜に、お待ちかね、お店がオープンします!
10月 7, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア生計回復・収入創出 | Permalink
2011年10月 5日 (水)
【泥だしボランティア報告】蛤浜(はまぐりはま)の民家にて
期間:2011/9/22~9/29
参加者累計:2919名
9月30日に民家の泥だし作業をしました。ここは蛤浜(はまぐりはま)という20世帯に満たない小さい集落です。3月11日の東日本大震災の津波の被害にあったあげく、先月の台風15号で裏山の沢から鉄砲水をかぶってしまいました。その結果、大きな被害を2回も受けてしまった民家です。
作業は、まずスコップでの泥だしに始まりました。ボランティアさんの中で大工仕事に堪能な方が、依頼主さんが用意した木材を利用し、少ない道具で床下の基礎となる根だ引きを行いました。
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10月 5, 2011 緊急支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
【生計回復】北上町で、地元のために、共に支え合うということ
~ 10月4日、がれき撤去で社会貢献 ~
JENでは、生計回復支援として、石巻で運送会社を営む方にトラックの貸し出し支援を行っています。
この日は、北上町で活躍するトラックの活動に同行しました。
石巻市北上町といえば、地震と津波の後、長く支援の手が届かなかった地域のひとつです。
JENは、7月から、この地域で復興に向けた様々なお手伝いを行っています。
まずは、ボランティアの派遣。多くのボランティアたちが、牡蠣やホタテの養殖のお手伝いをしてきました。
このボランティアは、ほとんどが県外からの有志です。
この日は、北上町を拠点にしている運送業者さんがJENから支援を受けた車輛を使って社会貢献の活動に参加してくださいました。
場所は北上町十三浜の『にっこりサンパーク』近くの釣石神社。この石段の下を巨大津波が襲いました。周囲はえぐれてしまいましたが、今日の作業で砂利を入れ整えました。
人々の生活再建のための本事業は、支援者の皆さまと、ジャパン・プラットフォームのご協力により実施しています。
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10月 5, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア生計回復・収入創出 | Permalink
2011年10月 3日 (月)
【仮設住宅】お茶っこのみ 大規模な仮設住宅にて、その1
10月1日(土)、仮設住宅の集会所にて、「お茶っこ飲み」を開催しました。今回の対象は、この大規模な仮設住宅の第3団地と第4団地の入居者です。今回が初めての開催でしたが、年齢を問わず多くの方にお集まりくださいました。
<写真:第3集会所の外観>
<写真:お茶っこ飲みのチラシ。開催1週間前には掲示します。>
近辺には、スーパーや小売店がないため、地域の人たちは買物の際には市街地に出かけるか、週2回の移動販売を利用しています。
お茶っこ飲みでは、初めは参加しようかどうか迷っていた人たちもいました。お互い見知らぬ者どうしでも、一緒にテーブルを囲めば自然と会話が生まれるようで、談笑する姿が多く見られました。ごく自然に、自己紹介や連絡先の交換、生活情報を教え合う様子も見られました。
<写真:お茶っこ飲みの様子>
話が盛り上がっている最中ではありましたが、お茶っこ飲みは閉会しなければなりません。
すると、住民の皆さんが、JENのボランティアスタッフと一緒に、後片付けを手伝ってくださいました。
快晴に恵まれたこの日、まずは、とても楽しい第一回お茶っこ飲みとなりました。
ここでのお茶っ飲みは、まだまだ続きます。
お茶っこ飲みは、8カ所で開催中です。今後、状況に応じて、その数、頻度を調整してゆきます。
===== ご報告 =====
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10月 3, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア仮設住宅 | Permalink
2011年10月 1日 (土)
【生計回復】地域のために、共に支え合うということ
~ 護岸を整え社会貢献 ~
今回、支援させていただいいている業者さんの中で、最も被害をこうむっている方による
社会貢献活動のご報告です。
この業者さんは、なにから再スタートすればよいか、
来る日も来る日も、考えていらっしゃいました。なぜなら、社屋と車輛のすべてが津波で流されたからです。
JENでは、この業者さんが復活への思いを固めた7月に、大量のボランティアを派遣しました。こうして、大勢のボランティアとともに再起へのスタート地点を目指したのです。
次に、生計回復支援として、車輛の貸出しを行いました。4トンダンプ車の貸出しです。
これで、被災前のお仕事を、なんとか再スタートするきっかけができました。
自らも甚大な被害を受けながら、お得意先で海沿いにある造船会社の敷地にて、
津波で崩れた護岸を埋め立てる作業を、社会への貢献活動として始められました。
地域のみなさんが、共に支え合って乗り越える被災からの復興。
JENは、引き続き、地域の方おひとり、おひとりへ、求められている支援を
求めている人に届け、黒子となりサポートしてゆきます。
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2011年9月30日 (金)
【仮設住宅】 ベンチづくり
9月 30, 2011 文化、生活、習慣東日本大震災心のケア | Permalink
【コミュニティ・カフェ】中屋敷 あみもの教室
9月29日(木)、中屋敷にあるコミュニティ・カフェにて第3回あみもの教室を行いました。
<写真:JENスタッフと一緒に>
この円型マットは、左右から互い違いに切り込みを入れた布を三ツ編みにし、それを束にしたものを糸で縫い合わせて作り上げます。
<写真:左右から切り込みを入れた布>
畳の間からは、出来上がった円型マットを参考にしながら、楽しそうに布地を選んだり、色合いや手ざわりにこだわってお話したりするみなさんの声が聞こえてきました。
これまでは支援物資を受けながらの生活が長く続きました。何かを「つくる」、「生み出す」という行為によって、生活にハリが生まれ、定期的に行うことで生活にリズムが生まれつつあります。
外へ出てみると、ヘドロの被害にあった地ばえのトマトが青々と実っており、コスモスがたくさんの花を咲かせていました。
今後作りたいもののアイデアで話が盛り上がり、みなさんの笑い声がたえない一日となりました。手作りの活動は継続してゆきます。
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2011年9月28日 (水)
石巻スタッフ(一部)集合!
<写真:大家さんとともに>
フォールドでは、それぞれ担当する活動に、朝から晩(ときには夜通し)までかかりっきりで、
なかなか全員が顔を合わすことがありません。
すれ違い、とういわけではありません。
とにかく、活動範囲が広く大きく、優先順位をたてるならば、
気心知れた仲間との時間は、フィールドでの活動の「あと」。
そんな毎日をこれまで5ヶ月間、続けてきましたが、
今日は違います。
皆が、記念すべき「地鎮祭」に集まりました。
これは、鹿妻地区にあらたに建設するコミュニティ・スペースです。
日本ロレアル様のご協力により実現しました。
5分だけ立ち寄って、牡鹿半島で待つ人びとのもとへ急ぐチーム。
仮設住宅での物資配布の合間に立ち寄ってくれたチーム等など。
<写真:コミュニティ・スペース担当は地鎮祭の進行を影に日向に手伝います>
<写真:牡鹿に向かいます。その前に(左端)>
<写真:物資配布順調。お花を植える子ども達を保育園に迎えに行ってました>
<写真:区長さん、ご協力をありがとうございます>
泥だしチーム、仮設住宅にて物資を配布しているチームは、残念ながら
集まれませんでしたが、それぞれの活動現場で支援を届けておりました。
明日もまた、台風や冠水の情報を事務所に残るスタッフと相互に共有し、
スタッフの安全と、活動に参加する地元の皆さんへ迅速な支援を届けることを最優先に、
支援活動が続きます。
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9月 28, 2011 事務所・スタッフ企業の皆さまからのご支援東日本大震災心のケアコミュニティ再建 | Permalink
2011年9月27日 (火)
【泥だしボランティア報告】イギリスから日本にやってきて2週間
ボランティア拠点、渡波ハウスに8日間滞在しました。まず、その「人数」に驚きました。
日本全国、いや、世界中から集まったボランティア仲間達。日帰り、数日、なかには、ひと月近く滞在している仲間もいました。ここで、皆が寝食をともにします。
作業自体はとても力仕事で、翌日には、これまで経験したことのない筋肉が痛んでいました。でも、牡鹿半島の鮎川で行ったボランティア作業が、地域の復旧に少しでも役立っているのだと思うと、感動の連続でした。
依頼主である地元の漁師さんは、私たちにとても親切に接してくれました。木製の板を運んできて、即座にテーブルを作ってくれたのです。そのテーブルを囲み、ランチをいただきました。ランチは、渡波ハウスに宿泊している姉妹が持参したカップラーメンでした。作業の充実感から、お腹もとてもすいていて、簡単な食事ではあったけれど、とても尊いものに思えて美味しくいただきました。
晴天に恵まれたこの日、海はとてもきれいでした。半年前に、津波が襲った同じ海とは想像ができないほどでした。
By D.A
追記:D.Aさんは、合計3週間の日本滞在中、JEN東京本部で2週間、石巻で1週間、JENサポーターとして活躍中。
9月 27, 2011 緊急支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
【生計回復】牡鹿半島で、地元のために、共に支え合うということ
~ 9月27日、がれき撤去で社会貢献 ~
牡鹿半島の小渕浜で運送会社を営む方に、JENは商売道具のトラックを支援しています。津波ですべてを失ってしまいましたが、なんとか商売が軌道にのる日を迎えるために、今ある数のトラックをフル稼働しています。
21日、22日は大型の台風15号が石巻地域を通過しました。地域一帯は、大きな被害をこうむってしまいました。そこで、台風が去った直後、まだところどころ冠水している地域がある中、ボランティアと共に、大原浜の沢から海へ流れ出た流木を撤去するお手伝いを行ってくださいました。
撤去するだけではありません。流木をチェーンソーで裁断して処分をするかたわら、お年寄りが近くのバス停でバスの待ち時間に腰掛ける椅子を作ってくださいました。なんと、一石二鳥が生まれていました。
自らも震災の被害にあわれながら、地域のためにと社会貢献活動を申し出てくださったのです。地元民による地元のためのボランティア共同作業は、力強さに満ち溢れ、とても素晴らしい活動のように見えました。
人々の生活再建のための本事業は、支援者の皆さまと、ジャパン・プラットフォームのご協力により実施しています。
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2011年9月13日 (火)
【仮設住宅】仮設住宅に入居する。
「狭くて、物に埋まった感じがする」
「暑い」
「殺風景だ」
「安いビジネスホテルの風呂のよう」
「床がぼこぼこしてきた」
「隣の人が歩くと分かる」
「ずっと換気扇をつけていないといけない」
「冬はひどく寒いだろう」
・・・・
入居された方の、建物そのものに対する思いというか、不満や不安は絶えません。
そのような仮設住宅でも「我が家だね、マイホームだね」と口ぐちに言うのは、
言い換えれば、長くて半年に及んだ避難生活が、大変だったからなのでしょうか。
ようやく落ち着き、ひと息ついたあと、今後のことを考えられる状況になったのからなので
しょうか。
今後を考え始める人々を、JENは「お茶っこ飲み」を通して支えてゆきます。
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9月 13, 2011 緊急支援東日本大震災心のケア仮設住宅 | Permalink
2011年9月11日 (日)
もうすぐ始まります。北上町十三浜地区での活動
台風、高波と、延期になっている十三浜地区でのホタテ養殖のお手伝い。
今日の活動は、高波のため延期でしたが、結果的にお天気が良かったので、
日中、依頼主さんにお会いしてきました。
<写真:依頼主さんとスタッフ>
地域の方のどの方に伺っても、高波だから海には出ない、とおっしゃっていました。
素人の目には、ただただ美しい海なのですが。。。
そして、ボランティアを迎える準備は着々と進んでいました。
「とにかく、急がないと、手遅れになってしまう。皆さんが来てくれる事を楽しみに待っていますから」
と依頼主のAさん。
天気の予報が良好で、人数が集まる次の週末、お邪魔します!
よろしくお願いします。
<写真:漁協の作業所では、造船も急ピッチ>
9月 11, 2011 緊急支援事務所・スタッフ文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア生計回復・収入創出 | Permalink
2011年9月 8日 (木)
【仮設住宅】 入居者へ、ニーズ調査を行いました
石巻市では、7500世帯全ての仮設住宅が完成間近です。JENは、これら全てに対し、生活用品の配布を行っていますが、とうとう終わりを迎えようとしています。
配布が終われば支援が終了?ではありません。実際の活動はこれからです。
JENでは、ようやく入居された方に対して、新しい家での生活が安心できるように、長期的なサポートを行ってゆきます。そのためには、入居者とお話をして、不安や期待、知りたいことやいやなこと、困っていることなど、ニーズをくまなければなりません。そこで、ニーズ調査を行いました。
阪神大震災の際には、仮設住宅での生活に様々な社会問題が起こりました。たとえば、避難所から生活の場を移したことで、被災者の細かな状況把握が難しくなり、一人暮らしのお年寄りの孤独死が相次ぎました。また、支援対象にされにくい50~60代男性のアルコール依存や自殺などの深刻な問題もありました。
石巻市でも同様の問題を不安視する声があがっております。また、他には、
・元の住んでいる場所から仮設住宅が遠くては、通勤、通学が困難になる
・市街地から遠いと、車を持っていない人の買い物、通院が不便になる
・様々な地域の方が集まって住む大規模な仮設住宅群では、隣に住んでいる人がわからないため、安心して子どもを外に出せない(セキュリティ面の問題)。
・仮設住宅内のルールが定まっていないので、今後起こる問題に対してどのように対応していけばいいのか不安だ。
等々、
沢山の不安を抱えていました。
ニーズ調査を行い感じたことは、130以上ある石巻市の仮設住宅群に起きている問題は、住んでいる場所や個人の状況によって多種多様であるということです。
そこで、JENはこのような問題を住民の皆さんと一緒に考えていくために、現地の行政と相談の上選定した仮設住宅へ、「コミュニティ形成事業」を開始します。
この事業では、仮設住宅に設置されている集会所や談話室の場を利用します。まずは、住民たち同士が集まり、語り合う場を提供します。その後、徐々に自治組織化に向けて住民が主体的に参加することをサポートしてゆきます。
ニーズ調査は始まったばかり。引き続きご支援をどうぞよろしくお願いします。
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9月 8, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア仮設住宅 | Permalink
2011年8月31日 (水)
牡鹿半島へ、新鮮な野菜を配布しました
牡鹿半島の中部に突き出す東浜(ひがしはま)地区は、竹浜(たけのはま)、牧浜(まきのはま)、狐崎(きつねざき)、鹿立(すだち)と福貴浦(ふっきうら)の5つの浜からなる漁村です。半島の沿岸部を走る幹線道路からさらに奥まったところにあるため、震災当初は道路が寸断されました。そのため、安全を確保しながら集落を目指すには、海側から近づくしかありませんでした。震災以前は100世帯400人ほどが暮らした集落も、今や80世帯260人ほどに減少しています。
この集落とJENとの出会いは4月中旬でした。震災・津波の傷跡が色濃く、にもかかわらず、支援の遅れが問題だった半島に、悪路(5ヶ月後の現在も)、地図をたよりに調査に入ったことがきっかけでした。調査を進めるうち、東浜地区が漁業を生業としていること、半島に多数生息するシカの食害によって、畑作があまり行われていないことがわかりました。そこで、緊急支援として、東浜への野菜配布の支援を始めました。被災された方々の栄養の偏りを防ぎ、健康管理に重要な栄養のバランスのとれた食事をとってもらうためです。8月末時点で4回、配布を行いました。
第1回搬入7月15日(金) 85世帯分の青果物
第2回搬入7月25日(月) 85世帯分の青果物
第3回搬入8月10日(水) 80世帯分の青果物
第4回搬入8月22日(月) 80世帯分の青果物と280個の総菜パン
配布する野菜は、石巻で被災された青果屋さんから仕入れ、搬入しています。また、第4回の搬入のときには、ご覧の通り、牡鹿半島内の自立支援施設でひとつひとつ作っている総菜パンも搬入しました。こうして、被災された地域の方へ直接物質を届ける支援だけではなく、地元業者の経済活動の復興のお手伝いとなるよう、事業を組み立てています。この時点で、一石二鳥を達成。
野菜を搬入するたび、地域の世帯数が減少しています。もとの生活が維持されなければ、物質的なアクセスが可能な内陸へ移住するしかない。人々にとっては苦渋の選択でも、これが被災地の現実です。ジェンは、「ここに残りたい」という人々がいる限り、アクセスの悪い地域の方が安心して暮らせるよう、必要とされる支援を届けてゆきます。
この支援への調査と実施には、皆様からのご寄付のほか、環境ジャーナリストで、JENの活動をご支援くださっている枝廣淳子さん、システム思考の日本での第一人者、小田理一郎さんらにも応援していただいています。こうして、皆様おひとりおひとりのご寄付は、このように支援の届いていないところにも確実に、きめ細やかな支援を届けることに役立っています。
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8月 31, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケアコミュニティ再建生計回復・収入創出 | Permalink
2011年8月29日 (月)
【泥だしボランティア報告】湊地区にて
期間:2011/8/12~8/25
参加者累計:2722名
今回も引き続き、湊地区の個人所有の事務所敷地内にて清掃作業を行いました。
家屋の泥だしなどと違い清掃範囲が広いため、想定外の繰り返し。なかなか進まないのですが、人の手でやらなければスタート地点にすら到達できないのです。
<写真:広大な敷地>
<写真:地道に進める>
付近には、水産加工場、製紙工場や合板工場などが立ち並ぶ日本でも有数の
工業団地が広がっています。
この一帯が被災したことで多くの方々が職を失っており、工業団地の復興なくして石巻の
復興はないと言っても過言ではありません。
泥だしや清掃作業は本当に地道な作業の連続です。
地元の人々の気持ちに寄り添いながら微力だけれどもこの活動を続け、まずは、復興のスタート地点をめざし、やがて復興へ向かう力強い一歩へと繋がっていけばと思います。
<写真:ようやくスタート地点が見えてきました>
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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
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8月 29, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
【コミュニティ・カフェ】なかやしきっさのボランティア
炊き出しから始まった中屋敷のコミュニティ・スペースが「なかやしきっさ」となってひと月。
4月後半から、継続してここにやってきて、地域のみなさんのお話し相手をしているボランティアチームがいます。
そうです、現役の大学生チームです。
当初、このスペースで、お茶をだしたり、お話し相手になったり、支援物資の配布をお手伝いしたり、様々なお手伝いをしてきました。夏休みに入ると、近所の子ども達がやってきて、得意の(!)勉強を教えてあげているそうです。この日は、なかやしっきさの看板(いっぱいあるんですけど、またひとつ楽しそうなパネルが完成!)作りに、地域のおねえさんと慣れない工具を使っていました。
なかやしきっさの活動を記録した沢山のアルバムの中にまぎれるように、ボランティア同士の交換日記がありました。
これからも、学生ボランティアチームの活動は、続きます。
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8月 29, 2011 文化、生活、習慣東日本大震災心のケアコミュニティ再建 | Permalink
2011年8月28日 (日)
仮設住宅への物資配布:チームワーク
仮設住宅への日用品配布が佳境を迎えています。
当初、10,000世帯を建設予定だった住宅は、震災後5ヶ月の間に、その必要数が7,500世帯分にまで減りました。理由は様々です。
JENは、5月3日に最初の104世帯へ70品目の日用品を配布して以来、継続して全世帯への配布を行っています。その配布は、9月中にとうとう終了する予定です。
物資調達〜配布場所調整〜調達品配達〜配布準備(アッセンブリー)〜配布〜モニタリング
これが、物資配布の一連の流れです。
7,500世帯への配布には、配布場所の規模によって、20人から30人のアルバイトの皆さんが活躍しています。くわしくは、こちら。
この日は、400世帯の住宅のうち、のこり100世帯への配布を行う、ということで、約20名が集まっていました。
「集合!」
「はい!」
「スタート!」
「わたし、1番いきます」
「わたし、2番いきます」
。。。
作業には、配布要員として活躍するアルバイトさんのみならず、物資を調達した業者さんも活躍。アイテムに不具合があれば、その場で修正、調整できます。
物資を運んでくださった運送会社の運転手さんもまた、大活躍。「重いものを運ぶなら任せとけ!」と。そして、配布終了後は、遠いところから手前に向かって、順番に空の段ボール箱をトラックに積んでゆきます。
100世帯への配布は、ものの1時間弱で終了しました。
この後、アルバイトさん達は、次の配布準備のために倉庫に戻ります。そして、スタッフは、市への鍵の返却とモニタリングに立ち会います。
この段階では、まだ入居者にお会いする事はできません。新しい生活を始める入居者の引っ越しが落ち着いた頃、再び訪れてあらたなニーズの調査を行います。これも、配布のアルバイトさんの大切なお仕事です。被災を経験した者どおしのニーズ調査はとても辛いと、アルバイトさんは言います。だけど、やりたい、次は、いつやるの?と質問攻めにあいます。スタッフにとって辛いなと感じるときです。
スタッフとアルバイトさん、二人三脚がもたらす効果は数倍にもなります。
人々の生活再建のための本事業は、支援者の皆さまと、ジャパン・プラットフォームのご協力により実施しています。
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8月 28, 2011 緊急支援東日本大震災心のケア仮設住宅生計回復・収入創出 | Permalink
2011年8月27日 (土)
【泥だしボランティア報告】浦屋敷地区にて
8月26日、港にほど近い浦屋敷地区の個人宅にて、お皿を洗う、というボランティアを行いました。
「お皿を洗う?」
泥だし、がれきの撤去、家財道具を整理する。
これまでのボランティアでは、このような作業へ、精一杯の心の準備をして、
依頼主のお宅へ向かっていました。
なぜお皿を洗うのか、依頼主のおかあさんに聞いてみました。
「このあたりでは、1階が津波で流された家がほとんどで、2階で生活をしている
在宅避難者の方が多いのです。台所はほとんどの場合、1階にありました。なので
台所のものがすべて流された人がほとんどです。我が家の物置にあった引き出物などの大量の食器は、
幸い無事でした。この機会に、必要な人には自由に使ってもらえれば、とおもいました」
依頼主の妹さんのご主人が中学校の先生で、その学校の生徒さんグループを連れて、7月にJENの泥だしボランティアに参加されました。以来、生徒さん達の間で連帯感が生まれ、とても活発になられたそうです。おかあさんから聞いた思いがけないエピソードに、とても感激しました。
お皿を洗う他にも、ボランティアはありとあらゆる作業を手伝います。時間の経過とともに、その内容も変化しています。幹線道路沿いは、随分と復旧してきていますが、一歩中に入ると、手つかずの場所が沢山あります。長引く避難生活に心身ともに疲れてきている方への心のケアのためにも、隠れたニーズ、取り残されがちなニーズを掘り起こし、復旧復興のお手伝いを続けてゆきます。
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8月 27, 2011 緊急支援事務所・スタッフ企業の皆さまからのご支援文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
2011年8月26日 (金)
秋はすぐそこ:牡鹿半島
もうすぐ震災・津波から6ヶ月が経とうとしています。
ジェンでは、8月21日から、牡鹿半島の仮設住宅の集会所を利用して、「おちゃっこのみ」を開催しています。
新しい家に引っ越してきたばかりの人々へ交流の場をもうけ、やがて笑い声の絶えないコミュニティが生まれることを願っています。
この小さな新しい集落が、石巻市内の住宅街で既にスタートしている「コミュニティ・スペース」のように活気づくには、どうすれば良いか?毎日牡鹿半島に通い、住民の声に耳を傾ける日々です。
さて、牡鹿半島へは、本土から橋を渡り、リアス式の美しい海岸沿いを目的地までひたすら走ります。
半島にわたると、直後に見晴らしの良いポイントがあります。
そこから本土側を見渡すと、この時間は干潮。にもかかわらず、海辺の水位はいまにもあふれんばかり。
海岸沿いの道という道のほとんどが、こんな状況です。道は牡鹿半島に暮らす人々にとって、まさに「ライフライン」です。わたしたちにとってもライフライン。万が一の急な天候の変化と土砂崩れ、そしてなによりも余震に備え、向かわなければなりません。震災後5ヶ月後の今もです。
満潮をむかえた小さな浜。
秋は、すぐそこ。
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8月 26, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケアコミュニティ再建仮設住宅 | Permalink
2011年8月25日 (木)
季節はずれのラベンダー
9月も間近というのに、10メートル先からでもここだとわかる、ほのかで柔らかい香りを放っていた。
眼下では、クレーン車やダンプカーなどが列をなし、もはや歩く人はほとんど見かけない。
あの日で時間が止まったままの街。
植物が根付いている。この地がふたたび息を吹き返す時が近い、と思った。
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8月 25, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア | Permalink
2011年8月23日 (火)
【仮設住宅】 初「お茶っこ飲み」を報告します @牡鹿半島
仮設住宅への物資搬入が、9月いっぱいで終わりをむかえようとしています。
JENでは、今後も仮設住宅入居者に対して長期的な支援を続けていくため、きめ細やかなニーズ調査を行い、住民の声にもとづいた活動を展開していきます。
この日は、その第一回目。
牡鹿半島にある仮設住宅で顔合わせの「お茶(ぢゃ)っこのみ」です。
石巻で言う「お茶っこのみ」とは、近所のお家にお邪魔して、お茶と茶菓子や漬物をいただきながら、おしゃべりを楽しむことです。
<写真:仮設住宅にある談話室>
<写真:みんなで丸くなってお茶っこのみ>
この仮設住宅には、周辺の異なる浜(地域)から入居者が集まっています。みな、出身地が違うのです。「お茶っこのみ」には、住民の約半分の人々が来てくださいました。
「こうやって、みんなで集まるのは初めて」と、久しぶりに唄や踊りも、少し照れながらも披露するおばぁちゃんたち。
入居して1か月、少しづつ落ち着きも見えてきましたが、まだまだ震災発生時、避難生活の記憶が生々しく残り、当時の話しもぽつりぽつりと出てきます。にもかかわらず、今回、こうして集まったことで、住民のみなさまからは、
「自治組織を作っていきたい」、
「生活するうえでのルール作りをしていきたい」、
「みんなで裁縫などの手作業をしたい」
という意見がでました。
帰り際には、「次回はいつくるの?みんなで何をしようかね~」と、私たちの訪問を楽しみにしてくれる声をいただきました。
私たちもこのつながりを大切に、サポートを続けていきます。
====== ご報告 =============
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8月 23, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災心のケア仮設住宅 | Permalink
2011年8月15日 (月)
【泥だしボランティア報告】掘ってはつめ、掘ってはつめ 土のう袋の山
期間:2011/7/29~8/11
参加者累計:2453名
今週の活動報告は、石巻市湊地区の清掃についてです。
この地区は石巻の沿岸部に位置し、水産加工を中心とした工場地帯が建ち並んでいます。ほとんどの工場が壊滅的な被害を受けましたが、中には同じ場所での事業再開の準備を着々と進めている業者もあります。
ジェンでは、そういった意志のある業者の方々が再開を果たせるように、まずは、ボランティアの力を総動員して、事務所や工場の再開準備のスタート地点にたてるよう、支援を行っています。
<写真:5か月経った今もこの状態>
<写真:靴もすっぽり埋まるほど>
周辺の主要道路は整備が整い確保されていますが、未だにこの地域一帯には分厚い汚泥が山積しています。幹線道路を一筋入ると手つかず・・・、というたとえは、まさにこの地域のことです。
掘っては土のう袋につめ、掘ってはつめ、延々と続くこの作業。土のう袋が一日1000~1600袋ほど作られ、山積みになっていきます。場所や状況にもよりますが、家屋の泥だしは一日で100袋ほどなので、いかにこの現場が凄いのかが袋の数でもうかがい知ることができます。
真夏の暑さ厳しい時期ですが、ひたむきに泥だしを続けて下さっているボランティアの皆さん。最近では、風化の兆しがあるのか、報道で被災地の状況が取り上げられなくなってきている中で、平日ボランティアへの参加も減少傾向にあります。ですが、まだまだ手のつけられていないところがたくさんあります。
建物の所有者にとっても、ようやく「やってみよう」という気持ちになられた方が、大勢います。そんな方からの依頼は、これからますます増えるでしょう。もう終わったのでは?とうわさされる中、このようなニーズを掘り起こすこともJENの役割です。
====== ご報告 =============
平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
詳しくは、こちらへ
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JENでは、これからも柔軟にボランティアを派遣してゆく予定です。引き続きボランティアの参加協力を呼び掛けております。
9月のボランティア募集は、こちらへ
*ボランティア参加者のみなさん、ぜひ、感想をお聞かせください!
メッセージの送付先は、こちらへ info@jen-npo.org 件名「ボランティア体験記:参加日、お名前」
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2011年8月 4日 (木)
仮設住宅への支援物資配布、着々と進んでいます。
仮設住宅への入居が、着々と進んでおります。
石巻市の建設予定数7900戸のうち、7月末の段階でJENが行っている仮設住宅への生活用品支援物資配布は、約4500戸となりました。
<写真:この日は、一気に292戸へ物資を配布する大変な一日でした>
JENでは、地域の雇用促進につながるよう、この事業に係わる配布要員を、仕事として、石巻に住む方にお願いしています。
今回この事業に携わっている尾形さんは、
「自分たちの住む地域の復興にかかわる仕事が出来る。その実感が、何よりもうれしい。仮設住宅に入居した方が喜んでくれたらさらにうれしい」
と話してくれました。
仮設住宅全戸完成までもう少し。まだまだ、作業は続きます。
人々の生活再建のための本事業は、支援者の皆さまと、ジャパン・プラットフォームのご協力により実施しています。
===== ご報告 =====
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8月 4, 2011 支援物資配布東日本大震災心のケア仮設住宅生計回復・収入創出 | Permalink
2011年8月 1日 (月)
【泥だしボランティア報告】十三浜にて
期間:2011/7/22~7/28
参加人数:2172名
石巻市北上町十三浜の沢清掃です。
ボランティアさんによる地道な手作業の成果が、どんどん見えてきました。
<写真:十三浜沢清掃初日>
<写真:沢清掃6日目>
多くのがれきを一つ一つ撤去していくと、津波で流れてきた泥や石、細かな木片がみえてきました。きれいな水が海に流れるためには、この泥もある程度取り除かなければなりません。
夏も本番になり、最近の作業は炎天下の中とてもつらい日々が続いています。そんな過酷な作業を黙々と続けて下さっているボランティアさんたちと、今日は沢の上流でスイカ割り!
<写真:きれいな上流の水でしっかり冷やして>
<写真:スイカ割り!>
<写真:涼みながらスイカを食べたり会話を楽しんだり。ゆっくりとした時を楽しむ>
作業の手を休め視界を広げれば、本当に美しい景色が広がっていました。
あの日が来るまでは、どこまでも強く美しく、人々を支えていた場所だったのだろう。目の前の自然は、人々に癒しを与えもするし、悲しい想いも運んでくる、人は自然には勝てない。
あらためて、深く感じた瞬間でした。
しかし同時に、一度壊れた自然が自らの力で元に戻ろうとする時に、私たちは今までの恩返しとして少しでも手助けをすることが出来るのではないか。
「守る」などという大きなことは言えませんが、私たちが行っている作業の意味を再確認し、これからもこの気持ちを忘れないように関わっていこうと思いました。
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8月 1, 2011 緊急支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
2011年7月26日 (火)
【ボランティア派遣】牡鹿半島の東浜にて
期間:2011/7/15~7/21
参加者累計:2059名
石巻市牡鹿半島にある東浜での活動を報告します。
JENはこれまで、東浜小学校で行った人形作りワークショップや物資配布など、様々な形でこの地域の方々と関わってきました。今回は、東浜の主幹産業であるカキ養殖の下準備をお手伝いしました。
例年は8月上旬ころにカキの放卵が始まりますが、今年は海水温が高い影響で放卵が半月ほど早まっているため、準備も急ピッチで進めなければなりませんでした。また、漁業者は津波によってがれきが散乱している海や漁場の清掃作業に追われ、本来の仕事が出来ずにいました。
養殖には、カキの幼生を付着されるため、ホタテの貝を使います。ホタテの貝に穴をあけ、針金を通して何枚も重ね合わせ、出来たものを海に入れます。今回は、ホタテの貝が津波で泥をかぶってしまったために、まずは一枚一枚泥を落とす作業から始めました。
<写真:カキ養殖に使うホタテの貝の山>
次に、針金に貝を通していきます。
<写真:地元のお母さんと最近の東浜の状況や、様々なお話をしながら>
<写真:約74枚ホタテの貝を通して、これが一本>
カキ養殖をしている漁業者ごとに、1シーズン約1,000本作るそうです。
本来は4月頃に行うこの作業、なんとか放卵時期を逃さぬよう8月上旬完了を目指し、地域の方々と力を合わせながら進めていきます。
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泥だしボランティア、まだまだ募集しています。
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7月 26, 2011 文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア生計回復・収入創出 | Permalink
2011年7月25日 (月)
【コミュニティ・カフェ】 なかやしきっさ@中屋敷
-炊き出し最終日、餅つきでお疲れさま会-
津波から3週間後の4月7日以来、休むことなく中屋敷地区で炊き出しを行ってきました。
7月22日、その炊き出しが終わりました。JENが石巻市内数か所で行ってきた炊き出しは、これで一旦すべてが終了しました。
炊き出しボランティア参加のべ164名、計24,967食を提供しました。この日は最終日ということで、中屋敷で活動を続けていたボランティアチームと地域の方々による“餅つきお疲れさま会”を行いました。
元気いっぱいの子どもたちが奏でる太鼓の音が鳴りひびくなか、近所からぞくぞくと人が集まってきました。
<写真:力を合わせて、せーの!>
<写真:お母さんたちが手際よく、きなこ・のり・納豆・あんこを>
もちつきの後に、炊き出しを始めるきっかけとなった「スペース」を提供して下さっている阿部さんに、これまでの4か月を振り返っていただきました。
「…あの日から4か月経って、まだ夢見ているような感じはいまだにあるんだけど、なんとかここまで来ました。
(中略)
…津波があったけども、そのおかげで、こうして皆さんに出会うことが出来ました。近隣の人たちとも、普段はあまりしゃべらなかったけども、お互い苦しい状況のなかで助け合って、しゃべるようにもなりました。
もちろん津波は決していいことではないんだけども、マイナス面だけではなかったです。考えようっていうのかな…(中略)
“千年に一度の場面に立ち会えた”、っていう側面から考えたら、あの…幸せ、っていうか…津波に流されて幸せってことはないんだけども…そういうふうな思いですね。炊き出しをする女性たちの明るい笑い声をきけば、男たちも頑張れるしね。女の人たちが沈んでいれば男も沈んでしまう。我々は本当に、運が良くて生かされたんだなって。
被災したときは、これからどうやって暮らしていくんだって思ったけれども、JENさんはじめボランティアの皆さんがヘドロとがれきの片付けをしてくれたおかげで、なんとかやっていけるっていう気がしました。
ここまで来たら、あとは前進あるのみです。本当にありがとうございました」
これまで炊き出しを行っていたスペースは、今後、「コミュニティ・スペース」と名前を変え、用途もご飯に限らず、その時必要な様々なアクティビティが加わります。スペースの運営は、地域の皆さんとJENが二人三脚で行います。
中屋敷を含む上釜地区は、震災後5カ月たった今もまだ、ライフラインが完全に復旧していません。その結果、市から食糧の配給を受けながら2階で生活を送っている方が数多くおられます。自宅に避難されている方が多いということもまた、今回の震災の特徴です。この地域の人口は、少なく見積もっても震災前に比べて1/4以下(避難者含む)になりました。
「3月11日が一番悪い日だったから。もうこれからはよくなっていくだけだから。頑張ります」
と話す阿部さんの奥さんを中心に、コミュニティが再び活性化する日まで、JENは、そのプロセスをお手伝いさせていただきます。
周辺地域への支援活動の拠点として、またこの地域の方が、やってきて安心できたり、ほっとできる空間として、コミュニティ・スペースが発展してゆくことを願いながら、JENはコミュニティの皆さんと共に一歩一歩歩んでゆきます。
人々の復興への歩みは、ようやくスタート地点にたったところです。引き続き、皆さまの心強いご支援をよろしくお願いいたします。
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口座名 JEN
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皆様のご協力をよろしくお願いします。
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7月 25, 2011 文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケアコミュニティ再建 | Permalink
2011年7月18日 (月)
2011年7月15日 (金)
【コミュニティ・スペース】草刈り・お疲れさま会・サッカー教室@鹿妻
7月 15, 2011 文化、生活、習慣東日本大震災心のケアコミュニティ再建 | Permalink
2011年7月11日 (月)
【子どもたちへの心のケア】 シルク・ドゥ・ソレイユによるワークショップ
6月17日、石巻市にある石巻北高等学校にてシルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」の出演者が先生となり、体操教室ワークショップを行いました。ブラジル、ロシア、アメリカなど世界各国から集まった先生方に、生徒たちは興味津々。
この高校には、津波で壊滅状態になってしまった雄勝町の船越小学校が間借りをし、授業を再開しています。
午前は、石巻北高等学校の生徒43名を対象にしたワークショップです。
<写真:はじめは、みんなで輪になりコミュニケーション!>
次に、ジャグリング・アクロバティク・ダンスの3つのグループにわかれます。
<写真:思い思いの動物になりきる。中央、トラとヒョウの戦い>
「はずかしがらないで、ただ楽しんで!」先生からアドバイスが飛びます。
どんどん、みんなの動きも自由になってきます。
午後は、船越小学校の児童14名が対象です。
<写真:ひょうきんなアーティストの演技に、みんなの緊張がほぐれる>
<写真:アーティストの動きを真似て、大きくダンス!>
ワークショップを振り返り、北高校の先生は、
「生徒は被災地域から通っていますが、我が校は校舎が無事でしたので、今まで支援が届くことはありませんでした。今回の体操教室では、震災以後ふさぎがちだった生徒の笑顔を久しぶりに見ることが出来て、とてもうれしく思う」
と話してくださいました。
支援の形は様々ありますが、一緒に動き、ふれあい、笑い合う。輪になって皆が参加すると、言葉が通じなくても、一つにつながることが出来るのだなと、あらためて感じた時間でした。
心のケアには時間がかかります。人と人とが出会うことで生まれる力、作用する力を信じ、繰り返すことがとても大切です。
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7月 11, 2011 緊急支援企業の皆さまからのご支援東日本大震災心のケア | Permalink
2011年7月 4日 (月)
2011年6月29日 (水)
【コミュニティ・スペース】 織物教室@中屋敷地区
6月 29, 2011 東日本大震災心のケアコミュニティ再建 | Permalink
2011年6月27日 (月)
2011年6月23日 (木)
ボランティア体験日記5: 復興の細かい部分
~ どっちも必要、大きなかじ取りと小回りのきく活動と ~ byRT
6月15日、ボランティア活動に参加してきました。
この日の作業は、とあるお宅が所有するビニールハウス4棟内の、海水をかぶってしまった土をかき出す作業でした。
ほ場が海水をかぶると、作付を行っても塩害が発生する可能性が高いのだそうです。スコップで土を削り取り、土嚢に詰め、ハウスの外へ運びだしました。土嚢はおそらく百個以上、もしかしたら数百にも及んでいたかもしれません。少し蒸すハウス内での作業は、参加者の中で最も若い10代の青年でさえもヒーヒーいう作業でした。この日は、個人参加の11名と、企業の社員ボランティア、総勢30名程で作業を行いました。朝9時過ぎから15時半頃まで、途中1時間の休憩をはさみ、正味5時間ぶっとうしで無事に全てを終えることができました。
ボランティアへの参加を決意する前に、JSC主催の「東北ボランティアへ行こう、行く前に」という報告会に参加しました。この時、JENの木山さんがボランティアについてこうおっしゃっていました。
「ガラスの靴をもって、その靴にピッタリ合う人を探すようなものだ」
当初「こんなひ弱な女が1人行って、何の役に立つのだろうか、足手まといにならないだろうか」と不安だった私に、現地でのボランティア活動の参加を決断させてくれた言葉でした。ニーズは様々であるからこそ、1人ひとり、出来る人が出来ることで支援する。それでいいんだと思った言葉でした。
現地で実際に目にした瓦礫の山々に、国が復興に向けて動き出さなければ解決しない問題が山積みであるように思いました。大きな問題の裏には、細かい部分の支援を必要としている方々がまだまだ潜んでいるようにも思えてなりませんでした。特に年配の方が多い東北地方です。気力も体力もギリギリの中「さぁ、立ち上がろう」とする時に、踏み出す初めの一歩に手を貸せる、細かな要望に答えられる「小回りのきく」ボランティアのニーズこそがまだまだ必要なのではないかと感じています。
JENは、石巻の渡波に無料で宿泊できる拠点(通称:渡波ウス)を持ってます。食料、寝袋、ボランティア活動を行うための十分な装備があれば、(一部貸し出してくれるアイテムもありました)後はそこに向かうだけです。
就寝する部屋は男子、女子と分かれているので、女子でも心配は無用です。トイレも完備されていますし、水もあり、ガスコンロも利用できます。近くにはコンビニエンスストアや温泉もあります。また、震災から3ヶ月経ち、支援活動のプロでなくても、それほどの危険を侵さずに活動できる状況になってきているようにも感じました。
ここに偶然にも同じ時期にさまざまな場所から、それぞれの思いを胸に集まった人たちとの交流も良いきっかけ、経験になりました。
色々な形での支援がありますが、時間や体力が許す限り、今後も直接関わって行きたいなと強く感じております。
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泥だしボランティア、まだまだ募集しています。
くわしくは、こちらへ
*ボランティア参加者のみなさん、ぜひ、感想をお聞かせください!
メッセージの送付先は、こちらへ info@jen-npo.org 件名「ボランティア体験記:参加日、お名前」
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6月 23, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
2011年6月21日 (火)
【子どもたちへの心のケア】じっくりと向き合う、集中!
6月16日、石巻市の牡鹿半島にある東浜小学校で、イギリスから来たブリティッシュヨーピアン・デザイングループの皆さんが人形作りのワークショップを行いました。
東浜小学校は牡鹿半島の中間に位置し、北・西・南が海に面する自然豊かな学校です。
学校は高台にあるため津波の直接的な被害は受けませんでしたが、児童の家々が並ぶ地域は、甚大な被害を受けました。
<写真:どの人形を作ろうか、話をきく子どもたち>
ブリティッシュヨーピアン・デザイングループは、今回の震災をうけ、このプロジェクトを立ち上げました。
『イギリスから愛を込めて。Give-a-Smile Toys Project―みんなで作ろう、笑顔のおもちゃ―』
のスローガンのもと、日本の子どもたちが笑顔になるよう人形のデザインを手がけました。人形をただ与えるのではなく、子ども自らが作ることによって“楽しく何かを創造できる機会を与えたい”という想いがつまっています。
<写真:今回初めて針をさわる子も。動じず、躍動的な針づかい!>
24名の全校生徒のなかには、針を触ったことがない子もいます。そんな中で、みんなすごい集中力です。先生にも手伝ってもらいながら、90分の時間をいっぱいにつかい、なんとか作品が完成しました。
<写真:思いがぎゅっとつまった作品>
角田研校長は、
「今まで、物質的な支援をしていただいたり何かを見たりの、子どもたちが受け身になる支援が多かった。これからは震災うんぬんではなく、こういった様々な人と出会い学べる素晴らしい機会ととらえ、子どもたちの知的財産にしていきたい」
と、今回のワークショップを振り返ってくださいました。
子どもたちへの心のケアは、大人以上に、このような「集中できる楽しい作業」を組み合わせます。様々な楽しいアクティビティを組み合わせ、じっくりとむきあってゆくために、長期にわたるサポートが大変重要なのです。
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6月 21, 2011 緊急支援教育支援東日本大震災心のケア | Permalink
2011年6月17日 (金)
【泥だしボランティア報告】きれいにすること、衛生状態を保つこと
期間:2011/6/10~6/16
参加人数累計:1356名
今週は中浦地区のお寺の掃除です。
<写真:お寺敷地内の池に津波によって泥が。バケツリレーでたまった水を外へ出す
作業>
一度たまってしまった水は約3ヵ月の間ずっとこのまま、ボウフラなどの幼虫や細菌の繁
殖につながります。水を外に出し終えたら、底にたまった泥もかき出し土のうにつめて処
理します。
<写真:お墓のようす>
<写真:お墓の敷地内に入った泥を出す作業>
津波は、お墓をなぎ倒しました。墓石を元の位置に戻す作業は専門の業者が行いますが、
泥をかぶっているお墓や周辺の細かな掃除は、ボランティアの手で行いました。
<写真:お寺の中のようす>
泥をかぶった写真や資料を、一枚一枚丁寧にふき取り整理します。
今回のように、一つの場所で様々なニーズがあるケースも多く、作業には時間と根気を要
します。こちらのお寺での清掃作業は、一日平均20名前後のボランティアが行っていますが、今後もまだまだ続く予定です。
6月 17, 2011 緊急支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア | Permalink
2011年6月10日 (金)
【泥だしボランティア報告】 果てしない作業、だからこそ人手が必要
期間:2011/6/3~6/9
参加人数:1192名
今週は渡波地区、民家周辺の側溝掃除です。
<写真:側溝の様子。3ヵ月ほどたった今も泥とゴミでいっぱい>
家屋の泥だしが進んでいる地区でも側溝は泥とゴミで埋まっています。なので、雨が降ると下水が逆流し溢れ出たという報告さえあります。
なので、梅雨に入る前までに水路の確保が急務です。
<写真:ふたを一つずつあげていく。重さは約20kg>
<写真:かき出した泥は土のう袋に入れていく>
<写真:泥を出し終えた側溝には石灰をまいて消毒します>
側溝の掃除は、天候や場所の状況にもよります。一日約500mを30人程のJENボランティアが一斉に作業にあたります。重いコンクリート製の側溝のふたを一つ一つ手作業で開け、濡れた泥をかき出す作業は容易ではありません。
作業を終え疲れ切ったボランティアのもとに、近所の子どもがかけよってきました。
<写真:手作りのお礼カード>
家の周りをきれいにしてくれてる人たちに、自分たちは何が出来るだろう?と、兄弟で話し合い「お礼カード」を作ることになったそうです。
こういった暖かい心の交流も、外からやってくるボランティアにとっては明日への活力につながるのでした。
***
<泥だし・がれき撤去にあたるボランティアへの注意事項>
―日射病対策―
・作業時間、休憩の取り方
休憩はこまめにとりましょう。作業を1時間行ったら10分の休憩、次に50分の作業、10分の休憩という風に作業時間を短くしていきましょう。
・持ち物
塩分、水分をこまめにとるようにしましょう。塩、うめぼし、水を持ちましょう。
(石巻市社会福祉協議会より)
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2011年6月 6日 (月)
サッカー少年大集合!
~岡田元代表監督のサッカー教室~
6月4日(土曜日)、鹿妻(かずま)小学校は、わくわく感とドキドキ感につつまれていました。始まる2時間も前から体をあたためていた子どもたち。日差しが強く暑い一日だったので、バテないかな?と心配でしたが、駆け足で岡田監督が校庭に現れた瞬間、歓声が湧き上がり子どもたちの疲れも吹っ飛びました。
簡単なあいさつの後、元Jリーグ監督城福さん、元Jリーガー黄川田さん、権東さんも加わりさっそく岡田監督によるサッカー教室スタート!
石巻のサッカー少年団4チームが集まっての合同練習です。まずは、チームワークを作るためのレクリエーション。
<写真:レクリエーションでももちろん真剣>
<写真:2人でボールを運ぶ。なかなか難しい~>
ボールとも仲良くなったところで、さあ、大人数で大サッカー大会!
<写真:元Jリーガー黄川田さんも真剣勝負中>
<写真:集合写真を撮るとる時も、岡田監督はしっかり厳しく指示「ほら、そこ!」>
子どもたちの岡田監督を見つめるまなざしは、真っ直ぐでキラキラしていました。終始和やかに、また叱るときは真剣に、岡田イズムが校庭の隅々まで行きわたった素晴らしいサッカー教室でした。
サッカー教室の後、近くにあるJENのコミュニティーカフェ「鹿妻茶屋」へ。地域の方がいれてくださったコーヒーをいただきながら、被災地の状況やJENが行っている現在の活動をお話させていただきました。
<写真:「ここまで津波きたの!?」>
<写真:自治会長さんのお話しを聞く岡田監督>
被災地のことを震災・津波直後から真剣に思い、考え、アクションにつなげていらっしゃる岡田監督。サッカーが持つ力、これからの日本についてなど、大きなビジョンをお聞かせくださいました。感動の余韻にひたりつつ、石巻の片隅での熱い熱い一日は幕を閉じるのでした。
*「KICK OFF未来」サッカー教室は、ジャパン・フラットフォームの協力を得て開催しました
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6月 6, 2011 イベント緊急支援企業の皆さまからのご支援東日本大震災心のケア | Permalink