2011年12月28日 (水)

【コミュニティ再建】 地域の復興は、自分たちの手で。


〜 コミュニティが再び息を吹き、歩みだす日まで 〜

JENでは、3月11日の震災・津波以降、コミュニティの再建に向けてたくさんの活動を行ってきました。

3月末に始めた炊き出しでは、家屋の1階が使えなくなっても2階に住むことができる、と、避難所を離れ、住み慣れた家に戻った方達、おひとり、おひとりが、安心して住まえるよう、毎日お昼に温かいご飯を提供してきました。

これが、コミュニティ・カフェのはじまりでした。

7月22日に、4ヶ月続いた炊き出しを終えました。最初は、キッチンが使えない、ガスが使えない、という方のために温かいご飯を提供、という緊急性の高い活動でした。

中屋敷地区1カ所で行っていた炊き出しは、5月に入り鹿妻地区でもスタートし、2カ所で温かい食事を提供しました。

6月に入った頃、人びとは、炊き出しボランティアの皆さんのお手伝いを始めました。こうして、地域の方とボランティアの共同作業が始まりました。その頃、黄金浜地区の集会所に集まる人たちと出会いました。

7月になると、毎日1回の炊き出しのみならず、様々な催しが開かれるようになりました。

子ども達を対象にしたサッカー教室、おいしいコーヒーを提供してくださるボランティアさんとの交流、リラクゼーションとしてヘアカットを施してくださるボランティアさんの訪問、などです。

人びとが気軽に集まれる環境が整いつつあった7月後半、JENは、食事の提供を終える決断をしました。
支援を終える、という意味ではありません。

自立の支援を行う中で、多くの節目と向き合いますが、このときは、まさに大きな転換期でした。
これからは、この3つの地域の方々自身が主体となって、人びとが集う3つの空間を運営してゆく、それをジェンがサポートする、という体制になりました。

2011年が終わるにあたり、以下3つのコミュニティ・カフェが住民の皆さんの力で、運営されています。そして、新しい年を迎え、コミュニティカフェでは、復興に向けた多くの取り組みを実施してゆきます。その主体となるのは、支援活動を実施しているJENではなく、住民の皆様、おひとり、おひとりです。

<中屋敷地区のコミュニティ・カフェ「なかやしきっさ」>

4月の炊き出し時
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コミュニティ・カフェでは手芸教室を開催。
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子ども達へのアートセラピーも開催中
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<黄金浜地区のコミュニティ・カフェ「黄金浜会館」>

催し物の告知を行うスタッフ
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改修前の入り口(完成予定2012年春)
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<鹿妻地区のコミュニティ・カフェ「HANA荘(はなそう)」>

5月の炊き出しの様子。この場所は、取り壊しになりました。
その結果、秋までの間、簡易テントにて炊き出しや交流を行いました。
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コミュニティ・カフェ「HANA荘」が11月に完成。これで、人びとは、寒さをしのぐことが
できるようになりました。
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多くの支援者の皆様と、地域に住む皆さんご自身の協力と参加によって、人びとは一歩一歩、自分たちの手でコミュニティの再建を行っています。JENは、この取り組みを、これからも側面からサポートしてゆきます。

緊急募金を受け付けています。


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○郵便振替口座 00170-2-538657
 


 口座名 JEN

 

 通信欄に「東日本大震災」と記載ください。




 ○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA

 


 プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。



その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。


12月 28, 2011 緊急支援企業の皆さまからのご支援文化、生活、習慣東日本大震災炊き出しボランティア心のケアコミュニティ再建復興支援 |

2011年5月20日 (金)

【緊急開催!】5/27(金)イベント「東北ボランティアへ行こう!-行く前に」

JENを通して現地(宮城県石巻市)に行ったボランティアメンバーが、現地でのボランティア経験について報告を行います。

現地へ行ってみて感じたこと。
被災地の様子、また現地へ向かうための準備や交通手段等、これからボランティアを志す方に、役立つ情報などもお話します。

ボランティアとして”これからやってみたいこと、できること”について、参加の方皆さんを交え、話をする時間も設定する予定でおります。

ボランティア、行ってみたいけど、ちょっと不安・・・。
被災地でのボランティアの生活と活動はどんな感じ?
など、震災ボランティアに関する疑問のあれこれについて、
皆で話しましょう!

ご興味のある方なら、どなたでも参加できます。

これまでに既に参加された方も、これから参加される方も、皆さま、ぜひお越しください!

*********************************

東日本大震災支援ボランティアディスカッション
「東北ボランティアへ行こう!行く前に」

【日 時】5月27日(金)19:30~21:00(受付19:00~)

【入場料】200円

【定 員】申込み先着50名
※当日は定員になり次第入場を閉め切らさせていただきます

【場 所】「滝野川会館」3階301/東京都北区西ヶ原1-23-3
03-3910-1651

駅からのアクセス方法> http://p.tl/9vYU
・JR上中里駅東口(京浜東北線)徒歩7分
・JR駒込駅北口(山手線)徒歩10分
・地下鉄南北線西ヶ原駅徒歩7分

【内 容】
◆現地へ行ってみて感じたこと。
◆JENの支援地の様子
◆現地へ行くまでの準備、交通手段、現地の宿泊施設
など。

【申し込み】
以下のいずれかの申込フォームからお申込ください。

(PCから)http://ws.formzu.net/fgen/S16918617/

(携帯電話から)http://ws.formzu.net/mfgen/S16918617/

【主 催】
JSC(ジェン・サポーターズ・クラブ:JENのボランティアクラブ)

【連絡・問合せ先】
JSC(岩井)まで / ridersanta@gmail.com

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<写真>JEN渡波ハウス(ボランティア宿泊所)前にて。ボランティアワークに出発!

◆これまでのボランティア体験記はコチラ

◆開催チラシはコチラ→ 「poster.JPG」をダウンロード

5月 20, 2011 イベント東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)炊き出しボランティア |

2011年5月 6日 (金)

【炊き出しボランティア、チーム4】 毎日200食

石巻市の中屋敷地区で行わせていただいている炊き出し。
スタートしてから早、ひと月がたちました。

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4月7日に100食でスタートした炊き出しは、ゴールデンウイーク期間中ということもあり、たくさんの方が利用してくださっています。この地域の住宅では、津波が運んできた泥をかきだす作業に日々奮闘中です。お掃除の合間に食事を取ろう、とこの炊き出しテントに通ってきてくださいます。

1週間毎にローテーションを組んでいる炊き出しチームですが、今回は、4月7日のチーム1が再び登場!

現場では、石巻事務所のスタッフ(写真:加藤由美子)も加わり、被災者のみなさん、ボランティア、ジェンスタッフが和気あいあいと暖かい食事を楽しく作ります。

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もうすぐすると、炊き出しボランティアの拡大版「コミュニティ・スープ・キッチン」がスタートします。

ゴールデンウイークはもうすぐ終わりますが、復興への歩みは始まったばかり。
引き続き、皆さまおひとりおひとりからの応援をよろしくお願いします!


炊き出しボランティア、大募集
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皆様のご協力をよろしくお願いします。
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5月 6, 2011 緊急支援事務所・スタッフ東日本大震災炊き出しボランティア |

2011年4月28日 (木)

【炊き出しボランティア、チーム2】 番外編 お花見

4月25日、炊き出しチームは、お花見メニュー: かき揚げうどん、もち、ぜんざい

敷地をお借りしている中島産業さんにお誘いいただいたそうです。
きれいな桜の木ですね。





Ishinomaki_04255炊き出しボランティア、大募集
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4月 28, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災炊き出しボランティア |

2011年4月26日 (火)

【炊き出しボランティア、チーム3】ほっかほっかのラーメン3000食!

4月22~24日の3日間、ラーメンの炊き出しが行われました。
大量に3000食もご準備いただけたので、場所も思いきって、初日は駅前に設置。

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津波以来、残念ながら電車が運行していないので、6週間もの間、
少しさびしいたたずまいのままの、渡波(わたのは)駅。

初日の22日は、あいにくの雨にもかかわらず、長蛇の列が出来てしまいました。
4月中旬とはいっても、東北では雨が降ると一気に気温が下がってしまいます。

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初日1200食、2日目600食(すし屋前)、最終日1200食(かずま地区の住宅街)、合計3000食はみごとに完食!

チーム3の皆様、どうもありがとうございました。

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4月 26, 2011 緊急支援東日本大震災炊き出しボランティア |

2011年4月21日 (木)

【炊き出しボランティア、チーム2】毎日130~150食、配布しています

4月12日にスタートしたチーム2のみなさんから写真とメッセージが届きました。

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「炊き出しを始めて1週間、昼食・夕食の炊き出しを毎日続けています。毎食約100人くらいの人が来てくださいます。ずっとおにぎりしか食べてなかったという、避難所に滞在中の避難者の方が、ここの噂を聞いて来てみた、とおっしゃったり、わいわいがやがやと、口コミで食事に来て下さる方が増えています。
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 災害の被災地では、水が不足することが多いので、衛生上の理由から生野菜などは出せません。でも、自分達の作っているおいしい野菜を食べてほしいし、石巻ではベースキャンプで洗うことができるので、トマト・キャベツ・きゅうりなどを出させていただいてます。すると、とても喜ばれます。

 うどん・コロッケを出した時は、熱々を食べてもらうことができたので、格別の反応でした。

 食事の時に
『何か困ったことないですか』と声かけると
『夏服がないからどうしよう』、『ほうきとチリトリがほしい』など困っていることを出してくれます。

 毎日お会いする被災者の皆さんと、少しずつ気持ちが通じ合ってきているので、やはり、単発よりも最低1週間は続けてボランテイアをするのが良いと思いました」

 炊き出しチームの中には、その合間に泥出しをおこなっている人たちもいます。

「『泥だし隊』も、最初は機械や車を使って、猛スピードでガンガンやろうと思いましたが、近頃は、その家の人と一緒に一軒一軒色々会話をしながら進めるのもいいかなと、その取り組み方も少し調整しています。

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 ここに今日(20日)から理容師美容師ボランティアが応援に駆けつけました。隣の工場敷地内に臨時サロンが登場し、早速8人の方が利用されました。『男前あがった!』とお友達に自慢げに理容を宣伝してくれたり、被災以来始めてとなったヘアカットに、女性は炊き出しチームにわざわざ見せに来てくれました。

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 全国の若者がたくさんボランティアに来ています。被災者の方から、『ほんとうに、炊き出しに来てくれたり、いっしょに泥だしをしてくれるのが、涙が出る程うれしいし、若い人達の親御さんに、よくこんな風に育ててくれたと感謝の気持ちでいっぱいです』と言ってもらったるするそうです」

 この一週間で、ある程度日々の流れが出来てきましたが、被災者の皆さんの声をもっと聞いて、必要なことをやれるようにしていきたいと、炊き出しチーム2の隊長、光太郎さんはおっしゃっていました。

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4月 21, 2011 緊急支援東日本大震災炊き出しボランティア |

2011年4月17日 (日)

世界中から集まるボランティアと共に

ここ、宮城県石巻市にあるボランティアセンターには、世界中からボランティアが集まっています。
ジェンのボランティアもしかり。先週末はタイからひとり、勇敢な助っ人が登場しました。
お友達で日本語がわからない方でも大丈夫。ジェンのスタッフは国際協力NGO職員です。安心してお申し込みください。

Call for volunteers around the world.
We are receiving inquiries from various countries. Those who wish to contribute to the recovery of Tohoku, feel free to contact us. JEN is an established International NGO implementing emergency - self-reliance program in Haiti, Iraq, Afghanistan, Pakistan, Sri Lanka and Sudan.

For inquiries (in English)

Sludge Removal Volunteer click here

Soup Kitchen Volunteer, click here

4月 17, 2011 緊急支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)炊き出しボランティア |

2011年4月11日 (月)

【炊き出しボランティア、チーム1】本日で5日目!750食の配布が完了しました。

ジェンでは、4月7日より毎日、
石巻市中屋敷の中島産業株式会社の庭をお借りして、
この地域の自宅避難被災者の方を対象に
昼(100食)と夜(50食)の炊き出しを行っています。中屋敷は、海からほど近くまた、工業地帯のすぐそばということで、多くのがれきが流れ着いてしまった地域のひとつです。津波の高さは2メートル弱だったそうですが、家の1階部分は浸水、無事だった2階部分のお掃除のために、多くの被災者の皆さんが昼間、自宅に戻りお掃除をされています。

4月7日(木)~11日(月)までに
合計750食の温かい食事を
地域の皆さんにお出しすることができました。

今回、ボランティアとして炊き出しをして下さっているのは、
神戸から駆け付けてくれた有志のグループです。
ありがとうございます!

ジェンでは炊き出しボランティアを募集中です!
詳しくはコチラ

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<写真>神戸のボランティアグループが駆けつけてくださいました!

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<写真>カレー、おにぎり、トンカツ、肉じゃが、ごはんなど、温かい食事ができました!

4月 11, 2011 東日本大震災炊き出しボランティア |

2011年4月 7日 (木)

【炊き出しボランティア】現在は募集を行っておりません。

*******現在は募集を行っておりません。*******

ボランティアの方々のご協力により4月から一日も欠かさず継続してきた炊き出しは、ニーズの減少により、7月22日で一旦終了いたしました。4月から7月の終了時まで、主に石巻市の中屋敷地区で、自宅に避難されている地域の皆さまへ、述べ22,807食の食事を提供することができました。ボランティアにご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

***************************************

<ご参加の条件>

1.炊き出し経験のあるグループでの参加(個人でのご参加はお受けしておりませんあらかじめご了承ください)

2.炊き出しの場所は、石巻市ボランティアセンターの指示に従うことになりますので、毎日違う条件の場所での炊き出しの可能性がある旨ご了解いただけること

3.一度にニーズに見合った人数の炊き出しを準備していただけること(事前に何食分ご用意できるかをお知らせください)

4.1週間程度は継続して活動していただけること

5.現地での場所などをグループリーダーの方が直接ボランティアセンターと調整していただくことになります旨ご了解いただけること

6.調整された場所に炊き出し用具を持って現地で移動できる車もご用意いただけること

*******現在は募集を行っておりません。*******

4月 7, 2011 東日本大震災炊き出しボランティア |