2011年12月28日 (水)

【コミュニティ再建】 地域の復興は、自分たちの手で。


〜 コミュニティが再び息を吹き、歩みだす日まで 〜

JENでは、3月11日の震災・津波以降、コミュニティの再建に向けてたくさんの活動を行ってきました。

3月末に始めた炊き出しでは、家屋の1階が使えなくなっても2階に住むことができる、と、避難所を離れ、住み慣れた家に戻った方達、おひとり、おひとりが、安心して住まえるよう、毎日お昼に温かいご飯を提供してきました。

これが、コミュニティ・カフェのはじまりでした。

7月22日に、4ヶ月続いた炊き出しを終えました。最初は、キッチンが使えない、ガスが使えない、という方のために温かいご飯を提供、という緊急性の高い活動でした。

中屋敷地区1カ所で行っていた炊き出しは、5月に入り鹿妻地区でもスタートし、2カ所で温かい食事を提供しました。

6月に入った頃、人びとは、炊き出しボランティアの皆さんのお手伝いを始めました。こうして、地域の方とボランティアの共同作業が始まりました。その頃、黄金浜地区の集会所に集まる人たちと出会いました。

7月になると、毎日1回の炊き出しのみならず、様々な催しが開かれるようになりました。

子ども達を対象にしたサッカー教室、おいしいコーヒーを提供してくださるボランティアさんとの交流、リラクゼーションとしてヘアカットを施してくださるボランティアさんの訪問、などです。

人びとが気軽に集まれる環境が整いつつあった7月後半、JENは、食事の提供を終える決断をしました。
支援を終える、という意味ではありません。

自立の支援を行う中で、多くの節目と向き合いますが、このときは、まさに大きな転換期でした。
これからは、この3つの地域の方々自身が主体となって、人びとが集う3つの空間を運営してゆく、それをジェンがサポートする、という体制になりました。

2011年が終わるにあたり、以下3つのコミュニティ・カフェが住民の皆さんの力で、運営されています。そして、新しい年を迎え、コミュニティカフェでは、復興に向けた多くの取り組みを実施してゆきます。その主体となるのは、支援活動を実施しているJENではなく、住民の皆様、おひとり、おひとりです。

<中屋敷地区のコミュニティ・カフェ「なかやしきっさ」>

4月の炊き出し時
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コミュニティ・カフェでは手芸教室を開催。
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子ども達へのアートセラピーも開催中
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<黄金浜地区のコミュニティ・カフェ「黄金浜会館」>

催し物の告知を行うスタッフ
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改修前の入り口(完成予定2012年春)
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<鹿妻地区のコミュニティ・カフェ「HANA荘(はなそう)」>

5月の炊き出しの様子。この場所は、取り壊しになりました。
その結果、秋までの間、簡易テントにて炊き出しや交流を行いました。
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コミュニティ・カフェ「HANA荘」が11月に完成。これで、人びとは、寒さをしのぐことが
できるようになりました。
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多くの支援者の皆様と、地域に住む皆さんご自身の協力と参加によって、人びとは一歩一歩、自分たちの手でコミュニティの再建を行っています。JENは、この取り組みを、これからも側面からサポートしてゆきます。

緊急募金を受け付けています。


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○郵便振替口座 00170-2-538657
 


 口座名 JEN

 

 通信欄に「東日本大震災」と記載ください。




 ○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA

 


 プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。



その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。


12月 28, 2011 緊急支援企業の皆さまからのご支援文化、生活、習慣東日本大震災炊き出しボランティア心のケアコミュニティ再建復興支援 |

2011年9月28日 (水)

石巻スタッフ(一部)集合!

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<写真:大家さんとともに>

フォールドでは、それぞれ担当する活動に、朝から晩(ときには夜通し)までかかりっきりで、
なかなか全員が顔を合わすことがありません。
すれ違い、とういわけではありません。

とにかく、活動範囲が広く大きく、優先順位をたてるならば、
気心知れた仲間との時間は、フィールドでの活動の「あと」。

そんな毎日をこれまで5ヶ月間、続けてきましたが、
今日は違います。

皆が、記念すべき「地鎮祭」に集まりました。
これは、鹿妻地区にあらたに建設するコミュニティ・スペースです。
日本ロレアル様のご協力により実現しました。

5分だけ立ち寄って、牡鹿半島で待つ人びとのもとへ急ぐチーム。
仮設住宅での物資配布の合間に立ち寄ってくれたチーム等など。

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<写真:コミュニティ・スペース担当は地鎮祭の進行を影に日向に手伝います>

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<写真:牡鹿に向かいます。その前に(左端)>

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<写真:物資配布順調。お花を植える子ども達を保育園に迎えに行ってました>

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<写真:区長さん、ご協力をありがとうございます>

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泥だしチーム、仮設住宅にて物資を配布しているチームは、残念ながら
集まれませんでしたが、それぞれの活動現場で支援を届けておりました。

明日もまた、台風や冠水の情報を事務所に残るスタッフと相互に共有し、
スタッフの安全と、活動に参加する地元の皆さんへ迅速な支援を届けることを最優先に、
支援活動が続きます。

====== ご報告 =============


平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。


これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、
深く感謝申し上げます。

詳しくは、こちらへ



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9月 28, 2011 事務所・スタッフ企業の皆さまからのご支援東日本大震災心のケアコミュニティ再建 |

2011年8月27日 (土)

【泥だしボランティア報告】浦屋敷地区にて

8月26日、港にほど近い浦屋敷地区の個人宅にて、お皿を洗う、というボランティアを行いました。

「お皿を洗う?」

泥だし、がれきの撤去、家財道具を整理する。
これまでのボランティアでは、このような作業へ、精一杯の心の準備をして、
依頼主のお宅へ向かっていました。

なぜお皿を洗うのか、依頼主のおかあさんに聞いてみました。

「このあたりでは、1階が津波で流された家がほとんどで、2階で生活をしている
在宅避難者の方が多いのです。台所はほとんどの場合、1階にありました。なので
台所のものがすべて流された人がほとんどです。我が家の物置にあった引き出物などの大量の食器は、
幸い無事でした。この機会に、必要な人には自由に使ってもらえれば、とおもいました」

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依頼主の妹さんのご主人が中学校の先生で、その学校の生徒さんグループを連れて、7月にJENの泥だしボランティアに参加されました。以来、生徒さん達の間で連帯感が生まれ、とても活発になられたそうです。おかあさんから聞いた思いがけないエピソードに、とても感激しました。

お皿を洗う他にも、ボランティアはありとあらゆる作業を手伝います。時間の経過とともに、その内容も変化しています。幹線道路沿いは、随分と復旧してきていますが、一歩中に入ると、手つかずの場所が沢山あります。長引く避難生活に心身ともに疲れてきている方への心のケアのためにも、隠れたニーズ、取り残されがちなニーズを掘り起こし、復旧復興のお手伝いを続けてゆきます。


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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

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8月 27, 2011 緊急支援事務所・スタッフ企業の皆さまからのご支援文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア |

2011年7月11日 (月)

【子どもたちへの心のケア】 シルク・ドゥ・ソレイユによるワークショップ

6月17日、石巻市にある石巻北高等学校にてシルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」の出演者が先生となり、体操教室ワークショップを行いました。ブラジル、ロシア、アメリカなど世界各国から集まった先生方に、生徒たちは興味津々。

この高校には、津波で壊滅状態になってしまった雄勝町の船越小学校が間借りをし、授業を再開しています。

午前は、石巻北高等学校の生徒43名を対象にしたワークショップです。

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<写真:はじめは、みんなで輪になりコミュニケーション!>

次に、ジャグリング・アクロバティク・ダンスの3つのグループにわかれます。

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<写真:思い思いの動物になりきる。中央、トラとヒョウの戦い>

「はずかしがらないで、ただ楽しんで!」先生からアドバイスが飛びます。
どんどん、みんなの動きも自由になってきます。

午後は、船越小学校の児童14名が対象です。

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<写真:ひょうきんなアーティストの演技に、みんなの緊張がほぐれる>

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<写真:アーティストの動きを真似て、大きくダンス!>

ワークショップを振り返り、北高校の先生は、
「生徒は被災地域から通っていますが、我が校は校舎が無事でしたので、今まで支援が届くことはありませんでした。今回の体操教室では、震災以後ふさぎがちだった生徒の笑顔を久しぶりに見ることが出来て、とてもうれしく思う」
と話してくださいました。

支援の形は様々ありますが、一緒に動き、ふれあい、笑い合う。輪になって皆が参加すると、言葉が通じなくても、一つにつながることが出来るのだなと、あらためて感じた時間でした。

心のケアには時間がかかります。人と人とが出会うことで生まれる力、作用する力を信じ、繰り返すことがとても大切です。

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7月 11, 2011 緊急支援企業の皆さまからのご支援東日本大震災心のケア |

2011年6月 6日 (月)

サッカー少年大集合!

~岡田元代表監督のサッカー教室~

 6月4日(土曜日)、鹿妻(かずま)小学校は、わくわく感とドキドキ感につつまれていました。始まる2時間も前から体をあたためていた子どもたち。日差しが強く暑い一日だったので、バテないかな?と心配でしたが、駆け足で岡田監督が校庭に現れた瞬間、歓声が湧き上がり子どもたちの疲れも吹っ飛びました。

 簡単なあいさつの後、元Jリーグ監督城福さん、元Jリーガー黄川田さん、権東さんも加わりさっそく岡田監督によるサッカー教室スタート!

 石巻のサッカー少年団4チームが集まっての合同練習です。まずは、チームワークを作るためのレクリエーション。

Rimg3373_low <写真:レクリエーションでももちろん真剣>

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<写真:2人でボールを運ぶ。なかなか難しい~>

ボールとも仲良くなったところで、さあ、大人数で大サッカー大会!

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<写真:元Jリーガー黄川田さんも真剣勝負中>

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<写真:集合写真を撮るとる時も、岡田監督はしっかり厳しく指示「ほら、そこ!」>

 子どもたちの岡田監督を見つめるまなざしは、真っ直ぐでキラキラしていました。終始和やかに、また叱るときは真剣に、岡田イズムが校庭の隅々まで行きわたった素晴らしいサッカー教室でした。

 サッカー教室の後、近くにあるJENのコミュニティーカフェ「鹿妻茶屋」へ。地域の方がいれてくださったコーヒーをいただきながら、被災地の状況やJENが行っている現在の活動をお話させていただきました。

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<写真:「ここまで津波きたの!?」>

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<写真:自治会長さんのお話しを聞く岡田監督>

 被災地のことを震災・津波直後から真剣に思い、考え、アクションにつなげていらっしゃる岡田監督。サッカーが持つ力、これからの日本についてなど、大きなビジョンをお聞かせくださいました。感動の余韻にひたりつつ、石巻の片隅での熱い熱い一日は幕を閉じるのでした。

*「KICK OFF未来」サッカー教室は、ジャパン・フラットフォームの協力を得て開催しました

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6月 6, 2011 イベント緊急支援企業の皆さまからのご支援東日本大震災心のケア |

2011年4月20日 (水)

石巻市で4回目のユニクロさん衣料&全国の皆さまからの物資を配布しました!

4月16、17日、石巻市内と雄勝(おがつ)町にて、衣料の配布を行いました。

今回は、石巻市内の老人ホームと三陸海岸を北上した地域、石巻市内からは陸路2時間ほどの地域を配布の対象とさせていただきました。

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石巻市内の恵仁ホームでは、入居者、職員、隣接する病院の入院患者の皆さまに配布させていただきました。

一方、雄勝町では、唯一の大型の避難所で500人もの被災者と子ども17人が住まわれている大須小学校と、大須から30分ほど車で更に北上した荒集落にひっそりとたたずむ避難所「憩いの家」に住まわれている被災者のみなさんに(高齢者を中心に、子どもたちも10人滞在しています)配布させていただきました。

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雄勝町の中心部は壊滅的な被害を受けてしまいました。地域の人々の多くが大須小学校に避難されています。半島の「船越」地域では、全員が避難、大須小学校と荒の避難所に分かれて滞在中とのことです。

一日でも早く、安心して暮らせる環境が整うことを、そして再び元の生活に戻れる日が来るまで、
石巻の人々と共に活動してゆきます。

引き続きよろしくお願いいたします。

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4月 20, 2011 企業の皆さまからのご支援支援物資配布東日本大震災 |

2011年4月13日 (水)

支援物資募集は一旦終了。ご協力ありがとうございました。

週変わりでアイテム更新にもかかわらず、全国いや、全世界の皆様に緊急支援にご協力いただいた支援物資募集を一旦終了いたしました。

週ごとに全く違うアイテムが登場したり、せっかく入手できたアイテムが締め切りに間に合わなかったりと、皆様には本当に本当に深いご理解を賜りましたこと、また柔軟にご対応いただきましたことに、この場をお借りして深く御礼申し上げます。

物資配布という支援を通して、緊急時のニーズの変化、生活状況の変化、被災者の皆様の変化がどうあるのか、そのスピードを少しでも肌で感じていただけたならば幸いです。

Img_0947この写真は、石巻事務所でのひとコマです。しばらくは、ボランティアセンターに設置されたWFP(国連世界食糧計画)の大型倉庫に搬入していましたが、あっという間に物資で溢れるため、時には事務所の片隅に収納することもありました。届けられた物資をひとつずつチェックし、アイテム毎に置き場所を振り分け、必要なときにすぐに持ち出せるようにすることもまた、駆けつけてくださったボランティアの皆さんのお仕事でもありました。

支援が始まった時に募集したカイロは春の訪れとともに必要がなくなり、ウエットタオルは、避難所への出張お風呂の登場によりその出番が減ってきました。ただ、物ではない、別の支援が必要になってきています。

Img_0948ジェンでは、引き続き、必要なところに必要とされる支援を届けてゆきます。引き続き、応援、ご支援をどうぞよろしくお願いします。(写真:テントは寒い、と車で寝泊まりされていたボランティアさんたち)

ジェンスタッフ一同

泥だしボランティア大募集中!
くわしくは、こちら

炊き出しボランティア大募集中!
くわしくは、こちら

4月 13, 2011 企業の皆さまからのご支援支援物資配布東日本大震災 |

2011年4月11日 (月)

もうすぐ泥だしボランティア:ツール搬入

4月9〜10日に、「もうすぐ泥だしボランティア」を行いました。

参加者は4名、皆さん声を揃えて「なにかできないか、この日をずっと待っていたのです」と
語ってくださいました。

10日の日曜日に「石巻スマイルプロジェクト」という、一斉泥かきイベントがキックオフ。急遽決まったこのイベントには総勢900名近いボランティアが全国から集まりました。

ボランティアがスムーズに泥かきを行えるよう、9日には一輪車、スコップ、土嚢袋などのツールが次々と到着しました。200セットにも及ぶ大量のツールの仕分け作業も、とても大切です。
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早々と金曜日夜に到着したポリタンクの倉庫移動にはじまり、土曜日の作業は終日ツールの搬入と整理に追われました。
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そして日曜日、900名のボランティアとともに、JENの泥かきボランティアも大活躍。


Img_0938_2今回の「もうすぐボランティア」では、拠点をボランティアセンターのキャンプサイトにしたため、突風と格闘しながらのテント生活を余儀なくされましたが、みなさん元気いっぱいに石巻をあとにされました。

泥かきボランティアははじまったばかり。これから参加を考えていらっしゃる皆さん、ぜひご参加ください!

募集要項は、こちらまで

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4月 11, 2011 緊急支援企業の皆さまからのご支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか) |

2011年4月 5日 (火)

石巻市で3回目のユニクロさん衣料&全国の皆さまからの物資を配布しました!

4月2日と3日、宮城県石巻市の3箇所で、地元の住民の方1,256人に、ユニクロさんからご提供いただいた衣料と全国からJENにお寄せ頂いた物資を配布することができました。

これで、石巻市では3回の物資配布で、合計2,015人の方々に物資をお届けすることができました。

物資のご提供と配布のボランティアにご協力をいただいた皆さま、本当にありがとうございます!

皆さまからお寄せいただいた物資の中では、予想通り長靴に要望が集中。
津波の泥を掃除するために、片づけ関連グッズが必要とされています。

日が暮れると大いに寒くなるので、使い捨てカイロやマフラータイプのタオルも大好評でした。

ジェンでは4月7日まで支援物資を募集中です。

募集している物資とお願いしたい注意事項はコチラです。

地震から3週間が経過しましたが、皆さまには、引き続き、たくさんのご支援を頂き、心から感謝を申し上げます。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!

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<写真>大曲小学校で配布用に準備したユニクロさん物資

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<写真>お集まりくださった住民の方に物資をお渡しするジェンスタッフ

<これまでに石巻市で配布した物資>

◆生活雑貨(大人用紙オムツ、子ども用紙オムツ、女性用生理用品、レトルト食品、缶詰、ウェットタオル、尿取りパッド、掃除用具、長靴、使い捨てカイロなど)
(配布先)石巻市松波、黄金浜、大街道、渡波地区の住民の方々2,015名
※足立倉庫に全国からお届け頂いた物資です!

◆衣料(ユニクロ衣料各種、マフラータイプのタオルなど) 約7000着
(配布先)石巻市松波、黄金浜、大街道、渡波地区の住民の方々2,015名

◆灯油 1900リットル
(配布先)鮎川、相川、小室、十三浜、宇田川町、渡波、大門町、湊町などの各家庭

4月 5, 2011 企業の皆さまからのご支援支援物資配布東日本大震災 |

2009年12月24日 (木)

次のステップに向けて

 2009年9月30日、10月1日に発生したスマトラ沖地震の被災者を支援するために、JENがインドネシア西スマトラ州のパダン・パリアマン県で活動を開始してから2ヵ月以上が経過しました。

 当初から支援してくださる日本の皆さまの十分なご支援を受けることができ、迅速な緊急救援活動が可能となりました。厚くお礼申し上げます。

 現地では緊急支援の時期が過ぎ、政府が復興期の段階に入ったことを宣言するとともに、現地から撤退する国際支援団体も増えています。一方で、家を失った人たちへ政府からの補償金が支給されるにはまだ数ヵ月かかるとみられ、大きな損害を受けた学校もあちらこちらに残されたままです。

 このような状況から、JENは、は2010年から教育分野への簡易衛生施設設置などの活動を通して現地の人びとの復興を支えていく予定です。

 今後とも現地で復興に取り組み人たちを温かく見守っていただければ幸いです。この3ヶ月間、温かいご支援をいただき本当にありがとうございました。

12月 24, 2009 緊急支援企業の皆さまからのご支援教育支援インドネシア スマトラ沖緊急支援 |

2009年12月 3日 (木)

防災教育について

 今回の支援速報では、清原美彌子様のご遺志と日本政府の支援によりジェンが行っている防災教育についてご説明します。

 ジェンは村の人びとに対して4日間の防災教育ワークショップを実施します。

 1日目、村人は自然災害についての現象・被害・避難方法などについて、学びます。
ほとんどの人が、防災や減災という言葉を聞いたことがないため、ジェンが基本的な防災知識を教えます。

 2日目は、サイクロンについて振り返ります。人びとにサイクロンの発生から避難生活までを思い返してもらいます。こうすることで「何が事前にできるか?」「何が問題だったか?」「何が役に立ったか?」を住民自身が確認でき、次の災害への対策をイメージできるのです。

 3日目は、村のハザードマップ作り(危険地帯・安全地帯の分かる地図)と、村の年間行事カレンダー作りです。ハザードマップは、いくつかのグループに分かれて村を歩き、危険・安全な場所を探し、地図にして発表します。

 4日目は、村の歴史を振り返り、今後どんなことを準備したりすればよいかを話し合います。防災についての伝言ゲームを行い、正しい情報を伝えることのむずかしさを、ゲームを通して学びます。

 この4日間のワークショップが終了すると、次の段階として村の人びとの合同避難訓練を行います。
これは、「知識」をより「実践」的なものとするためです。「実際に体を動かして避難してみる」ことの方が、参加者の記憶に残り、忘れません。そして、避難訓練の後も村で定期的に行えるように、村人とともにその仕組みを検討していきます。

 最後に、村の人びとと一緒に、ワークショップで学んだことや気づいたこと、決意したことをまとめた防災ハンドブックを作ります。このハンドブックが一家に一冊あることで、家族が防災について考える機会ができ、記憶が曖昧になることを防ぐことができます。ジェンが一方的に防災ハンドブックを作成し配布するのではなく、住民が愛着を持てる「彼らによる、彼らのため」のハンドブックを作っていきます。

 以上が、ジェンの行う、村の人々への防災教育プロジェクトです。

12月 3, 2009 ミャンマー企業の皆さまからのご支援文化、生活、習慣教育支援 |

2009年11月19日 (木)

防災意識が生まれると…

091119_dscn9645s  ジェンを支援してくださる皆さまのご意志と日本政府の支援により、ジェンは昨年5月の巨大サイクロンで被災したエヤワディ管区ボーガレ地区の2村で防災教育のワークショップを行っています。

 まず各村に防災委員会(日本でいうところの自治会のようなもの)を立ち上げます。そして、その委員会で村の防災計画を作成し、村の中で知識や訓練方法を維持管理していくためのワークショップを行います。委員会を設立することで、ジェンがプロジェクトを終了した後でも、村で防災活動を自主的かつ継続的に行えるような体制づくりを最初から支援します。

091119_dsc00746   さて、村では防災という言葉すら聞いたことがない人がほとんどです。そのため、最初にできるだけ多くの村人を集めて、防災教育についてその重要性や概要を説明します。その中で村人自身に委員会メンバーを決めてもらいます。

091119_dsc00753_2  ワークショップがひとたび始まると、徐々に村人たちの発言が多くなり、積極的に参加してくれるようになります。ジェンのファシリテーターたちも、いかに村人に興味を持って参加してもらうかを毎回工夫しながら、防災教育のワークショップを行っています。

 次回は具体的な防災教育の内容についてご紹介します。

11月 19, 2009 ミャンマー企業の皆さまからのご支援文化、生活、習慣避難民・難民緊急支援教育支援防災訓練・教育 |

2009年11月12日 (木)

インドネシア 緊急支援活動報告会 開催!

 2009年10月7日に3名のスタッフがインドネシアのスマトラ島の被災地パダンへ、緊急支援のために現地入りしました。JENが支援を始めた地域は、パダン市街から100キロほど北にあるパリアマン地区です。10の村の約1,500世帯に対して、瓦礫(がれき)の撤去やシェルター建設に役立つ大工用具19点とユニセフの衛生キットの配布をしました。

 大地震が発生して約1カ月。被災地の人々の生活の立て直しは、これからが本番です。JENは、今後、現地の人々のニーズに合う支援を実施するために、支援の届いていない地域に暮らすより多くの人々へ緊急支援物資を配布するプロジェクトと併せて、被災したコミュニティの人々の心のケアを含む、学校での防災教育も実施する予定です。

 報告会では、震災直後より現地で緊急支援活動に携わった渡邊千紗・浜津裕香より、現地で撮影した地域や被災地の写真・映像を交え、現地の状況、人々の声、ならびに進行中のプロジェクトについて、報告させていただきます。

■報告者: 渡邊千紗 (海外事業部 プログラムオフィサー)
 浜津裕香 (国内事業部 リレーションシップ開発担当)
■日時: 11月13日(金) 18:30~20:30
(受付:18:00~)
■会場: JEN東京本部事務局
 東京都新宿区揚場町2-16第二東文堂ビル7F
(JR、地下鉄 飯田橋駅徒歩4分)
■参加費: JEN&JSC会員(無料)、非会員(500円)
■定員: 25名
■お問い合わせ・お申込み:
電話またはE-mailで、東京本部事務局(担当:池田・濱坂)まで、氏名、ご所属、ご連絡先を
お知らせください。(Tel: 03-5225-9352 / E-mail:
info@jen-npo.org

JENのインドネシアでの活動をもっと知りたい?
くわしくは、こちらを

http://jenhp.cocolog-nifty.com/emergency/cat21582655/index.html

11月 12, 2009 事務所・スタッフ企業の皆さまからのご支援支援物資配布インドネシア スマトラ沖緊急支援 |

2008年9月25日 (木)

学校へのトタン配布

現在、サイクロンでトタン屋根が飛ばされてなくなってしまった学校に、トタンの配布を行っています。
「子どもたちが少しでも快適な環境で勉強できるよう、トタンがもらえるのはとても嬉しい」と先生方はおっしゃいます。
ある学校では、感謝の気持ちをこめ、子どもたちが歌を歌ってくれました。

トタンの配布先は、骨組みが残された学校ばかりではありません。
今、サイクロンの被害に遭った多くの学校が、土台さえない状態です。
現状では狭い仮設の小屋で、午前と午後に学年を分けて授業が行われています。このため普段の半分の時間しか勉強ができない状態が続いているのです。
これらの学校が再建される際にも、JENが支援するトタンが役立てられます。

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9月 25, 2008 緊急支援ミャンマー企業の皆さまからのご支援 |

2008年8月21日 (木)

日本からトタン到着&譲渡式

8月6日、イオングループ様ご提供のトタン約1万枚がヤンゴン港より提携先であるミャンマー商工会議所連盟の倉庫に到着しました。
12日、野川在ミャンマー日本大使および同連盟のウィン・ミント会頭のご出席の下、トタンの譲渡式を開催しました。
トタンの配布事業は、日本政府、民間企業、NGOの3者が協力して実施しています。

現在、ミャンマー商工会議所連盟と協力して、トタンの配布先として学校を中心に調査しているところです。
被災地の小学校では、プラスチックシートを屋根代わりにして利用していたり、建物が全壊したりしている状態です。
学校に通うことにより、友だちに会って話をする機会が生まれ、サイクロンの悲しみや恐怖を和らげることができます。子どもたちの教育の場を提供することは、心のケアとして重要な意味を持っているのです。

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8月 21, 2008 ミャンマー企業の皆さまからのご支援 |

2008年7月24日 (木)

日本から、トタンが到着

24th_july_cgi  ジェンは、シェルター・キットの配布に加え、イオングループ様ご提供によるトタンの配布事業を実施しています。

 サイクロンによって多くの建物の屋根が吹き飛ばされた結果、家の資材となるトタンの需要が高くなっています。しかし、物資が現地で調達できないため、緊急支援物資として日本で調達、現地へ輸送し配布することになりました。

 写真にある約1万枚のトタンは、被害にあった公共施設などの建物の屋根を修復するために使用されます。24th_julycgi 

 7月1日、トタンを載せた輸送船は横浜港を出発、22日に無事ヤンゴン港に到着しました。現在、ヤンゴン事務所では、ミャンマー商工会議所連盟とともに屋根修復が必要な場所の選定を急いでいます。特に支援が届き難い地域での配布を予定しています。

JENは今回の緊急支援のため、募金を受付けています。みなさまのご理解、ご協力をお願い致します。

郵便振替口座番号:00170−2−538657  口座名義:JEN
※通信欄に「ミャンマー」とご明記ください。

7月 24, 2008 ミャンマー企業の皆さまからのご支援支援物資配布 |