熊本地震から1年半・熊本の農業・観光業の挑戦
熊本地震から1年半余り。熊本市内中心部を歩くと、地震の爪痕は見当たらないようにみえますが、市外ではいまだに地震の影響が地域の産業に大きな影響を残しています。
地震前は修学旅行生を中心に、多くの観光客を惹きつけていた阿蘇市は、地震後、大口の旅行客のキャンセルが相次ぎました。地震により、熊本市と阿蘇を結ぶ列車と、幹線道路が寸断された現在、唯一残った山道を通って阿蘇まで来る旅行者は限られており、観光業も、阿蘇の食と観光資源である田園風景を創り上げている農業も、地震前のレベルに戻す目途がたっていない状況が続いています。
熊本地震後、JENは熊本で長年若者の人材育成を行う一般社団法人フミダスとパートナーシップを結び、「明日の熊本塾(あすくま)」、地震後の社会の再生に携わる若手人材の社会的起業を支援してきました。参加者のなかからは、コミュニティカフェの運営、農作物加工品の販売等、様々な取り組みがうまれました。
あすくまがいったん2017年3月に終了してから半年余り。今度は、地震の影響が未だ続いている観光地で奮闘する方々を支えるためのあすくまⅡが始まる予定です。前回のあすくまでは熊本各所からいらした個人の参加者を対象としていましたが、今回は事業地を阿蘇市と南小国町の2か所にしぼり、地域の方々のチームによる課題解決に伴走します。
計画づくりとパイロット事業など、熊本の明日をつくるプロジェクトにご期待ください。
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