【熊本地震】被災状況調査
被災された方々の中には自宅の片づけが難しい高齢の方々なども多数おられます。こうしたことを肩代わりして行うボランティアの要望を聞く調査に参加しました。
自力で、また親族や友人の手助けを得て家の片づけを行っている方々もおられましたが、その多くは余震が怖くて車の中やテントで夜を明かしておられます。ビニールハウスで寝ているという方もおられました。
歩いて家々を外から拝見したところ4分の1くらいが全壊している様子でした。余震により自宅が倒壊するかもしれないという恐れを科学的に軽減することが必要です。本格的な損壊診断が開始されるようです。
避難所を回らせていただくと、それぞれが特有の状況を抱えていることが垣間見えます。中には自治会が被災された方々の支援をしっかりと行っているところもありました。
避難所運営を担当されている住民の方は「私達は被災者であるといっても元気なのだから支援を待ち続けているだけではだめだ。自ら動いていかなければ」とおっしゃっていました。
自らも被災者である同行していたボランティアの学生はこうした言葉に勇気づけられるとともに「もっと勉強に励んでいきたいと思う」と話していました。
現地には物資が十分に入ってきており、他の地域からボランティアが続々と来ています。それでも足りない支援があり、JENは被災された方々に必要なそうした支援を確定し、実施していきます。