コレラ感染者大量発生のその後
ハイチでは、2010年の大震災以後、各地でコレラ患者が大量に発生しました。ハイチ政府の統計では、2010年10月から2014年1月までの間で、コレラ感染者が698,304人を記録しました。
2013年に限ると、58,505人になり、2012年の100,000人から大幅に減少しました(注1)。2014年はさらに半減し、約26,000人になりました(注2)。
ここまで見ると、コレラ感染数は震災直後と比べると大幅に減り、成功したように見えます。
しかし、2015年1月から8月の感染者数は21,666人に上り、2014年の同じ期間と比べて147%も増えました(注3)。このデータを見る限り、各機関のコレラ対策の限界が見えてきました。
コレラは患者の糞便や吐瀉物に汚染された水や食べ物を口にすることによって感染します。ハイチでは、特に貧困層の人びとが安全な水、衛生施設や保健所へアクセスするのが困難であり、コレラ感染が止まらない状況につながっています。
また、資金不足も理由のひとつに挙げられます。国連が必要と掲げる2014年から2015年の資金は、まだ目標額の46%しか集まっていません。資金が集まらなければ、安全な水を提供する施設などの衛生施設を建設することができません。
これらの問題が解決されない限り、コレラを完全に消滅させることは困難かもしれません。
JENは一人でも多くの方に安全な水を提供できるように、引き続きサポートしていきます。
【首都中心街を流れる川。ゴミなどが捨てられている】
(注1)UN fact sheet: Combatting cholera in Haiti. (United Nations, 2014)
(注2)Haiti: 5 things you need to know. (UNOCHA, 2015)
(注3)Haiti: Cholera figures as of August 2015. (UNOCHA, 2015)
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