【速報】「水なし米」と「水あり米」
皆さんこんにちは、ナマステ・チームの原口です!
今日は、山の中の村の被災の状況についてお伝えします。
世界一高い山のあるエベレストを持つネパールは、山々に覆われた国です。都市も町も、山の合間にでき、ほとんどの村人は、山の斜面・山頂に住んでいます。いまだに支援が届いていない人たちのニーズを調査していると、いろいろな山の暮らしが見えてきました。
今、ネパールは雨季(7~8月)に入り、どこも田植えの真っ最中です。ネパールでは、米の二期作を行っていて、一期目は雨期の前に収穫されました。 これを、「水なし米」と呼んでいます。現在植えている米は、「水あり米」と言って、「水なし米」より美味しいのだそうです。何となく、わかる気がします。
ヌワコット郡タナパティ村(首都カトマンズから、車で2時間半)を調査中、山のような食器を抱えた一人の女性とすれ違いました。ドゥルガさん、妊娠8か月の女性です。
家族総出で、田植えをしており、お昼ご飯を持って行った帰りにお会いしました。
【食器をもった女性が向こうから歩いてくる。このお腹。恐る恐る聞くと、やはり妊娠8か月。家族総出の田植えに昼食を持って行った帰り】
日本の昔も、こんな様子だったのかなあと思っていると、妊娠8か月なのに、不安定な田んぼの畦道を、稲の苗を両手に持って、ドゥルガさんが運んでいます。
私が、
「妊婦さんなのに、よく働くなぁ~」 と言うと、
現地スタッフが
「【おしん】って知ってる?こっちでは、【おしん】が有名で、この名前をつけている人もいるのよ」
とのことでした。
ネパールの女性は明るくて、働き者です。皆、震災で悲しい経験をしていても、前に進むために、明るく働いているのだと思います。JENはこのような元気な女性たちと一緒に、震災からの復興に向けて、支援活動を進めていきます。
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