水路の修理
「人々に安全な水を届けるための支援」と聞いて、皆さんはどのような活動を思い浮かべるでしょうか。井戸を掘る、貯水槽を建設する、などの支援を想像された方が多いのではないでしょうか。
JENがハイチで行っている活動のひとつに、水路の改修があります。
遠く離れた水源から、人々が住む村々まで水を運ぶ水路の建設・改修も、安全な水を届ける支援のひとつの形態と言えます。水路を村々の水供給施設(キオスク型給水施設など)に接続することで、現地の人々はそれぞれのコミュニティで、安全な水を使用することができます。
住民の方々が自分の村で安全な水を手に入れられれば、遠く離れた水源まで毎日水を汲みに行く必要が無くなり、また村の中に存在する汚染された水を使用することを避けられます。
【改修工事を行った水路】
JENハイチ事務所は、日本の外務省及びハイチ事業を支えて下さっているお一人おひとりの皆様のご支援により、今年約6kmにわたる水路を改修しました。老朽化した水路の水道管の中には、廃棄物が詰まっているものや、水道管の部品(弁など)が壊れているものもありました。
改修が行われたことで再度機能するようになった水路は、西県パルム地域のマシュー地区の人々へ安全な水を届けています。
【古い水道管から出てきたごみ】
【水道管の部品(白い部分)を交換】
【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】
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