衛生トレーニング修了証
JENがハイチで行っている主な活動の一つに、現地コミュニティでの衛生促進ボランティア育成があります。現地でボランティアになることを希望する人々にJENスタッフが衛生についてのトレーニングを行い、今度はこのボランティアの人々が各コミュニティの住民にその知識を伝えます。
昨年12月から始まった一連のトレーニングが終了し、今月、ボランティアの方々にジェンから修了証が手渡されました。
【修了証授与】衛生に関するトレーニング、と聞いても、日本ではなかなかなじみがない活動かもしれません。どのような内容のトレーニングなのでしょうか?
【トレーニングの様子】JENのトレーニングの内容には、手の洗い方、トイレの使い方、安全な水を使用する大切さ、ハイチで感染が見られるコレラ、マラリア、デング熱、チクングニア熱の予防の仕方、などがあります。例えばコレラを防ぐための知識として、路上や小川などの汚い水を飲まず、飲み水はキオスク型給水施設のものを使うこと、きちんとトイレを使用すること、ご飯を食べる前には手を洗うこと、といった内容を伝えています。また、コレラによる脱水症状を防ぐために飲む生理食塩水(人間の体液とほぼ同じ濃さの食塩水)の作り方もトレーニングで学びます。
【修了書を受け取るボランティア】
コレラ、マラリア、デング熱、チクングニア熱などは、適切な予防知識を持つことで防げる病気です。各コミュニティの人々が感染症に悩まされず健康に過ごせること、衛生的な状況で生活できること、これはJENハイチの活動目的でもあり、各コミュニティの人々の願いでもあります。
この目的に向けて、今度はこのボランティアの人々自身が自分たちのコミュニティで衛生に関する知識を人々に伝えていきます。
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