« 2014年9月 | トップページ | 2014年11月 »

2014年10月30日 (木)

クレオール語でこんにちは

 ハイチには公用語が2つあります。フランス語とクレオール語です。
 クレオール語は、ハイチの人々が日常的に使っている言葉で、フランス語は書面や公式な場で使われることが多いです。

 JENハイチ事務所でも、事務所長およびハイチ人スタッフは通常クレオール語で会話をしています。
 
 いくつかクレオール語の言葉をご紹介したいと思います。

 こんにちは Bonju (ボンジュ)
 ありがとう Mèsi(メシ)
 どうもありがとう! Mèsi anpil(メシ、アンピール!)
 問題ありません Pa gen pwoblèm(パゲン プウォブレム)
 えぇ!?本当に? Sa’wm dim la(ソームディムラー)

 お気づきのかたもおられるかと思いますが、フランス語の表現と似ている言葉もあります。
ハイチに来られる機会があれば、ぜひクレオール語であいさつをしてみてください。

(筆者:JENハイチ事務所の日本人スタッフにもクレオール語を教えています)

141030_7

 オフィス・アシスタント
 クローデル・ブルジェ

【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

【JEN設立20周年記念の取り組みについてはこちら

10月 30, 2014 ハイチ, 文化、生活、習慣 |

2014年10月16日 (木)

「手を洗おう」ポスター@ハイチ

 ここハイチ事務所でも、ジェン20周年記念「手を洗おう」ポスターを掲示しています。この機会に、「手洗い」について、深く掘り下げて紹介したいと思います。

141016_9


「手洗い」は、多くの人にとって、無意識的な行為です。しかし、水・衛生分野の専門家の私から言わせれば、単なる「手洗い」で片づけるわけにはいきません!

 私は仕事柄、必要な場面で現地の人々がより多くの時間を手洗いに割くよう、その重要性を伝えています。また、手洗いがコレラなどの感染症の発生を大きく食い止める場面を見てきました。このブログを読んでいる皆さんは、「手洗い」が途上国のみに必要なものであると考えるかもしれません。しかし、実はそうでもないのです。

 第二次世界大戦の後、抗生物質の使用が一般的になり、「手洗い」の重要性がないがしろにされるようになりました。抗生物質を飲めばバイ菌が殺せるからいいじゃないか、と人々は思ってしまったのです。ウイルス性の感染症にかかると抗生物質を飲むよう処方されることも、人々がそう思う一因となりました。

 私の母国フランスで、最近大規模な「手洗い」キャンペーンが行われたのは新型インフルエンザ(H1N1)が流行した時です。しかし、フランスでは結局、予防注射のほうが石鹸よりも多く売れたのです。予防注射よりも手洗いのほうが、新型インフルエンザへの予防策としては有効にもかかわらず。

 ここハイチでは、手洗いは何より重要です。それにはいくつか理由があります。
 

【手洗いを学ぶ子どもたち】
141016_10


 まず、手洗いによって予防できる感染症であれば、手洗いに全力を尽くして予防すべきなのは言うまでもありません。そして、ハイチの人々の多くは、病気にかかっても薬を買うことが経済的に困難なので、予防は非常に大切です。また、ハイチの医療に大規模な感染症の発生に十分に対応する能力がないことも、残念ながら事実です。

 もちろん手を洗うだけでは病気の伝染を防ぐことはできません。「適切な方法で」洗う必要があります。

 手洗いの効果を出すためには約30秒間必要なのをご存知ですか?私たちの生活においても、正しく手洗いをしている人はまれで、そうしている人は少々「手洗いオタク」に見えるかもしれません。みなさんは30秒間手を洗っていますか?洗っている方は逆に少ないのではないでしょうか。

 ハイチで私が初めてフィールド調査をしたとき、地元の人々に手洗いをやってみせてもらうよう1日中お願いして回りました。驚いたことに、外科医よりもきれいに、と言っても過言でないほど、住民の方々はきちんと手を洗えるのです。ではハイチではいったい何が問題なのでしょうか?

 私たちが苦労しているのは、人々に「どうやって手を洗うのか」を教えることではありません。なぜならば、人々は既に知っているからです。むしろ、「手洗いをすることは効果があることだ」ということを伝え、そのための継続的な努力を促すことなのです。

 最後に、水と衛生の専門家として、「手を洗おう」キャンペーンに一言、付け加えさせてください。
「手を洗おう、石鹸で!!」と。

 ハイチ事務所長
 ルドビック・ブランコ



【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。ご寄付は、こちらから受け付けております】

【JEN設立20周年記念の取り組みについてはこちら

10月 16, 2014 ハイチ, 事務所・スタッフ, 衛生教育 |

2014年10月 2日 (木)

衛生トレーニング修了証

JENがハイチで行っている主な活動の一つに、現地コミュニティでの衛生促進ボランティア育成があります。現地でボランティアになることを希望する人々にJENスタッフが衛生についてのトレーニングを行い、今度はこのボランティアの人々が各コミュニティの住民にその知識を伝えます。

昨年12月から始まった一連のトレーニングが終了し、今月、ボランティアの方々にジェンから修了証が手渡されました。

【修了証授与】
141002_4衛生に関するトレーニング、と聞いても、日本ではなかなかなじみがない活動かもしれません。どのような内容のトレーニングなのでしょうか?

【トレーニングの様子】
141002_5JENのトレーニングの内容には、手の洗い方、トイレの使い方、安全な水を使用する大切さ、ハイチで感染が見られるコレラ、マラリア、デング熱、チクングニア熱の予防の仕方、などがあります。例えばコレラを防ぐための知識として、路上や小川などの汚い水を飲まず、飲み水はキオスク型給水施設のものを使うこと、きちんとトイレを使用すること、ご飯を食べる前には手を洗うこと、といった内容を伝えています。また、コレラによる脱水症状を防ぐために飲む生理食塩水(人間の体液とほぼ同じ濃さの食塩水)の作り方もトレーニングで学びます。

【修了書を受け取るボランティア】

141002_6コレラ、マラリア、デング熱、チクングニア熱などは、適切な予防知識を持つことで防げる病気です。各コミュニティの人々が感染症に悩まされず健康に過ごせること、衛生的な状況で生活できること、これはJENハイチの活動目的でもあり、各コミュニティの人々の願いでもあります。
この目的に向けて、今度はこのボランティアの人々自身が自分たちのコミュニティで衛生に関する知識を人々に伝えていきます。

【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

【JEN設立20周年記念の取り組みについてはこちら

10月 2, 2014 ハイチ, 衛生教育 |