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2014年8月 7日 (木)

離任のご挨拶

経理総務担当としてJENハイチ事務所に赴任したのは、ちょうど去年の今頃のことでした。初出勤日、事務所には約20人のスタッフが働いていたので、スタッフ全員の顔と名前をすぐに憶えられるか不安だったのを覚えています。ほとんどのスタッフはクレオール語とフランス語を話しますが、着任当初私はどちらの言語もできなかったので、コミュニケーションが取れるかどうかも心配でした。

そして一年が過ぎ、拙いながらも現地語であるクレオール語で、現地スタッフとやり取りをすることを楽しんでいます。そして、ハイチ流の生活の仕方も学びました。ハイチ事務所に出勤して毎朝まず行うことは、現地スタッフ全員と握手をすることです。これはハイチ流の朝の挨拶ですが、初対面で無い人に毎朝握手をするこの習慣に慣れるには時間がかかりました。

仕事については、ご支援いただいている皆様から頂いた資金を適切に使用し、プロジェクトがスムーズに実施されるようサポートすることが、総務・経理担当としての私の役割でした。関係機関に提出する申請書の準備や、プロジェクトの実施について調整するのもやりがいのある仕事でした。


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衛生イベントの様子 (トラックの荷台で衛生キットを配る筆者)

また、私は首都ポルトー・プランスに住んでいたので、毎日首都からレオガンに通勤していました。着任当初は、時間がかかる通勤が大変でしたが、この通勤時間を、毎日ハイチ出身の運転手とのクレオール語の練習に充てることができ、運転手との会話が言語習得のモチベーションになりました。私にとって、世界で最も貧しい国の一つとされている国に住むこと、そして水・衛生分野で仕事をするのは初めての経験であったため、毎日が新しいことの連続でした。ハイチの人々が抱えている水・衛生についての問題を知り、ハイチ政府がどのように現状を改善しようとしているのかも実際に現場で目にしました。キオスク型給水施設や貯水槽の建設、そしてハイチの人々の衛生環境を改善するための衛生促進活動にも携わることができました。

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現場視察の様子

残念ですが、ハイチに別れを告げる時がやってきました。10月からは新しい国に引っ越す予定ですが、ハイチの人々の笑顔と笑い声を私はずっと忘れません。ハイチの人々の生活環境は厳しいですが、人々はとても優しく、フレンドリーです。ハイチが次世代の人々にとって、より発展した国になりますように。

ハイチ滞在中、支えてくださった皆さん、ありがとうございました。

Orevwa Ayiti! (クレオール語で、「さよならハイチ」)。

Photo_8 ジェン・ハイチオフィスのスタッフ

総務・経理担当

和田志保

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8月 7, 2014 ハイチ |