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2014年7月10日 (木)

ワールド・カップ

 サッカーはハイチの国民的スポーツです。ハイチのサッカーチームが初めて国際試合を行ったのは1925年3月22日のことです。ワールド・カップに初出場したのは1974年で、この年はハイチのサッカー界においては歴史的な年となり、多くの人々がラジオやテレビでサッカーを観戦しました。それ以来、テレビでサッカーを観戦するのがハイチの人々にとって一般的なこととなりました。

 ハイチのサッカーリーグは12チームにより構成されています。一番有名なのは「レイシング・クラブ・ハイチ」、「ヴィオレット」そして「エーグル・ノワールAC」です。ハイチの人々はテレビでサッカーを見るのが本当に大好きですが、一方でスタジアムに足を運ぶことはあまりありません。週末には多くの人が、スペイン、イングランド、イタリア、フランスなどのサッカーリーグの試合をテレビで見て楽しみます。

 2014年のFIFAワールド・カップもハイチの人々の生活に大きな影響を及ぼしています。ハイチのチーム(通称グルナディエー;精鋭の兵士、という意味)は残念ながらワールド・カップには出場できませんでしたが、多くの人がブラジルやアルゼンチンを応援しています。それらの国々を応援している人々は、自分たちの車や家、住んでいる通りに国旗を飾ったり、応援しているチームのブレスレットやキーホルダーを付けたりしています。

140710_2【Le Nouvelliste紙より引用(2014年6月18日)】

 ワールド・カップ開催中、人々はどこでもテレビでサッカーの試合を見ています。テレビが見られない人は、ラジオで試合を応援しています。テレビを乗せた移動式パブも出現し、人々はその移動式パブの周りに集まってサッカーを見ます。政府までも、薄型TVを都市および田舎に配布し、宝くじ屋、オフィス、庭などあらゆる場所でサッカーを観戦する人々が見られました。サッカーに熱中するあまり、多くの人々が仕事にならず、町の交通量が少なくなったほどです。

 応援しているチームがゴールを決めると大きな歓声が上がり、勝つと大騒ぎになります。通りではバンドが音楽を演奏し、特にブラジルが勝ったときは盛り上がります。負けた時はみんなで悔しがり、試合が終わった後は、ワールド・カップの話で持ち切りです。2014年のワールド・カップをハイチの人々は大いに楽しんでいます。



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7月 10, 2014 ハイチ |