3月22日は何の日か知っていますか?
答えは「世界水の日」で、1993年に国連総会で定められました。
JENハイチでの支援活動は水に関わるものなので、この日にちなんで水の重要性について住民の方に伝える良い機会にし、特別なイベントを実施しようと考えました。
JENは現在18のコミュニティにおいて事業を実施していますが、そのうちの4つのコミュニティにおいて衛生促進活動の実施を決定しました。その中でこのイベントは、水管理委員会や衛生促進ボランティアとともに時間をかけて計画しました。
イベントでは主に、水の保護方法、汚染された水の処理、水をきれいに維持管理する方法等に焦点を合わせました。水処理の重要性を示すため、「Dlo+Tretman=Sante」というスローガンを掲げました。「水処理は健康につながる」という意味です。音楽や演劇、ゲーム等を用いてイベントの準備をし、多くのボランティアが準備段階からサポートしてくれました。
西半球で最も貧しい国と言われている通り、ハイチはNGOや国際機関からの支援に頼っているのが現状です。私たちは、過去4年以上ハイチで活動してきた経験から、多くのハイチ人は共用施設の維持管理に対して責任を持つことに消極的で、NGOや国際機関がその責任を負う事に頼ってしまっていることがその原因だと理解しています。
JENのハイチでの活動の目的の一つは、コミュニティが自立して給水施設の維持管理を長期的に行なえる環境作りをサポートすることです。
こうした理由から、より多くの住民がこのイベントで行なう紙芝居やクイズに参加できるよう事前に練習する機会も設けました。また、UNICEFやMSFといった団体から以前寄付された衛生キットを、住民に配布しました。ただし、事前練習に参加したり、このイベントの活動に参加した住民のみが、この衛生キットを受け取ることが出来ると事前に住民に説明しました。
コミュニティの大人たち、子どもたち、皆がこのイベントを楽しみ、重要なことを学んだのではないか、と考えています。
【「世界水の日」バナー】
【JENスタッフによる水処理トレーニング】
【「Dlo+Tretman=Sante」(水処理は健康につながる)スローガンが入ったブレスレッドを巻いています】
【衛生キットの配布】
【演劇やゲームを見る為に住民が集まりました】
【手洗いの適切な方法の練習をする子どもたち】
【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】