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2014年1月23日 (木)

震災から4年が過ぎて

 2014年1月12日で、あの大地震からちょうど4年がたちました。特にそのための記念式典はありませんでしたが、ハイチの人々すべてがそのことを思う一日でした。私達全員が耐えてきた4年間でした。

 ところで最近、人道支援に関する興味深い全国調査の結果が公表されました。その調査の主な目的は、支援の対象が適切だったか、NGOの活動が人々の必要としていることとマッチしていたか等を検証することでした。この調査は地震発生後の長い期間にわたって、1000万人ほどとみなされる全人口(2013年)の内、全国の100万人以上の人々を対象にして行われた調査です。

 特筆すべきことは、多数の人々(70%)が人道支援に満足したということです。中でも人々が最も感謝しているのは「医療支援」でした。医療サービスが脆弱なこの国において、このことは十分理解できます。現在でも、国内や国際団体によって提供されている医療サービスを、人々は大変ありがたく感じています。しかしながら、ハイチでは今も民間信仰が根強く残っていて、それに応じた伝統薬が広く使われていることも忘れてはなりません。

 2番目に感謝されているのは、NFIと呼ばれる非食料品の配布でした。木材やビニールシートや板金など、地震直後に仮設の小屋を建てるために配給された物資です。今でも避難所が少し残っていますが、ほとんどの人々は定住用の住まいを得ることができました。

 メディアや政治家たちが、地震直後にハイチの再建について語っていたのを思い出しますが、4年経った今でも、ハイチが再建されたとはとても言えません。語られていたことと正反対になっていることも確かにあります。
 最近のニュースで、医療センター建設に関する謝罪が報道されていました。この医療センターは、太陽光発電を全面的に採用し、最新の設備を備えた国内最大の病院になる予定でした。さらに余った電気は他用途としてネットワークに送られることになっていました。
 このような現実離れした計画は、先進国と言われる私の国(フランス)でもほぼ不可能だと言えると思います。発展途上国が、新しい技術やドラッグ等の展示場になるのは残念な話です。もちろん上手くいくこともありますが、犠牲になるのはいつも同じ人たち、というのは悲しいことです。

 ハイチ事務所長
 ルドビック ブランコ



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1月 23, 2014 ハイチ, 政治、経済、治安 |