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2013年10月17日 (木)

ハイチ軍の再生

 1804年にハイチは当時の統治国フランスから独立し、軍隊を創設しました。

 途中1915年のアメリカによる占領など様々な浮き沈みはありましたが、FADH(ハイチ国防軍)はその後190年以上正規軍として活動した後、兵士のクーデターを恐れたアリスティド大統領が1995年に解散させました。
 実際、独裁者ジャン・クロード・デュヴァリエ(「ベビー・ドク」)が失墜した1986年以降1995年までの間、ハイチ国防軍はほとんどのクーデターに関与したのです。(その9年の間に、なんと13回政権が変わりました!)

 現大統領のミシェル・マーテリーは、2010年の選挙活動中に国防軍の再創設を約束し、2004年以来駐留している「MINUSTAH(国連ハイチ安定化ミッション)」と呼ばれる国連PKO軍を快く思わない多くのハイチ人を喜ばせました。

 しかし、マーテリー政権の最初の2年間は新国防軍の創設についてあまり語らなかったので、41人の若いハイチ人がエクアドル軍で秘密裏に10か月間訓練を受けたあと帰国したと聞いて、人々は本当に驚きました。

 2013年9月初めにハイチに戻ったその若い兵士たちは、実地訓練のためアルティボニット県に配属されました。技術者や工兵として訓練を受けた彼らが、新ハイチ軍の最初のメンバーになります。将来、新ハイチ軍は国境や沿岸線を警備し、国家警察が麻薬取引などと戦うのを支援し、自然災害時に国民を救助することになるでしょう。

 今のところこの41人の兵士たちは、少なくとも2015年までは武器を携行しないことになっています。そのことは国民に歓迎されていますが、多くの疑問があります。軍隊は最終的に何人くらいの兵士になるのか? いつ武器を携行するようになるのか? PNH(ハイチ国家警察)とどのように任務を分担するのか? 

 そして旧ハイチ軍の兵士たちについてはどうするのか? 41人の兵士たちより18歳以上年上になる彼らの大部分は新ハイチ軍に加わりたいと思っていますが、政府はそれを断固拒否しているのです。その結果、現在、旧兵士たちはマーテリー大統領の年末までの退任を求めて政治的敵対勢力となっています。近いうちに問題が持ち上がる可能性があります。



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10月 17, 2013 ハイチ |