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2013年3月21日 (木)

新プログラム・オフィサーの自己紹介

 私の人道支援との関わりは高校生の時に始まりましたが、その頃ははっきりと意識していたわけではありませんでした。当時、消防署で働くことを目指して学校に通っていました。しかしこの仕事は私には向いていないと感じるようになりました。そこで水管理分野に注目し、その中で公衆衛生のための汚染のない安全な水へのアクセスについて学び始め、ルーマニアで4か月間のトレーニングを受ける機会を得ました。

 その後、イギリスで給排水について学び、開発途上国におけるマネジメントの知識を得ました。その時の研究テーマはインドでもっとも貧しい州であるウッタル・プラデーシュ州での生活用水処理の実現です。これが私にとって初めての海外経験でした。私はフランスの海外県であるインド洋の小さな島“リユニオン”出身なので、このように出かける機会がありませんでした。島を出て、家族の元を離れる際には、世界観を広げて、考え方や知識、文化の異なる多くの人に出会うチャンスを数多く持つことを決意しました。

 研究修了後、直ぐにフランスの水衛生関係のNGOで働き始め、ブルンジに行きました。そこではプログラムマネージャーとして18か月間勤務し、経験を積みました。ブルンジでは3つのプログラムに携わり、1つはコンゴからの難民キャンプ(6500人規模)での水衛生管理、残り2つは水管理ネットワークの構築と衛生啓発、水管理委員会や設備管理の研修でした。

 その後、1年半の間、フランスで生活排水処理の公共サービスの仕事をし、再びフランスのNGOで働く機会を得て、ヨルダンでのシリア難民支援に携わりました。そのNGOは難民キャンプで最初に水衛生分野での支援を始めたNGOでした。そこでは8か月間、4つのキャンプで水の供給と排水管理を行い、さらに別の5~6万人規模のキャンプで衛生啓発とおむつの配布を行っていました。

 そして、3月からJENに加わり、ハイチで働いています。ハイチの事業はブルンジでの経験によく似ています。ヨルダンでの出会いがJENとの最初のつながりです。

 ちなみにスポーツが好きで、時間があるときにはエクストリームスポーツをしています。

ハイチ事務所 ルドビック・ブランコ

3月 21, 2013 ハイチ |