« 「キタ・ナゴ」がもたらしたもの(パート1) | トップページ | アクセスの難しい事業地・ゴマンでの成果 »

2013年2月 7日 (木)

「キタ・ナゴ」がもたらしたもの(パート2)

 地元の新聞に掲載されていた記事を読んで、「キタ・ナゴ」にはさらに多くの意味があることを知りました。
 
ハイチの現地語であるクレオール語で頻繁に使われる「Mwen pap fe yon pa Kita,yon pa Nagoという表現があり、直訳すると「小さな一歩も長い一歩も踏まない」、意訳すると「私は動かない、ここにいる」という意味です。  キタとナゴはハイチの信仰の一つであるヴードゥー教で信じられている、21の国の中の2つでもあります(ヴードゥー教は、アフリカの複数の国から連れてこられた奴隷たちの信仰や習慣などがベースとなってできたため、ヴードゥー教の儀式では奴隷たちの出身国や部族の名前が多く使われています)。キタ国民は繊細な足を持っていて、ナゴ国民はとても持久力があると考えられています。

 シンボルに使われている木のY字のYはヨルバ族(Yoruba)のYで、奴隷時代にはたくさんの奴隷がヨルバ族から連れてこられたと言われています。このシンボルはヴードゥー教の儀式でヤム(イモの一種)を食べる際にも使用されています。樫の木は、過去には重要な国の資源の一つであり、ハイチがフランスから独立する際に課せられた賠償金の支払いにも多く使われました。

 この行動のもう一つの重要性は、ハイチ国民が外国の支援を受けなくとも、地元にある資源(人的・物質的両面)のみで物事を行えるということを示す機会であるということです。

 700キロは50キロごとに14段階に区切られています。これは、イエス・キリストが死刑判決を受けてゴルゴダの丘で死刑に処されるまでの道中を区切った14ステーションを象徴しており、処刑されてなお復活を遂げたキリストのように、失敗も大きな勝利に転じることができるというメッセージが込められています。

 この行動は、ハイチ人に対して、ハイチの環境のために植林するよう呼びかける良い機会でもあります。レジワからウアナマントへの道のりは、キタ・ナゴ・ロードを人々の心に刻むものであることは間違いないでしょう。

 人々は、「運んでいる木が話す」と言っています。おそらく本当なのでしょう。こういったメッセージを人々に訴えかけながら、この木はたくさんの人々の心に響き、多くのコミュニティーに希望をもたらしました。

 ところで、「キタ」と「ナゴ」と聞くと、上述の意味とは関係ありませんが、日本でも地理的に相反するところ(北と南(沖縄県名護市))にも通じるものがありますね。

☆☆☆☆☆ 参加者大募集中! ☆☆☆☆☆

2/18、2/20 ニュージーランドワインのチャリティ試飲会を開催いたします!

東京会場
■日時:2013年2月18日(月)18:30 – 20:30(18:00開場)
■場所:ザ・リッツ・カールトンホテル東京 2階 グランドボールルーム

大阪会場
■日時:2013年2月20日(水)18:30 – 20:30(18:00開場)
■場所:ホテルモントレ大阪

お問い合わせ、お申込みは、こちら


☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆

2月 7, 2013 ハイチ, 文化、生活、習慣 |