« ハイチの教育 | トップページ | 「キタ・ナゴ」がもたらしたもの(パート2) »

2013年1月24日 (木)

「キタ・ナゴ」がもたらしたもの(パート1)

「キタ・ナゴ(Kita Nago)という儀式的な行進がレオガンに近づいており、渋滞を引き起こすと考えられるため、できるだけ近づかないこと」
このメッセージが治安対策ネットワークを通じて私の携帯電話に届いた時、意味がわかりませんでした。なぜ行進がこの街に近づいているのか、また、有名な儀式であればなぜ今まで聞いたことがなかったのか?

すぐに、たくさんの追加情報が届きました。中には矛盾している内容もあって、混乱するほどでした。それと同時に行進中の集団が街の中心部に到着しました。とても穏やかで幸せそうでしたが、同時にとても疲れて見えました。
それもそのはずです。この人たちは、Y字型をしたとても大きくて重い木を交代で運んできたのですから。ハイチ南部の半島部分で見ることができる、とても古くて美しい樫の木でできていました。

1週間後、「キタ・ナゴ」についてもっと知ることができました。ハイチ共和国の独立記念日にあたる1月1日にレジワというハイチの最も南西にある街を出発し、ウアナマントという最も北東に位置する街まで、実に700キロもの距離を歩くという試みでした。みんなで協力して木を運ぶことによって、参加者たちは他のハイチ人に、「みんなが協力すればどんなことでも可能になる」ということを示そうとしていました。

何十年にも渡る国の混乱のせいでコミュニティーの結束が失われてしまったハイチでは、このような新しい象徴的な行動はとても意味深い、またユニークな試みとして、評価されるべきだと思います。

(次回に続く)

1月 24, 2013 ハイチ, 文化、生活、習慣 |