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2012年8月 2日 (木)

公共電力の供給を受けるためには②

 そういった状況を知ってはいましたが、ジェンのレオガン事務所に公共の電気をひこうとした際、大変さを実際に体験することになりました。
 事務所に電気をひくために必要なケーブルの長さを図るための現場調査をするための技術者が来るまでに一か月以上。それでも、レオガン市街地の中心に事務所があり、電柱がすぐ隣にあるという状態は、恵まれていると考えるべきでしょう。

【写真:レオガン事務所】
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 最近ではハイチ電力にはケーブルのストックがないため、家主が高価なケーブルを買わなければいけません。1フィート(約30センチ)が2ドル50セントするので、ジェンの事務所にはケーブル代だけで450ドルかかることになります。ハイチ電力へ支払う登録料の250ドルを足すと、合計700ドル。そこまでしても、安定した電力供給は受けられません・・・

 今回かかる費用は、仕事に就いている恵まれたハイチ人(失業率の高いハイチでは仕事に就いていること自体が恵まれていると考えられます)の6か月分の月給にも匹敵します。

 安定した電力供給を受けるための最善策は、違法な電気ケーブル接続をやめることなのですが、それを人々に理解してもらうのには、長い時間がかかることでしょう。
 悪循環とはまさにこのこと?

8月 2, 2012 ハイチ, 文化、生活、習慣 |