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2012年7月 5日 (木)

ハイチでの勘定

 ハイチでの勘定は少し特殊です。公式な通貨はハイチアン・グルドなのですが、ある意味非公式な想像の通貨として、ハイチアン・ドルが存在します。
ハイチアン・ドルはアメリカン・ドルではなく、またハイチアン・ドルの紙幣や硬貨が存在するわけでありません。

 1ハイチアン・ドルは5ハイチアン・グルドに相当し、日常の中では、出回っている通貨はハイチアン・グルドだけですが(写真参照)、物の値段はハイチアン・ドルで言われることが多いです。例えば、コーラは25グルドしますが「5ハイチアン・ドルだ」と値段を言われます。

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 他の国で過去に見られてきたように、インフレーションによって通貨の価値が激減し通貨が変更され、それで前の通貨であったであろうハイチアン・ドルの名残があるのかと最初は思っていました。
 しかし、過去に一度もハイチアン・ドルは存在したことはなく、1980年代に固定相場制が採用されていたときの1米ドル=5ハイチアン・グルドの名残のようです。それにしてもいくら名残と言っても20年以上もの間使われ続けるのは不思議です。

 
 そこで、ハイチ人たちに聞いてみると、ハイチアン・ドルのメリットは数字が小さくて済むことだそうです。1000グルドだと数字が大きいけど、ハイチアン・ドルだと200で済むから数えやすい、とのこと。
 結局ハイチアン・グルドで支払うから割り算もしくは掛け算をしないといけないから最終的にもっと複雑なのではと思うのですが、数字が大きいと、数えるのが大変でいくら使ったか分からなくなる、とまたまたハイチらしい面白い理屈がありました。

7月 5, 2012 ハイチ, 文化、生活、習慣 |