ピンク・ハウスで12時!
八千代エンジニアリング/国際協力機構との協働の下、レオガン地区における道路工事労働者支援事業を2012年3月からレオガン市内において実施しています(同じレオガン地区において、ジャパン・プラットフォームの協力により水管理委員会を通じた水衛生改善事業も実施中)。
5月より、レオガン地区での道路補修工事に携わる全ての労働者に対して、毎日正午にセキュリティー・トレーニングを実施しています。
実施場所はレオガン市内の中心に位置するジェンレオガン事務所―ピンクハウスです。
現在、レオガン市内の13か所において、地元の建設業者2社が同時並行で工事を進めています。工事進捗に影響が出ないよう、異なるチームから出席者をピンクハウスに集めて、セキュリティー・トレーニングを実施しています。
トレーニングは、主なセキュリティ・ルールを示した10のショートビデオを使って行われますが、上映中には参加者との活発な質疑応答が行われます。
それぞれの経験に基づいて、現場で何をすべきかすべきではないかについて議論にまで発展することがあります。
トレーニング修了の証として、各労働者はヘルメットにシールを貼られます。また、全ての参加者は、勤務中にヘルメットやベストなどの最低限の防具を装着することに同意する書面に署名します。
どの工事現場でも起こりうる事故がなくても、レオガンにおける道路工事は様々な困難に直面しています。
例えば、水が豊富なレオガン市内では、道路工事のための掘削を行っている途中で水が溢れ出てしまい、水を汲みだすのに何時間もかかることが頻繁に起きています。
ジェンはこのように厳しい環境の下で働く労働者たちが、少しでも事故に遭わずに安全に仕事を遂行できるように、引き続きセキュリティー・トレーニングを実施しています。